SEO・アクセスアップで1位になると言う事(アクセスアップ迷言集番外)

2006.10.26

  ここ最近(多分、半年〜1年程度)アクセスアップ迷言集には、追記していませんが、基本的に、アクセスアップしたいと思った人、アクセスアップに疲れ果て、困窮しているような人・企業に向けた、アドバイスですので、本文は少し系統が違うかも知れませんが、戦後日本の高度成長社会が生み出した、日本の特質が故に、このアクセスアップ、SEOなるものが、重視されている面もあるように思います。

アクセスアップ迷言集でも、”1位掲載を目指すな”と書いていますが、スパムまがいのSEO(最近はレンタル系での隠しリンクが多いですね。)では無く、真面目にコツコツと頑張り、多くの方々に認められれば、その成果として、1位になる事もあります。それは、結果として1位であって、目標として1位になってはならないと言う点です。

日本人の場合、対外的にも評価されうる何らかの達成があれば、それで成功したかのように思いがちです。確かに以前のような、年功序列・学歴社会では、良い大学に、良い会社に入れば、それでもう安泰な人生が待っているかのような、一種の”信仰”に近いような物がありましたが、今は、徐々に欧米型の競争社会を受け入れつつあるように感じています。(例えば、大手上場企業であろうが、会社とはリストラをするものであり、倒産するものだが、敗者は誰にでも復活のチャンスがある社会ですね)

SEO・アクセスアップで成功するのも同じであり、上位になれば、今まで以上に、より激しい競争社会が待っています。今まで以上に、より優れた、どこにも無い、前例の無い、失敗のリスクの大きな、コンテンツを提供し続ける必要があります。

自分のサイトが、より上位掲載されようと頑張るのは良い事です。インターネットの健全な発展に貢献するからです。しかし、適正な順位では無く、必要以上に上位になると言う事は、訪問者を失望させないような、今まで以上に優れたコンテンツを提供するために、より一層のエネルギーが必要になります。上位サイトとしての責任を負うのです。それが実現できないと、意味の無い通りすがりの訪問者ばかりとなり、中長期的には、以前のアクセスの少ない下位のほうが、実効的なアクセス効果(企業サイトなら売り上げや問い合わせ、個人サイトならば 友好的な掲示板投稿・好意的なダウンロード数などの増加)があった、と言う事になりかねません。

サイトの規模に関わらず、SEOやアクセスアップで、上位を目指すと言う事は、決して、楽にサイト運営できるようになる為の手法では無いと言う点は、間違ってはならないでしょう。

 Web1.0的なサイトが終焉を迎えつつあります。当サイトも、分類分けすると、Web1.0的なサイトだと思われますので、今のように多くの方々のアクセスがある状況がいつまで続くかはわかりません。ですので、まだ多くの方に見て頂ける機会のある内に、書いておくべき点の1つとして、本文も掲載させて頂きました。

無料サイト集 Kooss (run)記

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