有料年賀状ソフト並み、年賀状デザインキットを使ってみた。

2008.11.01

 昨年の教訓を得てか、年賀状ポータルとして十分に相応しいクラスとなった、日本郵便の年賀状サイト、”郵便年賀”で無料ダウンロード配布をしている、年賀状作成ソフト”年賀状デザインキット”を先日使ってみた。最新の市販年賀状ソフトと比較すれば、高機能とは言い難く劣る面もあるだろうが、デフォルトで利用できる年賀状素材のレベルが良い事もあってか、そこそこ良い年賀状が出来てしまう。また、高機能では無い反面、初心者でもすぐに利用できる簡単な敷居の低さも特徴の1つだろう。早速、当サイト別館の、年賀状無料素材集 の無料年賀状ソフトのページでも紹介する事にした。

 年賀状デザインキットは、Web制作言語等でパソコンのアプリケーションソフトが作成できる、Adobe Airを使った年賀状作成ソフトで、Flashで作成されている。(個人的には、このような物を含めて、強力になったWeb1.0モドキとし、Web2.0の次に来る物として、今後主流になるとして、丁度1年ほど前に予測しています) Webと繋がる事で進化するソフトだ。目下のところ、更新情報やイベントの紹介、人気素材などの情報の共有などができる模様。 インストール作業も到って簡単で、任せておけばいいので、超初心者にもオススメできるだろう。

操作方法や使用感などは、あまり意味が無いので割愛する。提供されている1000種類の無料素材から好みの物を選び、適当な場所でサイズ変更して、透明度を変更するなどしてレイヤー順で組み合わせれば、オリジナル年賀状が出来上がる。右のサムネール画像は、その1例だ。テストを兼ねて試しに作ってみたのだが、これで、2〜3分もかかっていない。

尚、この素材は、年賀状デザインキットからは取り出して他のツールで利用する事は出来無いが、同じく”郵便年賀”のサイトの、年賀状クイックサーチから、ダウンロードする事が出来る。

軽く使ってみて不満に感じた点は、一度保存したオリジナル年賀状データ(拡張子ptc)を開くと、パーツのレイアウトがバラバラになってしまい、再配置を1つ1つ手作業でしなければならない事。もう1つの不満は、他の年賀状素材を、ドラッグ&ドロップなどで簡単に取り込めない点だろう。年賀状素材は、1000点あれば大丈夫と言う物では無い。全てが気に入った素材であれば別だが、個人の好みで本当に使う気になりそうなデザインは数十も無い(多分、おめでた満タン提供の素材ではないかと推測する) なので、(ネットの無料年賀状素材だけでも、1万点程度はあると思われる)他の多彩な年賀状素材も含めて一括管理できるような機能があれば、かなり不便さは無かっただろうにと思う。

  我が家は、毎年MicrosoftのWORDを利用して作成していたが、裏面作成に関しては、このツールを使うかも知れないと思っている。とりあえず、年賀状無料素材集から、気にいった素材を、片っ端からダウンロードして、画像管理ソフトのサムネール一覧を見ながら、デザインのイメージを考えてみようかと思っている。

最後になるが、多分、大手情報ポータルでは、このソフトの紹介をするところは限られるかも知れない。年賀状ソフトや素材集CD等の入った年賀状本で利益を上げている出版事業を行っているなどと言う事情があるからだ。

なので、もし、年賀状デザインキットの紹介記事が少ないからと言って、出来の悪い物などと勘違いしないほうがいい。自分の感性で使うソフトなのだから、自分の目で見て自分で納得すれば、それが正解だ。

無料サイト集 Kooss (run)記

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