少子化問題について、ちょっと考えてみる

2005.09.12

 選挙が終わり、朝生風選挙ステーション特番見ています。少子化問題。大問題で、前からちょこちょこ書いてて、こちらで書いたように、先進諸国全てが持つ問題で、結局は繁殖力の強い人間を増やす事、産みたくても産めない人の支援が必要であろうと言う事や、危機的状況を回避するには、米国に見習い移民を進める為の近隣諸国の人種への差別撤廃が不可欠(右傾化する若い世代ではかなり反発があるでしょうが)だろうと考えています。

 ただ、種の保存活動の活性化は、政治や経済に何らかの問題がある点は否めせんが、政治や経済では治せない問題ではないかなとも思えます。

子供が産みたいと思う。この子供に弟や妹が欲しいと思う。子供がいるだけで楽しい。この子の笑顔を見れるだけで幸せだ。

そう思える事の前に、お金が必要だ。経済的安定が必要だ。そんなもの、本当に必要なものか。車が走ろうが、狭い路地であろうが、朝から晩まで子供は走る、遊ぶ、大声ではしゃぐ、泣く、遊べとダダをこねる。そんな子供らしい子供がいれば、子供はもっと増える。親達はもっと産みたくなる。それが自然な母性じゃないのだろうか。もちろん、お金は必要だ。しかし、別に経済的に恵まれている必要も無いし、明るい未来が約束されている訳でも無い。今、日本で出生率が高いのは、いわゆる”勝ち組”か?

今、中国の次に世界で2番目に人間の多い国はインドだ。あれだけの国土に10億人もいる。マイクロソフトなどの世界有数のハイテク産業等で働く優れたエンジニアがインド人であったり、ボリウッドと言われるほどの素晴らしい映画と女優では世界一の美女を輩出するような、或いは数学の”0”の概念を始めてもたらしたとか、インドの古代タミル語が日本語の元になったとか、最初に人類が誕生した土地であるなどの話のある国だが、貧富の格差が激しく、衣食住さえままならない者も多いにも関わらず、人生における精神的な満足感の達成と、それによる豊かな生活の営みは、日本人以上ではないだろうか。私はインドに行った事は無い。しかし、これはインドを旅した者、滞在した者の多くに共通した意見であろうと思う。故に、インドは高出生率を維持しているのではないだろうか。

もちろん、米国のように、貧富の差があれども相応に幸福に生きていける社会の仕組みや、高齢化社会の是正の政策も学び、サッチャー政権下の英国のように、年金や保険及び生存権などの全体的な社会保障が低下してもそれを支えるNPOやボランティアの台頭なども必要だし、実際、ここ十数年の頻発する天変地異や、社会の変化から、そのような方向性が顕著になって来ている事を日々感じていますが、それに加え、西欧文化的な先進国では無い、もしかしたら、現代日本人に通ずる古代日本人の文化形成に多大な影響をもたらしているかも知れない、人類の先進国から学ぶべき事もあるのではないかと、最近は強く思うようになっています。

果たして、人が一人幸せになるために、そんなに莫大な量のエネルギーが、大量の食料が必要なのでしょうか。

ところで、今年の夏はシャツ1枚じゃなくて、特に暑い日などは、上に半そでのジャンパーのようなジャケットをはおって外出していました。確かに汗は、より一層かくのですが、これが短パンにTシャツ1枚などよりも暑く無い。と言うか涼しい。発汗で放熱が促され、体温が下がるからだ。

そう言えば、昔は夏場、今以上に暑い暑いと言う機会が多かったけど、やたらやかましいオンボロ扇風機の風でも凄く涼しく感じて、そんなに暑いとは思わなかった。多分、汗をかく機会が、今以上に多かったからじゃないのかな。

団扇(うちわ)の風だって、物凄く優しくて涼しかったし。ほんとうに、こんな程度の事なんですけど、日本人に生まれて良かったなぁと思いますね。

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