アフターコロナ 新型コロナウイルス収束後の世界、日本はさらに長寿大国になる?

2020.05.07
アフターコロナ 新型コロナウイルス収束後の世界、日本はさらに長寿大国になる?

まだ世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス、本日現在の感染者総数381万人以上,死者総数26万人以上で、先週だけの新規感染者数を見ても米国19万人(死者1.2万人),英国3.3万人(死者4千人),スペイン2.8万人(死者2千人)とまだまだ凄まじい数の人々を恐怖に陥れています。

今後日本では梅雨を迎え感染力が落ちるのでは?と思いますが、昨年は梅雨の季節にもインフルエンザが流行していた事も気になります。また夏本番でややおとなしくなる?との見方がある一方で、秋,冬にかけて再び活性化し、再び流行する可能性もあると言う専門家の記事なども散見できるので、まだまだ油断できない状態は継続するのでしょう。

そもそも高温多湿の国でも新型コロナは感染しているのが早い段階で報告されていましたので、インフルのように夏場に自然に弱くなるという事に過大な期待はしないほうがいいのは、専門家の方が言わずとも当初からわかっている事です。

さて、このページでは来年以降のアフターコロナ、新型コロナウイルス収束後の世界を、高齢者の健康面から少し予測してみます。因みに新型コロナウイルスは絶滅しないと言われているので、とりあえず落ち着く”収束”は起きても、終了する”終息”は当分起きないようです。

日本はさらに長寿大国になるか?

 新型コロナの収束がもたらすもの、その1つは日本人の寿命をさらに伸ばす事ではないか?と考えます。

インフルエンザで亡くなる人が大幅に減少する?

そもそも論ですが、今年の新型コロナ登場以前を含む、昨年迄の日本には、インフルエンザと言う恐ろしい流行の感染症の病気がありました。2018年,2019年の2年間で1200万人が感染し病院で受診しているそうです。新型コロナはまだ1.5万人しか感染していません。桁違いに少ないのです。また、新型コロナの日本での死者数は本日現在まだ543名ですが、インフルエンザは毎年年間約1万人も死ぬので、桁違いに恐ろしい病気です。今もインフルエンザウイルスは存在しますが、今年は1/10程度にまで落ち込んでいるケースもあるようです。

厚生労働省が公開している 2020年4月10日 インフルエンザの発生状況について https://www.mhlw.go.jp/content/000620714.pdf によると、”インフルエンザ定点当たり報告数推移”の2020年14週 3/30-4/5 の総数は0.15で、は、昨年同期(総数)が1.46なので、約1/10程度にまで大幅に下がっています。

これは、新型コロナウイルス対策で、手洗いやうがいを徹底し外出時はマスクが常識的になった結果、新型コロナウイルスに強い習慣だけでなく、日本人はインフルエンザウイルスにも強い習慣を得たからではないかと推測されます。この習慣が続けば、年間1万人もいたインフルエンザの死者が大幅に減り、より長寿大国になるのではないかと予測できます。

尚、”インフルエンザ定点当たり報告数推移”は本来はピーク値近辺で前年と比較したほうが望ましいのですが、厚生労働省による、3密避け、手洗い奨励や、人気タレントなどを含む手洗い動画がネット上に多数掲載される、などの効果が最もよく出ているのは、それらが公開された、3月末から4月上旬以降と思われるので、ここでは3月30日以降の2020年14週を見るのが適切として着目しています。
もちろん、特に今年は、マスク,手洗いを早期から多くの国民が自主的に徹底するようになってますので、それ以前の第10週〜第13週でも前年よりも大幅に低い結果になっていると考えます。

また、米国も年間インフルエンザで55000人以上が毎年亡くなっていた模様ですので、同様に米国でも長寿が増えていく事が想定されます。

肺炎で亡くなる人も減る?

新型コロナウイルスは重症化すると、自覚症状も無いままに肺炎を起こし、急に症状が悪化しあっという間に亡くなる事が、志村けんさんなどの有名タレントの死などによって広く周知の事となりました。

その為、現在は肺炎が重症化するメカニズムの解明や、症状を改善するための臨床や研究などが盛んに行われ、重症肺炎を改善する薬品なども登場する気配です。

また、元々心肺機能が低下している高齢者には、改善が期待できる心肺機能向上のための運動なども提案されています。

その結果、厚生労働省が2030年には約22.5万人と予測している肺炎による死亡者総数(http://www.tokyo-eiken.go.jp/sage/sage2018/)が、減少する可能性があるのではないかと考えます。

また、同じく厚生労働省によれば、肺炎は、85歳以上の死亡要因の第3位,90歳以上の第2位と、高齢者になるほど率が上がる死因です。よって、肺炎の治療法が改善される事は即ち、高齢者の寿命が延びる可能性に結び付く訳です。

新型コロナの感染予防の習慣で、健康が向上する?

新型コロナウイルスがもたらした物の1つは、3密避けを代表とする感染予防のために、人と人との距離を取り(飛沫感染防止)、人に出来る限り触れない(接触感染防止)ようにし、人と直接向き合わずに会話する(飛沫感染防止)など、人と人との繋がりが疎になる事です。

結果、ちょっとした用事なら人に頼らず、自分で全てするようになります。これは職場でも家庭でも色々な場面で起きうる事で、高齢者も今よりも家族や介護に頼らないようになると思います。

しかし、この身の回りの事を自分でできる限りすると言う行動は、実は長寿の秘訣で、些細な家事や仕事でも、意識して脳や指先や体を使い続けるので、痴呆症などのボケや老化に伴う病気になり難い健康的な日常生活をおくる環境になると思われ、結果として長寿につながります。

最後に

 専門家では無く、あくまでも一般的なサイト管理人による1つの考察であり、数年後、また新たなウイルスが登場するなど、状況が変わっているかもしれませんが、日本で新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前辺りでは、「地球上から高齢者が消えるだけ」かのような軽い感じの話題が多かったと思いますが、人智と言うものは人類の危機的な困難を前にすると、それを超えていく能力を発揮するものだなと改めて思います。

新型コロナウイルスはインフルエンザがそうだったように、今よりは、あまり多くの人が恐れないような病気になると思います。とりあえずは最悪でも簡単には死なない病気になればいいんです。あっという間に死なないし死ぬ人も減る。できれば重症化も滅多に起きないほうがいいですね。

新型コロナにかからないように皆が常日ごろ心掛けて日常生活を過ごす事は、新型コロナだけでは無く、インフルエンザや他の感染症にかかって亡くなる人の命を救う事に繋がります。

とりあえず、今年の秋冬の再流行に備え、また価格が少し安くなってきている不織布マスク(ドラッグストア等で50枚で2000円を切って1000円代辺りから)や、ポリエステル素材の洗えるマスクをそろそろ買っておくのもいいかもしれませんね。我が家はまだ2年前の在庫があるので50枚500円に戻るまで粘ろうかなと思ってます。

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