これからの時代の日本車のカタチ

2008.11.12

 兵庫県の井戸知事の「関東大震災はチャンス」の発言が、かなり尾を引いてるみたいで、批判が凄いですね。「阪神大震災で2000人の死者が出たのは、(前)兵庫県知事のせいだ」と(石原都知事に)言われた事への反感などがあったのかも知れませんね。ただ、当時を知る神戸市民としては、震災復興計画と言う名の都市計画を遂行した自治体ですから、『そりゃぁ、震災はチャンスだと言う概念があったんじゃないでしょうかね?』と、素直に思ってしまう訳でして。(無力な小市民ですので、この話題はこの程度で… まぁ、現知事は多少でも本音が出るだけマシなのかと。それより地震でしたら、この辺りのほうが、実践的に役立つと思います。ハイ。)

 本日、トヨタからiQのDMが届いていた。やはり、これが日本の新しい時代のクルマの主力モデルになっていくのだろうと推測している。こんなミニカーで150万円。近年のエコな価値観の浸透と短小軽薄である事が製品価値を上げてきた日本故に、もしかしたら成功するのかも知れない。当分の市場は日本だけとしても、かなり利幅はあるでしょうね。

ただ、普通に考えれば、恐慌状態の金融危機によって弱体化した米国の自動車産業を、カネも技術もコネもある、国内大手メーカーが支援していく形で米国車ブランドの日本車が増えるのが自然なのに、日本の対抗ブランドはインドのTATA辺りに早い内から方向転換してたって事なんでしょうね。そして、今までの日本車市場は、将来回復するであろう米国ビッグ3の為にあると…。1つは前クリントン政権下での、ジャパンバッシングの苦い経験もあるのでしょう。

昨日、オバマ次期大統領もブッシュ大統領に自動車産業支援に、とりあえず250億ドル(2兆5000億円)を要請したようですが、支援と言うよりも、国策として強い自動車産業の復活を目指すって事なんだと思ってます。それが少子高齢化社会が本格化する日本にとって、幸せな事なんでしょうね。

まぁ、他の見解もできる事は重々承知の上で、これも1例と言う事で、前回の記事の検証的な意味合いで、そうなだろうなと思って書いてます。(だって、今回の恐慌の本当のトコロはわかんないですよ。多分、半世紀後位に、言論の自由が保たれていれば、書籍辺りで著名人が述べられるんじゃないでしょうか。)

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