hp nx4820 ワイド画面がキレイで、音も良い
2005.12.20 nx4820の最大の特徴の1つは、モバイル系ノートパソコンでありながら、この値段でクリアワイド液晶を搭載している点だろう。また、nx9005以降、不満だった音質についても、このnx4820は見事に克服している。お聞かせできないのが残念だが、実に音がイイ。また、メモリーカードスロット標準装備なので、携帯MP3プレーヤーや、デジカメ、メモリースティック対応などのビデオカメラとの連携が外出先でもできるのなどの機動性にも優れている。MP3プレイヤーの曲を入れ換えるとか、撮影した動画をパソコンに保存、確認し、フリースポットから、そのまま送るなんて事もできる。 nx4820
A4ノート以上に使えて、DVD鑑賞も美しい、綺麗でワイドな液晶
■nx4820の液晶は、nx9005やnx9030などとは異なり、いわゆるツヤツヤ液晶の部類で、ワイドタイプのウルトラクリアビューTFTディスプレイで、DVD鑑賞サイズに適しているだけで無く、確かに黒がしまって発色が良いので、映像が美しい。難点は、若干視野角が狭く、斜めからだと色がぼやけてしまう事だろうか。しかし、大型液晶TVのように、大人数で見る事も無いので、そう問題でも無いだろう。
■試しに小田和正氏の2000年のカウントダウンライブのDVDを見てみた。プレイヤーはデフォルトのIntervideo
WinDVD。流石に、映像と音場空間の迫力は劣るものの、一般的な液晶TVで見ているのと遜色は無い。約2時間、楽しめた。難点は、角度や部屋の明かりの状態などで自分の顔や部屋などの写り込みが見えてしまう点だが、どうしても嫌な人はnx4820のBTOオーダー時に、反射防止液晶フィルムを選択するなどすればいいだろう。
■画面サイズは、1280X768がデフォルトだ。一般的なA4ノートパソコンでも、最大で1024X768なので、画面がより広く使え、窓を多く立ち上げてもデスクトップマシンよりも狭いと感じる事は無い。また、液晶の性能が良いので、文字が小さくても読み辛いと言う事も無く意外にクッキリしていて見易い。個人的に、web製作時のノートPCの利用で最も不便だと思う画面の狭さが解消されている。この程度あればそう不満は感じ無い。
■もちろん、1024X768の4:3の比率の旧来の画面設定も可能で、タスクバーの画面設定アイコンからいつでも変更できる。画面の両端が開いてしまうが、昨今の液晶TVを見慣れている環境では特に違和感は無い。古いタイプのアプリケーションの互換性維持や、ゲームソフトなどが横長になってしまうなどの時に使えるだろう。 ■液晶画面の比較の参考に、
nx9005との比較のページを設けておいた
|
|
ALTEC LANSING製小型スピーカーを内蔵し、音がいい。
■iPod用の音質の良い小型のポータブルスピーカーで人気のALTEC
LANSING製スピーカーをフロントに内蔵し、この価格帯のノートパソコンとしては、実に音が良い(*)。nx9005などでも、有名オーディオメーカー製のスピーカーを内蔵していたが、名前倒れの感が否めず、音質の改善が欠点の1つだったと思うが、それが完全に克服され、逆に、nx4820で音質の良さが売りになっていると言えるだろう。音楽を楽しむのに、ミニコンポを繋ぐ必要があるなんて、ナンセンスな事をする必要はもう無い。
■音量の操作は、nx9005などとは異なり、サイドから、トップに変わっている。よく見かける、メールやインターネットボタンよりも、実際は頻繁に操作するのだから、この位置にあるのは納得だろう。
右の画面は、DVD再生時の物。音量は、画面上に数値とレベルで表示される。
■プレイヤーはデフォルトでiTunesを内蔵しているので、インストールの手間要らずで即、MP3などを聞く事ができる。
|
|
*ALTEC LANSINGの国内サイトでは、iPod用小型スピーカーを、”音に自信あり、とにかく聞いて欲しい”と言う旨のコメントをトップページで掲載している。ファンも多いようだ。
|
■ここでの総評:ノートパソコンが人気の理由の1つは、ミニコンポやDVDや動画の映像再生専用のプライベートなTV(モニター)の代わりにもなる点だろう。DVD,動画,映像,音楽,などを楽しむには、やはり基本性能が良く無いと満足できない。『とりあえず、再生できますよ、見れますよ』と言うのでは無く、しっかりエンターテイメントメディアが楽しめるマシンで無いと、駄目なのだという事だろう。”低価格で小さいのだから仕方無い”と、犠牲になっていた面も、もはやそうでは無くなっている事が、nx4820からは伺う事ができるだろう。
無料サイト集 Kooss.com run 記
|
30345725
BACK
リンクはご自由に(LinkFree)
|
|