無料Wikiは掲載すべきか…

2006.04.02
 まだ、ウチには、無料Wiki専用のページは無い。しかし、海外での増加や、検索エンジン結果で自然と上位掲載される結果を見ていると日本でも更に無料レンタルを開始する所が増えてくる事は、以前から予想している通りで、ウェブログ(ブログ)が普及し出した頃に、(スパム利用される可能性が高い事が誰もが予測できたトラックバック機能がついた)ブログ以上に、Wiki(ウィキ)に注目した。「果たして、日本人はそこまで成熟しているのか?」と言う心配を尻目に、今や、インターネットやパソコンの利点に、『百科事典(Wikipedia)も無料なのには驚きました』と言うコメントを見聞する機会が増えてきている状況だ。ブログの普及によって、感想めいた単純な記事によって埋没していた識者の声が、共同著作作業によるWikiによって、一部復活しただけの事ではないかと冷ややかに見ていたのだけれども、そうも言ってられないほどに利用者が増加している(或いは増加する)のではないかと言う感触を持っている。

しかしながら、市販の百科事典にもウソや誤記があるのだから、(公正な判断と真実を承知している専門分野の人間ばかりが参加しているとは限らない)Wikiには、実は酷い事があるだろうなと言う想像は誰でもできるだろうし、実際、何らかの注釈がついているWikiを見た事がある人も多いだろう。しかし、それ以上に、Web2.0的な、あまり好ましくない組織的な使われ方が、Wikiでは顕著に現れて来るのではないかと思っていたら、先月、渡辺千賀さんのブログに、米国国会議員のWikiの乱用の記事を見つけた。

日本でも、随分前(ネット黎明期)から色々な掲示板などで、政治色の強い組織的とも思えるような利用のされ方もあったが、Wikiでも同様になって来ると言う事でしょう。しかしながら、その対象が公人であればこそ許容できうるのですが、日本の場合は、私人(個人)に対する誹謗・抽象、そして泣き寝入りのケースのほうが増加するだろうなと言う危惧のほうが大きい。また、そのような誹謗、風説の流布めいた記事が増える事で、Wiki全体への信頼性が落ちる事は、ふたたび、識者の声が埋没する事につながり、決して歓迎する事はできない。

もちろん、批判記事を書く際には、公益に合致する社会正義の為に、識者(達)が使って、それが多くの人の目に止まって欲しいから、ウチでは、無料Wikiを紹介するのをためらっている面もある。が、他の無料レンタルサービス同様に、ある程度の資本力と技術力があれば、運営者、或いはその組織や関連企業の資質に関係無く、運営できるし、紹介するサイトも、(ライターとしての)利用者も増えて来るだろう。事実、徘徊する都度、目にする機会が増えている。

他方、(無料)Wikiは、個人やグループの利用目的には、SEOし易い簡単無料ホームページとして、敷居の低い無料HPとしての側面があるように推測しているが、日本におけるブログの発展が、米国における個人情報発信ツールでは無く、大量の個人が利用するコミュニケーションツールの一種としての同様な形で、危惧していた程の扇動や偽装が無いような健全な状況で普及する道を辿る事になるのならば、無料サービス紹介サイトとしては、多くの方に知って貰うべき、紹介すべき無料サービスと言う位置づけに、間違いなくなるだろう。しかし、今度はブログのように、ポータルの囲い込み戦略のような道具にはならないだろうから、(マスコミなど多分野のメディアを含め)強力な後押しが無い分、やはり、難しいのではないかとも思えてしまう。

と、まぁ、Wikiに対して、偉そうな風(?)な事を、あれこれ書いてたりしますが、”外野”が故に見える世界と言うのもあって、そう言う、ちょと特異な視点からって事ですので、その辺りは寛容にお願いします。

もちろん、相応のアクセスを頂いているサイトですから、公共心を持って、相応の考察をしないと、需給関係のみではリンクはできないと言う事なんですが。

追記(2007/09/05):その後、無料Wiki比較と言うページを設けています。結局のところ、(サイト管理者としての)一般論に準じ、排他的に扱う事で、UG的或いはSEO屋主導の検索エンジンスパム的な色合いが濃くなるだろうと言う点と、まとめサイト利用などのレンタルWikiの個人利用での需要は当分の間は無くなる事も無いと言う推測から、有益な無料Wikiレンタルサイトは評価(リンク掲載)するべき時期になったと判断した次第です。

無料サイト集 Kooss (run)記

本日のお勧めページ一覧。※以下は編集室外の内部リンクです。

14512715
BACK
リンクはご自由に(LinkFree)