マスコミの力? 売れないギョーザとマイ箸川柳

2008.02.05

  連日のようにニュース報道で流れる、メタミドホスが付着していたと言う毒ギョーザですが、兵庫県で被害者が出たと言う事もあって、「多分」と思って、スーパーに餃子を買いに行くと、「案の定」でした。

”冷凍ギョーザ”でも”中国製”でも無い、純国産のギョーザがかなり安くなってたので、普段は買わないメーカのもまとめて、ギョーザ、シュウマイを買って来た次第です。こんな事件が起きた後なんですから、スーパーはとにかく安全に神経を使う筈なので、『今売ってる商品が実は一番安全かも知れない』とすら考えているのですが、「案の定」買う人が殆どいなくて、かなり売れ残ってました。

あるあるの納豆の時同様に、影響を受ける中小零細の食品メーカーは多数出ているんじゃないでしょうか。ただ、関西のメーカーなので、マスコミも納豆の時のように取材し易ければ、報道などにも出てくるんでしょうが、どうなんでしょうか。

そもそも、メタミドホスは、相当な悪臭がするらしく、袋を確認して買い、開封してからもきちんと確認し、口に入れる時も、確認にしながら咀嚼すれば、まず大丈夫だと思いますが、メタミドホスの混入の余地が殆ど無い、純国産のギョーザまでもが売れて無いと言うのは、日本国民の多くがテレビを見すぎて馬鹿になっているんだろうな、などと思った次第です。(ちょうど、スーパーで、菓子類を見ていたら、 袋を片手で軽く振って重さや中身を確かめる、高齢者がいた。表記をさほど信じて無いのだろうなと言う点で、私と似たような事を考えている人がいると思って近づいたら、私の老父だった。わが父ながら、とても80過ぎには見えない。つい先日まで、脳梗塞の疑いがあるとか、足に水がたまって歩けないなどと言ってたのですが、こりゃ、90迄は確実に生きそうな気配です(^^;)

で、もう1つ、最近のマスコミの影響ではないかと思ったのが、先日の第一生命のサリーマン川柳ベスト10に選ばれた作品

マイ箸で 護る未来の 青い地球

明らかに間違いとは言わないけれども、輸入木材を使った割り箸を使えば、確かに森林伐採が進み、地球温暖化へ悪影響が出ますが、近年、よく言われているのは、 国内の森林の間伐材や廃材を利用した割り箸を使わない事で、林業の収益が減り、植林や森の手入れが出来なくなり、森が育たないなどと言うもの。植物による二酸化炭素の排出量を上回る、植物の酸素の供給量を期待するならば、行き届いた手入れのなされている成長期の木々の多い森林で無ければならないが、それが阻害されていると言う事。

なので、地球温暖化対策に貢献しているか曖昧なマイ箸を使うよりも、国内の間伐材や廃材を使った木製品を購入するなどして、若い木々が生い茂る、健全な森林を増やす事のほうが、貢献するのだろうと思います。

地球温暖化に関しては、先日の朝生を見ていてもそうですが、政治的、あるいはビジネスとしての色彩が濃いようで、いまだに海面上昇の危機(実は、地球温暖化で南極の氷は中心部は厚くなると言う説が正しいようだ)がTV画面のあちら側で叫ばれていますが、こちらで紹介したような環境問題のウソは幾らでもあるようです。 資源のリサイクルや省エネによるエネルギー効率の改善への貢献よりも、環境絡みの無駄による浪費を促している面があるようです。

ただ、それらが環境利権絡みの既得権者主導のマスコミぐるみの利益目的の国民だましなのかと言うと、何故か、他国に売れるほど多くの排出権を持つ国が、二酸化炭素排出量世界第2位の中国であると言う、全く非論理的な現状や、地球温暖化の本当の原因(たとえば、地球自体の自然変動による温暖化が主要因で、温室効果ガスの中で2%にも満たない二酸化炭素を減らしたところで、効果は無い)などを考えて見ると、もっと、根の深い話なのかなとも思う次第です。

最近は、なんでもかんでも、地球温暖化の性にされつつありますが、自然環境保護ならば、環境破壊に繋がる大規模な公共事業を減らすほうが、よほど効果がありそう に思うんですが、間違ってるんでしょうか?

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