2009年シルバーウイークは5連休。高齢者無料サービスも例年以上

2009.09.14

 本年(2009年)のシルバーウィークは、学校・会社によっては、5連休となり、ゴールデンウィーク並みの、多くのご家庭で、一家揃って休みが取れる長期休暇となります。概要は以下の通り。

19 土
20 日
21 月 祝 敬老の日
22 火 国民の祝日
23 水 秋分の日

ところが、今年のシルバーウィークが5連休である事を全く知らずに、予定を立てて無い方や、この不景気なご時世故に、できる限り出費を減らしたいとお考えのご家庭は多い事と思います。
また、秋の行楽と重なってか、人気の観光地スポットのホテル・宿泊施設は予約で満杯と言う話も聞きます。

5日間も休みがあるのですから、せめて1日程度でも、まず、子供達はどこかに連れて行けと迫って来るとお考えのご家庭も少なくは無いでしょう。そう言ったご家庭のご父兄の方にお勧めなのが、敬老の日の無料イベントの活用でしょう。

今回の無料イベントをざっと見ると、”お年寄りと、子供(孫)達が、楽しい1日を過ごせるイベント”が例年に無く多くなっているのが特徴です。

その中で、特に思い出に残りそうな物を、幾つかピックアップして紹介してみます。

九州自然動物公園 アフリカンサファリ
・場所:大分県宇佐市安心院町南畑2−1755−1
・内容:通常は、大人料金2300円,小人料金1300円。大分市と別府市の、敬老の日・優待券所有者が無料。同伴者半額
 ジャングルバスなどの乗車料金は有料ですが、それでも祝祭日は数時間の待ち時間を要する日もあるそうです。猛獣達が身近で見れる迫力は満足度大でしょう。
その他の地域でも、今年は全国的に動物園入園料無料が例年よりも多くなっているように思われます。

ソラーレホテルズアンドリゾーツ
・場所:全国
・内容:100歳以上の方はホテル宿泊料無料。50代〜90代は、50%〜90%の割引。同室に宿泊する家族も対象で同額の割引が適用される。
 この手のサービスだと、『高級ホテルなのでは?』と勘ぐる方もいるかも知れませんが、チサンホテル系なので、基本的にリーズナブルです。それが更に、50歳以上の同伴者がいれば、半額以下なので、これは激安ホテルでしょう。但し、1日5室迄ですので、運次第の面もあると思いますが、ざっとネットを見たところ、この情報はそれほど知れ渡って無いので、意外とチャンスはあるように思います。

ハウステンボス
・場所:長崎県佐世保市
・内容:長崎県および佐賀県在住の60歳以上の方は、通常入場料金(大人3200円)を無料。同伴者は半額となる。中・高生2000円,小学生〜4歳以上1000円
 全国的に見て、比較的知名度も高く、入場料も高いテーマパークに属すると思います。神戸でもそうですが、観光客気分になり難い、地元の人ほど敬遠しがちになるように思います。
また、巨大テーマパークですので、全てのコンテンツを十分に回りきれて無い方も多いように思います。
テーマパークでは、ナムコ・ナンジャタウンなどをはじめ、他の地域でも、幾つか無料を実施している物もありますが、大手テーマパークが無料で実施されるのは、成人の日と敬老の日の年に2回だけと思われますので、この機会(チャンス)を積極的に利用される方も多いのではないでしょうか。

鴨川シーワールド
・場所:千葉県鴨川市
・内容:千葉県在住の65才以上の方は通常料金2800円が無料。鴨川市在住の方は同伴者1名も無料。千葉県外の65歳以上の方は入園料半額。因みに、中学生以下の通常小人料金は1400円。
 鴨川シーワールドは、海や水とそれに関わる動物や魚全体の大規模私設のテーマパークになっており、単なる水族館、水族園では無いので、サファリパーク同様に、思い出に残る施設の1つになると思います。
テーマパークの中では、比較的落ち着いて見れる物の1つで、おじいちゃん・おばあちゃんと、お孫さん1人の組み合わせで無料で利用出来るので、注目すべきスポットではないかと思われます。
 水族園・水族館も、今年は全国的に無料を実施している地域が増えているように思われます。

他にも、年齢制限無しで全員無料の国立博物館や美術館、温泉・銭湯・レジャーランドなどもお勧めでしょうか。
今回もかなり念入りに時間をかけて、各都道府県の敬老の日やシルバーウィーク関連の無料情報を探しましたので、多分、日本で最も掲載量の多い内容になっていると思いますが、ウェブには情報を掲載しない企業・団体もある可能性もあり、一覧には、未掲載の物もあると思います。各自治体の発行する情報誌なども、積極的に参照される事をお勧めします。

基本的に、全国規模で実施される物よりも、圧倒的に地域密着型のイベントになりますので、中々、故郷に帰る機会が無い、親と疎遠になっていて気にしているが素直になれない、などと言う方が、素直に仲良くできる機会でもあろうと思われます。

 人生80年、長いようであっと言う間の出来事です。”光陰矢のごとし”とは、まったく良く言ったものです。
若い人達が本当に知っておくべき事は、ニュースサイトやTV番組や雑誌などで垂れ流され浪費される、自分とは縁も無く殆どが無価値になる定めの、嘘か本当かすらもわからないような情報に一喜一憂するよりも、自分の遺伝子の元になった、比較的近い先祖が、今何を思い、過去に何を残し、どのように成功し、どのように失敗したかを、きちんと知る機会を得ておく事です。
 非凡なる生き方ができる一部の者を除き、多くの者は、先祖が辿った道に縁を見出し、同じように悩み失敗し、或いは同じようにチャンスを掴む事もあろうかと思います。

 敬老の日とは、お年寄りを敬愛し、長寿を祝う日でありますが、特に年寄りと疎遠になっているような若い方にとっては、この日を機会に、自分が本当に知っておくべき、将来に役立つ知識を得る事ができる、重要な日でもあるのではないかと思う次第です。

もちろん、単なる情報としてだけでは無く、そこに生きた命を継承する事が、何よりも重要な事です。

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