少子化が影響する身近な高齢化社会を、ほんの少し考えてみる。

2006.11.06

  日曜は駅伝の日で兜無しなのでちょろりと徘徊。次のライダーは未だわかんないけど、ゲキレンジャーのキャスト、若いです。戦隊物は時代を映す鏡的な面がありますが、今年が”冒険”な年だったのかどうかはよくわかりませんが、来年は、”激”な年になるのでしょうか。”撃”な年にはなって欲しくは無いですが。

さて、先日の夕方の地方ローカル。MBS VOICE "こども少子化対策先進県のヒミツ" 以前紹介したNHKの番組とも重複しますが、おなじみ、福井県の話。私は、用事してたので、要点は奥様にメモって貰った。

■三人以上生まれると、生まれるときから保育にいたるまで経費を無料
■3人目とも保育料無料。医療費も無料

■子育てマイスター制度
(保育士歴35年の保育園の園長とかが子供とお母さんを集めて何でも話しを聞く。
本を読んだりするより、実際の体験を話してくれるので安心。(参加した母親曰く)
核家族が進む中、そういう声を聞いてくれる人がいることが嬉しい。

■福井愛育病院
普通の、小児科診察が終わると、病院横にあるちびっこハウス。病気の子を面倒見てくれる施設。
病気の子供を一時的に預かってくれるので仕事を休まなくてもいい(あずけた親曰く)

■共働き率一番
食事つきで一日2000円。県からの補助がある。(ちびっこハウス利用料金)

■県の結婚相談所。 県をあげて結婚を推進する場所
おせっかいおばさんが県下に総勢200名。
去年は43組の夫婦を誕生させた人もいる。
「孫にもいい縁がまわってくるように・・・・」←おせっかいおばさん曰く

などの概要。MBSのサイト内に更に詳しい記事があると思うので、興味のある方はアクセス願いたい。

少子高齢化問題は、この編集室で少子化についてきちんと書き始めたのは、少子化問題について、ちょっと考えてみる 辺りからで、最近では、移民国家ニッポン 国際結婚も更に増える?女性にモテる方法 なども書いている。このまま少子化が進み、何の対策もしなければ、2100年には日本の人口は5000万人になると言う予測もあるが、そんな近くない未来の話では無く、現実的に押し寄せる高齢化の波は、他人事では無い。

信号を安全に渡れるように重い荷物を持ってくれる人もいない。エレベーターの場所がわからずに、膝の痛みを我慢しながら階段を降りる苦痛にも耐えねばならない。電車やバスで長時間立っていても誰も席を譲ってはくれない。新型の自動販売機の操作方法がわからなくても教えてくれる人もいない。老人特有の人と人との円滑なコミュニケーション術ももはや役には立たない。こう言う場面は、現実に何度も見る機会が増えているが、社会が不親切だからでは無く、周りにいるのも年寄りで、自分の事で精一杯なのだから、些細なボランティアをしたくてもできないケースも増えていると言う事なのだろうと解釈する。老人になったら、一人で生活・活動するのは、辛い事が増える世の中になりそうだ。

これからの老人が、高齢化社会を生き抜いて行くには、少子化による人材難で、幾らお金を払ったところで満足の行くサービス提供が機能しなくなった社会システムには、全く期待は持てないだろうから、信頼の持てる親戚縁者の数少ない若い世代にはもちろんの事、ご近所さんや友人にも親しまれ、いつも行動を共にできるような、例えば仲良しグループに幾つも参加している者が、満足の行く老後を過ごせるのではないかと考える。

もちろん、良い出会いの無い真面目な独身女性への良縁がある機会は、より一層増やすべきだが、先日も、バラエティ番組に出ていた30代のオヤジギャル世代が、相手の家族が(二人の結婚を)勧めても、付き合ってる彼氏と結婚するつもりなぞはハナから無いなどと言っていた。そんな程度の認識なのだろうなとまた落胆させられた。 恋愛は自由だが、いつまでも遊び続けててもいいってもんじゃない。

もし、来年が、これまでとは比較にならないほどに、本当に”激”しく変化する年になるのならば、もしかしたら、ウーマンリブ世代が書いた書籍などに洗脳された 、非婚を主張する事が幸福と信じる女性達も目が覚めるのかも知れないが、私は、もう、日本と言う国が、アジア各国から羨望される今の内に、移民政策をどんどん進めたほうがいいのではないかと思うようになっている。

もちろん、移民政策が本格化すれば、賃金格差や失業率の増加は免れない。企業倒産件数も増加するだろう。本格的な欧米型の競争社会の到来と言う事だ。それでも、日本が滅び、住めない国になるよりはまし だと思います。

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