本格的に米国並みになってきた、無料レンタルサーバー情報。

2007.04.27

  書きたい事は、幾らでもあるけれども、何度目かの似たようなお題。それほど、酷い状況だと感じた。

ポータル系での検索で、”無料レンタルサーバー”、”無料ホームページ”などの検索結果で反映される、結果に現れる、”無料レンタルサーバー比較サイト”の広告の事だ。それらサイトに、僅かでも、本当に無料のウェブスペース、ホスティングサービスなどがあれば、もしかしたら、目くじらを立てる事も無いのかも知れないが、全く無い。全て有料のレンタルサーバーサービスのみだ。利用してしまえば、確実にお金を取られるサービスだ。(米国では、初期費用や転送量課金など無料と言う事で、無料にしているケースが多いと思われるので、それよりも悪質だ。)

幸運な事に(?) 広告ではこのような有様でも、検索結果では、当サイトを含め、本当に無料のサービスのみが上位を占めているので、その点は米国並みでは無いけれども、多方面を徘徊すればわかるように、『そもそも無料のレンタルサーバーなどは存在しない』かのような意見も、まだ根強く存在するようだ。もちろん、 昨日も、メールアカウント無制限取得対応、独自ドメイン対応、広告無しでPerl,PHP対応などの、(本当に)有料レンタルサーバー並みの無料サーバーを、一覧に追加している。全てがそうだなどとは言う気は無いが、この管理者も、相応の志を持った人物であろうと思われる、ごく普通の一般人であって、そもそものインターネット資源繁栄を 、今日まで支えてきた者達と同列に属するだろうと評価したい。

ネットで金を儲ける事をとやかく言うつもりは無いが、営利目的である事と、経済活動へ参加する事は似て非なる物で、営利のみを目的とした活動であれば、それは歓迎し難い。この『有料を無料と平気で言える』例も、それ故にできる事だろう。しかしながら、社会人であらば、経済活動への参加を拒んでいる事も歓迎し難い。健全な経済活動を阻害すると、そのしわ寄せは中小零細など弱者的な企業や消費者に現れるからだ。しかしながら、質の高い無料サーバー(無料レンタルサーバー)の提供は、 健全な経済活動を阻害する事無く、インターネットの発展に大きく貢献する可能性が高いと思われ、全体にとってプラスになると考える。

そもそも、有料のホスティングサービスを利用する事を前提としたウェブサイトの多くは、商用サイト、或いは企業サイトが大半だろう。数年前と比較し、それだけ高価なサービスではなくなり、相当量なトラフィックが無いならば、月額千円前後でも、十分なサービスが受けられるようになってきた。経営状態が 極めて深刻では無い企業ならば、最初から”無料”の選択肢は存在しない。こちらで書いた事も、日本全体がまだ深刻な不景気を脱していない時期に藁をもすがる思いでネットに光明を見た企業経営者に向けて書いた事だ。しかし、今はそのような”光明”は霞み、ネットでチャンスを掴むのも至難の業となっている為に、あまり意味が無くなってきたようにも思う。(帝国データバンクの企業倒産情報などによれば、相変わらず倒産件数は高く、全体としては増加傾向であり、特に小売業の販売不振による不況型倒産件数が多いような印象だが、もし、それら企業経営者が無料レンタルサーバーなどをの存在を知っており、ウェブサイトを立ち上げたとしても、今は集客が非常に難しく、経営に貢献できる状況とは言い難い。SEO関連等の業者の営利優先の弊害が多分にあるだろう。時間の削減もできる、ブログなどのほうがまだ良いかも知れない。)

故に、現在は、無料レンタルサーバーを利用する者は、最初から有料のレンタルサーバーを利用するつもりが微塵も無い者が大半と思われるが、実際に開設したサイトを巡回してわかる事だが、アカウントを取得しているのが、収入の無い年齢層である、小学生から大学生までの学生が大半であるようだ。

私は、学生が最新のホスティング環境で、ウェブサイトを構築できると言う事は、素晴らしい事だと考えます。各々が何を目的として初めているかは別としても、ウェブページ製作、プログラムなどの相応の技術を習得せねば、開設、運営ができない、常に学び続けなければ持続できない環境に身を投じていると言う事は、それだけで志が高いと言って良いでしょう。保護者としても、下手に知能向上に貢献すると言われる、(実は心が狭くなる可能性を持った)携帯ゲームなどを買い与えるよりも、子供の成長には大きく貢献するのではないかと思います。特に子供の頃の才能は未知数ですが、それを活かせる機会を、無料レンタルサーバーは担っていると考えます。また、専門学校などで学ばせる以上に、即、”現場”で生きた技術を学ぶ機会を与えたほうが、遥かに 身に付くのではないでしょうか。(華やかさとマスコミ的な影響で、一見すれば、世の中の個人サイトの大半はブログと思われてる方も少なくは無いでしょうが、例えば公的な指数を参照して言えば、Alexa統計で見る上位の無料レンタルサイトが、ウェブスペース関連サイトである事などにも代表されるように、個人サイトは非ブログが多数を占めます。この多くが、新たな知識を吸収する柔軟な脳細胞も持たず、余裕のある自由な時間を持たない成人では無い者達が大半を占めるであろうと言う事は、どなたでも納得が行く事でしょう。更に言えば、ブログは今も尚、過渡的な産物でしか無いかも知れないのですが、ウェブスペースは管理者次第でいかようにでも化ける事ができる、圧倒的な表現力の自由度の違いがあり、この性質は、恒久的に若者に受け入れられていく事でしょう。 また、日本のWeb2.0の健全な発展に貢献しているのも、彼らの世代ではないでしょうか。)

もちろん、彼ら、若者の技術力向上は、将来の日本のIT関連の技術へと繋がり、需給関係の迅速で高い適合度の向上にも貢献していくだろう。これは別の言い方をすれば、「困っているところ」と「助けたいところ」を繋ぐ技術の事だ。しか も、マスコミ等に毒されず、現場で学び続ければ、営利目的では無く、結果として経済活動へも参加すると言う健全なスタイルのままで、実現されて行くのではないだろうか。

さて、最初に話を戻すけれども、当サイトも、時間的余裕ができれば、長期放置状態の有料レンタルサーバーのページも(いつものように、いつになるかはわからないけれども…)ちゃんとしていかねばならないだろう。状況が混沌とし、最悪の場合は、無料サーバーの一覧にも、有料サーバーを掲載していかねばならなくなるかも知れない。そんな事にはならない事を切に願うが、もしそうなったら、『ミイラ取りがミイラ』と誤解する者もいるだろう。がしかし、これは、『毒は毒をもって制す』と言う手法になる。良いことをしていれば誰かが助けてくれると言う事は無い。弱体化すれば非情な批判の集中砲火すら受けかねない。故に、守るべき立場にいる者が守っていかねばならない事でしかない。

もちろん、無料情報サイトとして、今後も、できうる事を精一杯今後もやり続けていくのは間違い無いし、今も、先日の災難が発端となった、管理プログラムの刷新&php化への移行の逃避行動として、こうして駄文を書いてる次第だったりします(^^;)(ともかく、データ量が増加してくると、プログラムの軽量化と機能向上をしないと、迅速にウェブの更新ができないんですよね。しかし、現状のperlのプログラムとの整合性を保ったまま新たに高速にオプチマイズされたコードを書くってのは、ホントに面倒な作業で…なんとか、GWが終わる頃までには終えたいです… って事で、今年も私にはGWは無いかなぁ…)

そんな訳で、書きたい事が山ほど出て来るんです(笑)

無料サイト集 Kooss (run)記

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