今年のお盆休みはテレビ三昧でした。

2008.08.18

 テレビを眺めていると、暑い暑いと言ってる番組も少なくは無いようだけれども、『いや、今年の夏は去年よりは涼しいんじゃないのか?』 などと昨年の記事を見ながら、書いてます。こちら(神戸)では、今年は、雨戸を閉めてまで猛暑対策せねばならないような日は無かったんじゃないでしょうか。気象庁の長期予報では、8月〜10月は平年よりも気温が高くなるようですが、この程度で推移してくれるならば、残暑も過ごし易そうです。(因みに、冷夏のイギリスではカタツムリが大量発生しているそうな。中国も冷夏でエアコンが売れて無いだとか。世界の気温を見ても、今年は低めのようですから、日本の暑さは、ヒートアイランド現象故と見たほうがいいでしょうね。)

 さて、今年のお盆はテレビ三昧でした。高校野球にオリンピックに、戦争特集辺りでしょうか。私がちゃんと見てなかっただけかも知れませんが、某NHKの関連番組は、今年は例年以上に、”生々しさ”を感じる内容になっていたように思う。

死ぬ事すら許されない兵士達が戦場から見たあの戦争、生きながら砲弾の盾となったアジアの民衆から見たあの戦争、巣鴨プリズンのA級戦犯の証言から見たあの戦争、今も戦後が終わらないBC級戦犯達から見たあの戦争 など…。ペリリュー島の兵士達の証言もその1つでした。

私的な見解で各論的な内容も多々含み、一部は極端ではないかと思われるものもありましたので、ともすれば誤解を招きかねない内容もあったように思いますが、これは、受け入れられるだけ、日本は成熟したと言う事なのでしょうか。それとも、もはや、どこか別の国の話として受け取られてしまっているのでしょうか。私は、そのどちらでも無いと言う面に期待したいのです。

インタビューされる側も、記憶が曖昧になってきている老人が多数ですので、放送内容が全てでは無いだろうし、記憶違いで嘘があるかも知れません。が、しかし、そこに映る、その人は、あの戦争を経験し、歴史的な記録に残る瞬間を目の当たりにしながらも、そして死なず、生き抜いて来た人である事は間違い無いでしょう。

もちろん、ドキュメンタリーを含む全ての放送作品が、編集された映像ですので、そこに何らかの演出めいた物があるのは間違いはありません。が、彼らが語る姿は、それだけでドラマなのです。ドキュメンタリーを含めた映像化された作品や、歴史的な記録の記事など、私達は数多く知っています。故に、彼らの口から、より詳細を、いや新たな真実を聞きたいなどと言う気持ちはありません。彼らが、一言では語れない、あの戦争の事を思い、語る、我々は、その重みを感じ、受け止める事。

もちろん、それは、日本が巻き込まれた悲劇の戦争と言うドラマの出演者の中の一人としてでは無く、それぞれの人生と言うドラマです。

甲子園の高校野球は、球児達の1年間の猛練習の成果を、そして応援を、炎天下で数時間かけて行う青春ドラマがそこにあります。オリンピックも、4年間、自己の鍛錬に邁進し、熾烈な競争に勝ち残りえた、僅かな世界の強豪達が、この瞬間の為だけに競いあう故に、そこにドラマがあります。何も語らずとも、決したその瞬間の喜びが、その涙が、全てを語ります。

中には100才を超える者も含む戦争の証言者達の語りも、同じく、ドラマなのです。ただ、大きく違うのは、彼らの多くは、世間的に評価されうる成功者でも無ければ、偉業を達成した偉人でも無い普通の人たちであって、そんな彼らから私達は、あらためて生きるとは何かを学び取れると言う事でしょう。そして彼らが生き抜いている事は、それだけで感動的なドラマなのだと思うのです。

 今年も例年同様に、お盆最終日は、送り火や精霊流しなどが実施された地域が多かったようですね。ご近所でも提灯をぶらさげているお宅もありました。

近年の送り火などは供養と言うよりも、経済効果もあってか楽しいイベントと化している感も一部にありますが、さりとて、重く楽しくも無い行事を誰が継承すると言うのかと言うほど様変わりした今の日本ですので、仕方の無い事なのでしょう。が、しかし、墓参りを含む先祖供養は、亡くなった先祖達、或いは家族達の事を想う事は、いつかは自分がその対象として迎えられる為にが故にだけでは無く、自己の中に生きる彼らの存在を認識し、彼らの時代に生きた姿を想いを馳せる事で、それが自分の糧にも繋がるのだろうと思うのです。

そして、幾度も、果たして、自分はそれに見合う存在として成り得ているだろうか。と言う問いかけが、自然に沸いて来るのですよ。

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