クジラと高速船衝突? 枯葉剤は未だ米国の闇?

2006.04.10
  鹿児島の高速船で事故。大きな海洋生物の可能性などとニュース報道で言っていたが、その海洋生物はクジラらしい。因みに、九州でのクジラと高速船の衝突事故は2004年頃から多発している模様で、今回に限った話では無いようだ。

要は、クジラが増えているのでは?と思うのだけれども、そもそも、日本が(商業)捕鯨をしなくなったのは、できなくなった理由があるからで、要はベトちゃんドクちゃんなどに代表される、記憶にまだ残る、米国で 国民が知れば間違いなく大きな社会問題になっていただろう、枯葉剤(即ち、父母いずれかの親が浴びれば異形の奇形児を産む、1グラムで1万人が死ぬと言う化学兵器としてのダイオキシン)の悲劇を隠す為に、大慌てですり返られたお題(=捕鯨禁止)が、選挙も控え、支持層も増えるって事で、そのまんま突っ走ったものです。(結局、間もなく、ニクソンは全世界が大騒ぎになったウォーターゲート事件と言う政治スキャンダル程度で失脚しちゃうんですが…)

当時は、なんで魚屋やスーパーからクジラが消えたのかよくわかんなかったんですけど、それから十数年が経ち、こう言った“裏事情”も、深夜番組ながら、報道が容認される番組 などが出てきて、『あぁ、そうだったのか』なんて思った時もありました。(詳細に興味があれば、Googleなどで検索すると、関係者や識者の記事が幾つでも見つけられます。こちらもコンパクトにまとまっていてわかり易いです)

私は、鯨の肉は子供の時も成人して以降もあまりおいしいと思って食べた記憶は無いし、最近では私のような甲斐性無しでは食えないほどの本当に高級料理となった無縁の存在なので、食べれなければそれで良いと思っている。それで捕鯨禁止に反対する気はサラサラ無いけれども、そもそもの枯葉剤を隠す為の 協調行為というのは頂けない。(フリッパー世代とは言えども)人命尊重よりもクジラの命のほうが大事と言う認識は了解できない。がまた、日本はベトナムへの経済・資金援助を行っているが、米国のベトナムへの戦後補償等があったと言う話は、私は知らない。

また、増えすぎたクジラによる生態系への影響懸念もそうだ。クジラはプランクトンを食する優しい海の哺乳類と言う認識がまかり通るのもいかがなものだろうか。シャチなどと同じように歯もあって、大量に魚類を食する種もいる 。(もちろん、漁業資源へ悪影響を及ぼすしているのは、相変わらず人間による乱獲のほうで、特に近代化のめざましい中国の漁獲量の水準が凄まじい勢いで増加している事が、水産庁の最新報告書からわかります)

その上で、人命に影響を与える危険性の大きな、船との衝突はいかがなものだろうか。

それでも、またしても、そのような船の運航を停止させるような、どこかしらからの働きがあるのだろうか。

もし、日本における(調査)捕鯨の条件が緩和され、食卓にクジラの肉が載る機会が増えても、クジラが主たるたんぱく質源になる事も無いし、観光ビジネスにもなっているのだから乱獲するような事も無い筈だ。

因みに、今月30日は、ベトナム解放31年目の日です。

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