ホームページの人相(?)

2006.01.03

 『人は顔で判断してはいけない』みたいな長期トレンドと同時に、趣向的、(一時の)流行的な美人、不美人の『見た目の良さで判断する』事の両方が成立している、滑稽な時代だと思いますね。

 『人は顔なんかではわからない』と言うのも確かにそうでしょうが、『容姿で見抜ける人』がいるのも確かにそうだと薄々感じている人が増えているのも、この占いブームの影響でしょうか。TVなど、マスメディアによく出てますからね。よく見て頂くと、能力のある方々は、目に特徴があって、例えば、相手からよく見られる為の虚飾を重ねた事などによって壁ができてないような”鍛えられた目”だったりします。動物的と言うのでしょうか。逆に言えば、ペットなどの動物、犬などが人を理解するのもそうかも知れません。優れた番犬ならば、訪問者の中で誰が嘘つきで悪人か、物の見事に当てますからね。誰彼構わず吠える事は無い。挙動不振の様子を察知できたり悪心を感じるのもあるでしょうが、人間よりも随分と視力が悪い(らしい)ので、人に見えて無い物が見えるようになる環境があるのかも知れません。

もちろん、私も、昨今のような、個人の尊厳を傷つける云々で駄目なんて事は無く、『あの人の顔は○○だから、悪い人だ』と言う事を、平然と大人たちが言う環境で育ちましたから、当たり前のように思っています。占い師の持ってるような人相学と言うか、それに類するような物を一般庶民も、子供の頃から、自らの身を守る為に、培っていた環境があった訳です。当然、人を軽蔑したり差別する事が目的のような低俗な物なんかじゃぁ〜ありません。(と言うか、性善説に則るほどに、騙され易くなる、被害者が増える環境ができてるんですよね。)

さて、ネットも顔写真を出す方がちらほらと増えてますね。個人の趣向で好き・嫌いな顔立ちと言うのはありますが、中には、日ごろのサイトの構成やサイト運営の仕方を見て、『あぁ、やっぱりな〜』なんて思ったりする場面もある訳なんですよね。

ホームページにも人相のような、”相”があるかどうかは知りませんが、(こんなサイトを運営している影響か、そもそも警戒心が強い性か)数を見てると、パッと見で結構な事がわかって来るようになってきます。見た目が酷く悪く、子供が作ったようなサイトでも、いい人だろうなと感じたり、逆に、見た目が綺麗で読み易い文章で、嘘も無いとしても、サイト製作者の”魂胆”などの胡散臭さがおびただしく、強烈に感じるサイトなんてのもありますね。(で、顔写真を見て、”確信”したりするんですよね。”顔写真を出す=サイトが信頼を得て利用される”と言う、もはや古典的な部類に属しつつあるアクセスアップの手法がありますが、『アクセスアップできるならなんでも効果のある事は手当たり次第にやれ』と、節操無くやってるから、顔写真も出してたりする… と言うのが、理屈の上でも、物凄くよくわかったりします。もちろん、肝心の”人相”がどうで、見る者にどう言う印象を受けるかなんか、本人には見えてないと思いますよ。同系統の人間が多数いるような特定の業界に限ればいざ知らずですが、不特定多数の一般参加者が見るのですから…)

Web2.0の時代になって、ごく普通の個人サイトも切磋琢磨を続ける事で、そのような胡散臭いサイトが敬遠されるように変わってくれりゃいいんですが、今のところ、そう言う胡散臭いサイトのほうが、逆に先行して巧みに利用しているように感じるので、なんだかなぁ〜状態だったりします。(徹底的な利己主義と言うか、自分のところだけ良くて、他は都合よく利用する為にだけあるかのような、そう言う考えのサイトは、そろそろ、消えてくれないものかな。もちろん、個人が趣味でやってるような小さなサイトなんかの事じゃないですよ)

無料サイト集 Kooss (run)記

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