企業サイトのネットリテラシーの低下か。

2013.07.29

 サイト運営,サイト管理をしていると、特に最近、ごく普通の人のネットリテラシー(情報リテラシー)が低下しているのではないかと言う状況によく出くわす気がする。
ネットリテラシーとは、ざっくり言うと、ネットを上手く使いこなす基本的な能力,技術の事。

近年特に、見た目優れたデザイン性の雛型テンプレートをちょこちょこっといじって、法人企業の販売サイトでございみたいなのって増えてるんでしょうね。
簡単無料HPでも紹介しているようなサービスを利用して、ちょろっとしたコネがあれば、商売を始める事ができるのは、チャンスが増えて(社会貢献に繋がりますので)歓迎すべき事なんですが、ネットリテラシーが追い付かず「見た目だけで中身無し」と言う状況も同時に増えているのかも知れません。

例えば、連絡するにしても、メールアドレスを書いて来ない。一方的な用件だけで、連絡先のメールアドレスなどの記載が無い。
本名まで記載する必然性は無いですが、企業ならば役職だとか、サイトならば担当だとか、或いはHN的な何か連絡の取り易い名称を記載して、最低でも(捨てアドでも良いので)メールアドレスを書かないと、確認の取りようがありません。
匿名同然なのだから、その用件が第3者による嘘なのかも知れないし、メールアドレスさえも記載しないのだから返事不要と言うほどの、どうでもいい用件なのかも知れないと解釈する。

或いは、メールの返事をしないと言うケース。
重要な用件と言う事で連絡を頂いて、早急に返事をしても、その返事が来ないと言うケースも少々目立つ。
丁寧な日本語と適切な謙譲語で書かれたメールであるならば、相手の気を損ねないので良しとする傾向がパターン化して久しいが、結果的に、その上っ面だけが見えて、実の所そう言う文書を見るだけで逆に気分を害するほどだ。個人的には、そう言った雛型的な文面は、半ば出会い系のフォーマトとさして変わらないとすら思っている。こちらは文面では無く人としての対応を見ている。

もしかすると、これも昨今のSNSやケータイの短文メールと同様の感覚でサイト運営に従事している方が増えているなどが影響しているのかも知れませんね。
因みに、当方では、たとえ身勝手な言い分でも、適当に通知すれば何とかなる的なのは、とても失礼千万な”スパマーと同類”とみなしている。

多少愚痴っぽくなってしまったが、CMなどでも全国的に有名な時価総額400億円以上の上場企業の担当者でさえも、実態は、まぁこんなもんです(短文の用件のみで、メルアドすら書かない)と言う、世間的にはちょっと意外で興味深いかも知れない”お話”なので、今回書いてみました。

無料サイト集 Kooss (run)記

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