倖田來未批判を批判する勝谷誠彦氏を更に批判する者達を見て思う。

2008.02.10

 ある種、『ともかく煽ったもん勝ち』の流れが顕著になってきているのでしょうね。

以前は、スポーツ誌特有であった見出しが、個人ブログでも当たり前なので、必要な内容の確認作業などをする前に、ともかく早く批判する、煽る、この作業を先んじてやった者の勝ちのような流れが1つありますね。なので、最初に”流れ”を作ってしまえば、大きな潮流になってしまうと言う事もあるんじゃないでしょうか。

前の記事にも書いたように、オールナイトニッポンは、初代DJの糸居五郎氏はいざしらず、芸能人DJならば、ウソだろうと本当だろうと、放送事故が起きようと、面白い事、若者ウケするような事を言った者勝ちみたいなラジオ番組で、鶴光,所ジョージ,ビートたけし,タモリ,中島みゆきなどの芸能人達が、現在の地位にあるのは、この番組で”はちゃけた時期があったから”と言っても過言では無いでしょう。
しかし、私自身深夜ラジオを聴かなくなって、数十年が経った事もあり、倖田來未の事件を知って、いつの間にかオールナイトニッポンすらも、そう言う(いい加減な事を言っても許されるような)番組では無くなっていたのだなぁと思った次第ですが、どうも腑に落ちない気持ち悪さが残っていたところに、勝谷誠彦氏の倖田來未批判に対する批判があり、それをまた批判するネットの掲示板などを見ていて、少し思った事があるので書いてみます。

不思議な事に勝谷誠彦氏を批判する者の中に35歳以上の女性が見当たらない。殆どは男性の模様だ。

主体となっているのは子供などの未成年者と推測されるが、中にはそれに便乗した成人や、対抗する企業や業界関連者などなどの偽装なども考えられうる。
倖田來未の年収は、今や3億円を超えると言われる。2007年には、売り上げ200億円でゴールドディスク賞を受賞しているが、これはCDやDVD等のメディアのみの売り上げであって、広告料や番組出演料などを加えると、相当な金額になるのではないかと推測する。これを妬む業界人や対抗企業が業界にいたとしてもおかしくは無い。ご存知のように、ネットの”口コミ”は金で買える時代になって久しい。”悪評”を金で買っている者がもしいたとしても、何も不思議では無く、そのような”筋書き”を書く事もできてしまう。もちろん、蚊帳の外の外野の人間故に、空想の域を出るものではないし、その他の倖田來未を取り巻くお金が絡まないようなもっともらしい筋書きも幾つか書ける。ネットをそこそこやってれば、誰でも思い浮かぶシナリオだ。しかし、庶民よりも事情通のマスコミにいる、勝谷誠彦氏から出た批判である事のほうが、実は興味深く思っている。

ご存知の方も多いと思うが、女子高生コンクリート詰め殺人事件で実名を記載したライターが勝谷誠彦氏だ。もし、あの記事が無ければ、一連の少年による凶悪事件批判の高まりも、ネット発の世論の高まりも無く、少年法も改正されていなかったのではないかと、私は思う。当時は、いわゆる既得権者による抵抗で、少年法改正は見送りと言う見方が強かったが、それがネット世論の後押しもあって、改正されたと認識している。

ジャーナリストとしては攻撃的で敵も多いと思われるが、未成年などの子供主体の掲示板やブログなどの(実は弱い小市民が大半と思われる)記事に対して、そんなにめくじらを立てるような人物とも思えない。勝谷氏の批判の対象は、どうやら「ネットでバッシングを煽るバカがいる」の”バカ”に対してであり、具体的な対象があるとするならば、何を(誰を)指しているのか興味深く思っている。

Web2.0などと言われ、ネットの影響力が強くなったと言われる昨今だが、残念ながら、今のネット世論は、人気芸能人を失墜させる程度のものでしか無くなってしまったかのように見えるが、ネットは実は退行しているんじゃないでしょうかね。

ちなみに、私は倖田來未のラジオでの問題の発言内容は某所で音声で確認し、勝谷誠彦氏の批判内容は某所の動画で確認しております。
実のところ、どちらもそんなに目くじらを立てるほど、酷いような物の言い方では無いなと言う印象ですが、煽られて批判に同調した者は、どれだけの内容を検証・確認・考察した上で、批判しているのでしょうね。もし、誰かのレスのみを見てレスをしたり、抗議メールなどを送っている者が多数を占めるのならば、その原因は、そのような行動しか取れない、或いはそのような行為を当然の事としている、携帯電話ユーザーが多いと言う事じゃないでしょうかね。

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