姫路の中古2世帯住宅に住むまでに学んだ、中古物件探しに関する話

2026.07.29
中古2世帯住宅

 今いる姫路の中古の2世帯住宅の家は、約3年前にオンラインの不動産情報検索サイトで見つけたのですが、このページでは、もう皆が知ってて当たり前のように思ってる、オンラインでの中古住宅の中古物件探しについて、経験に基づいて私なりの考え方を書いていこうと思う。

簡単に"中古の2世帯住宅の探し方"で、Googleでウェブ検索したところ、ユーザーの立場と言うよりも、不動産屋のPRでしか無さそうな記事や、簡単なGoogleのGeminiのまとめしか出て無いようなので、これは同じケースで同じように考えている人ならば、もしかしたら案外役立つかも?と言う気がします。

今回もそこそこ長文になったので、本気で真面目に、親と同居できる2世帯住宅の中古物件の購入を考えてる方には参考になる部分もあるかと思われます。

2世帯住宅を必要とした理由

 高齢の両親が老々介護で、保険以外の自腹も含めて介護サービスも使って実家で生活をしてたのですが、24時間一緒にいてくれるサービスな訳ではなく、80代や90代になると玄関などでも簡単にケガをしてしまい、それが命取りになってしまいます。

そういう状況になってきたので、これは息子としてなんとかしないといけないと言う事で、約6年近く前から再び同居するための方法を模索しはじめました。

最初は実家を建て直す事も検討していた。

 実家を壊して建て直すと言う選択肢もあったが、家が建つまでの間、高齢の二人が快適に過ごせる仮住まいを探すのが難しいだろうという判断と、実家は海が近く南海トラフの想定される巨大な津波が怖いので、影響が少ない海から離れたところに住みたいと言う母の要望に全員が同意した。

候補地は最初は神戸限定だったが、他府県にも広がった。

神戸と姫路

 特に神戸の人間だからと言う訳では無いだろうけど、仕事で他府県に移動する訳でもなく、高齢の両親が見知らぬ場所に行っても馴染めなかったり認知症を発症するリスクもあるので、最初は神戸市内の物件で限定して探していた。

しかし、神戸市内で手ごろな価格で、家族全員が満足できる環境の2世帯住宅の物件と言うのは中々無く、多くの面で犠牲になる点が多く、本来なら実家か新たに土地を購入した上で注文建築しか無かった。色々なハウスメーカーも検討したが、地震に強く堅牢で大きめで高価になってしまう家の上に、神戸は利便性の良い地域の土地は高いので、この場合の金銭的負担はかなり大きく難しくなる。

そこで、物件から、神戸の長田や須磨,三宮まで出ていくのに距離ではなく、移動時間で比較するようにすると、神戸市内にこだわる必然性は無くなった。

そして、物件検索サイトで調べると、神戸市の西区,北区などの物件よりも、短時間で須磨や長田に来れる上に生活が便利である2世帯住宅が、神戸市外の兵庫県内で格安で複数見つける事ができた。この辺りから考え方が大きく変わってきた。

他にも、神戸へ行く事が年に数回程度なら、親戚のいる九州や中部地方も選択肢に上がり、今以上に生活もし易い地域で、より魅力的で割安な物件も見つかった。具体的な内容は書かないが、神戸市内で探す場合の半額〜1/4程度になり、実際に物件を現地に行って見て回った。中には3世帯程度楽に住めそうなバブル遺産のような、当時の建築費だけでも5〜10倍程度はしたのでは?と言う破格の物件も幾つかあった。

家族で決めた最終的な物件の条件。

  • 私達夫婦と両親が各々の生活で干渉せず、尚且つ見守りや介護の手伝いなども楽にでき、全員が快適に暮らせて地震に強い構造の2世帯住宅である事。
  • 高齢の父がベッドで1日中眺めていても飽きる事が無く、母も土いじりや園芸ができる広々とした庭があること。
  • 居住する家族全員が高齢になっても、今よりも生活が楽にできる、将来的にも利便性の良さが維持され易く、過疎化しにくいエリア。
  • 南海トラフ巨大地震やそれによる津波の影響が無いところ。
  • 神戸から移動時間的にそんなに遠くなく、安定した移動手段が確保できる場所。
  • 高齢の父の体力でも介護タクシーで移動できる範囲内。
  • 予算の範囲内で、リフォーム費用も含め、できれば相場の半顎程度のお値打ち物件。

私が物件探しで心掛けた事。

  • 不動産検索サイトは、検索可能なサイトは全て調べる。地震に強い家を探すので、木造を除ける検索サービスを主に使った。また不動産検索サービスの中で検索するだけではなく、Googleから不動産検索サイトの中を検索する事も時々あった。
  • Google MapとStreet Viewで物件検索サイトに掲載された諸々の情報が正しいか確認し、地盤情報や過去の災害情報を含め、同時に載って無い情報を確認し、周辺情報から生活の利便性を簡単に数値化した。物件情報を含めたメモはそのままGoogle Mapで非公開で記載しておけば、物件の比較検討などにも役立つ。
  • 総合的に判断し、良いと思った物件は、固定資産税,都市計画税やその他の維持管理費を含めてすぐに問い合わせをし、内容を確認した。(2世帯住宅で地震に強く利便性の良い地域の家となると、中古物件でも固定資産税がかなり高いケースが多々あり、例えば30年以上住めば物件価格と同じ程度税金の支払いを要するものなどもあり、最初に尋ねてました)
  • 不動産屋とは電話ではなくPCのメールで丁寧なやりとりを心掛ける。
  • 良い物件は何度も何度も見に行く。
  • 現オーナーの反応は丁寧に観察し、本音などを見極める。
  • 不動産屋とは或る程度親しい関係になって、現オーナーの話や物件の悪い点,安い理由や、他の購入希望の客の話などを教えて貰う。
  • 不動産屋には物件を必要としていて条件が全てあえば購入意欲が強い事や支払い能力がある事などをしっかり伝わるようにする。

物件探しに集中すれば、理想の家が格安で見つかるだけでなく、人生にもゆとりができるかもしれない。

理想の中古住宅

 冒頭に書いたように、両親が生きる為に私たちが同居する必然性が出てきて、そのために、無理なく今以上に快適に同居できる2世帯住宅を望んだからと言うのが一番大きいように思う。

そもそも近年は2世帯住宅そのものの中古での流通が少なく、マンションを2戸購入して行き来するとか、実家のすぐ近くに家を借りるとか、諦めて両親に施設に入って貰うの選択肢のほうが多いのではないでしょうか。

しかし、私の父は病気があったので、とてもじゃないけど、一人で施設に入れたら、長くは持ちませんから、家族が同居するの選択肢しか無かった訳です。

そして、物件探しに集中すれば、前述の条件を満たす物件も見つかる事がわかり、理想の家と言うのは、そんなに妥協せずとも、注文建築では無くともは実現できるし、理想以上の物件もある事も理解し、本腰をいれて調べていく事にしました。

また、そもそも『家』を買うと言うのは、本来は一生もので、そのローンを払う為に働くようなもので、言ってみれば家を買う為に働く、家を買う為に生きているようなものですが、集中して物件を探せば、想像を絶するほどの破格の物件も見つかるのを理解し、家を買う為に、必ずしもそのような生き方を選択する必要が無い事がわかります。

例えて言うなら、40年ローンの予定のライフプランで考えていたのに、半分の20年のローンで済んで、20代で始めたらもう40代で楽ですから仕事で無理せずに済んだり、或いは支払いが半額以下の楽なプランにすれば、夫婦共働きの必然性も無くなり、妻が専業主婦業を楽しめ家族全員が明るくなるなどです。

例え話ではありますが、大きな余裕や時間的なゆとりが生まれ、それだけ大きく人生が変わる可能性があるのですから、時間をかけて真剣に理想の物件を探す価値は高いと思います。

もちろん?資産家の方が、値上がり期待可能な高層マンションなどの優良物件を転売目的で探すのも理屈としては同じですが、理想の物件探しを追及することで、転売目的ではない実需でも実質的に利益を得られる訳です。

中古の2世帯住宅は確かに少ないが、買手も少ないので案外安い。

 2世帯住宅は大きくて広い家か、狭い家を無理やり2世帯にした窮屈な家になりがちだと思いますが、そのどちらもが需要が少ないように思います。

そのため、中々買手がつかず、売れにくく売却時は割安になるケースもあるように思います。

その上、両親と息子(娘)夫婦の2世帯で購入資金を負担すればいいので、さらに割安になります。

他にも、ちょっと古くはなりますが、バブル時代の遺産のような建築費だけで億はかけただろうと言うような素晴らしい物件も、中々買手がつかずに破格で売られている事がありますが、ああ言う古くても長期で住める堅牢な家は、海外の中古物件市場同様に、今後は価値が上がってくるのではないかな?と考えています。

高齢まで住み続けるに適した居住地域は。

 今回、高齢の両親が住みやすい地域を考えて最終的に姫路を選択したのですが、一般論としても今後将来的にも高齢者が住みやすい地域について考えてみました。

  • 介護サービスが充実している地域。介護施設の建築物が優れているよりも、介護サービスに従事する人に優しい人が多い地域。
  • 医療がそこそこ充実していること、特に歯科と眼科はやぶ医者がいない事。
  • 徒歩圏内に、高齢者に適した食品を含む、安さや品質の良さなどで選べる、選択可能な複数のスーパーがある事。
  • 高齢者でも散歩中にこけるような場所ではない事。
  • よく行く場所が道路の高低差があまり無い楽に歩ける地域。
  • 雨や雪が降ると滑り易いなどの歩道では無い。
  • 高齢者を狙ったような犯罪の少ない地域。
  • 高齢者を大事にする人が多い地域。
  • 地域コミュニティがあり最低でも孤独死などが起きない場所。
  • 空気がキレイな場所。
  • 騒音を気にせず静かに眠れる場所。
  • 高齢者は寒さに弱いので、冬の寒さの厳しい季節も、そんなには寒く無いところ。

 私達が高齢になる頃には、遥かに進化した移動体モビリティや、狭い道路や悪路でも楽に通れるスモールサイズの自動運転車や、高齢者による歩行や労働をアシストするパワーアイテムなども普通になってるでしょうから、高齢者が楽に居住できる場所と言うのは、もっと広がってるのだろうと思いますし、日本は率先してこの分野に取り組む事で産業の生き残りもできるだろうと思います。

最後に

 もう20年以上前ですが、以前に住んでた、神戸の長田の家を見つけた時は、まだウェブ検索サイトがそんなに充実してなくて新聞の折り込みチラシで発見し、大急ぎで見に行って、買う事を決めました。

その時は、終の棲家と思っていたので、まさか神戸ではなく、知人すらおらず土地勘も全く無い姫路で、しかも両親と同居するとは夢にも思ってませんでした。

長田の家も買った時も、いずれ高齢になった両親と住めるようにリフォームして2世帯住宅にする予定だったのですが、高齢になると階段を上がれなくなると言う前提で考えて無かったので、家庭内エレベーターと言うのはそう簡単にリフォームできない事を知り諦め、予定が完全に狂った感じがします。

そんな事があったのも、徹底的に調べてから家を買うようになった理由の1つだと思います。

理想の家なら注文建築しかないと言う考えも確かにそうなのですが、実際、実家が注文建築で、約37年前に建てましたが、ジャストフィットする理想の家はその37年前の当時だけの理想の家で、人も変化するので、いずれもっと快適で優れた理想を家に求めてしまい残念な感じにもなります。しかも高齢者にとってはもはや苦痛や危険を感じる家になってしまう訳です。

その点、誰かの理想で建てられた家だと、自分達の理想の条件の上にさらにプラス面もあったりして、そんな想いになる事も無かったり、逆に、自分達の理想で建てた家でも無いので、多少の事なら簡単に諦めもつきます。

理想の家を求めるよりも、快適でゆとりのある生活ができる住みやすい家である事のほうが遥かに大事だし、特にライフプランが大きく変わりそうな、日米関係を強く重視する政治が我々の生活に大きく影響を与えている不信と不安定な時代ですので、住みやすい家の為に無理せず一家和楽で楽に生きていけるのが理想なのではないかなと私は思います。

現在40代〜50代の方の親はおよそ70歳前後から上で、将来親と同居する事を考えているなら、動くには早すぎない年齢だと思います。また、いずれ親が要支援,要介護となり、健常者では無い者専用の部屋,玄関,トイレ,お風呂などが必要などを含め、予期できない事への対応も考える必要があります。しかも病気などで突然要介護になる恐れもあるので、慌ててすぐに出来ると言うものでも無いケースも多々あるように思います。

将来的に要介護となる親との2世帯住宅での同居を考えてる方は、本文で述べたように、早い段階から全ての理想にマッチする物件をマメに探しておく事で、家族全員の生活が大きく変わると思います。

無料サイト集 Kooss (Run)記

本日のお勧めページ一覧。※以下は編集室外の内部リンクです。

31366669
BACK
リンクはご自由に(LinkFree)