北朝鮮のロケット打ち上げの目的を考察する。

2009.04.03

 ご存知のように、北朝鮮が日本本土を横断する、ロケットの発射段階に入っている。北朝鮮はこれは、平和利用の衛星ロケットと言っているが、米国の国防長官は、軍事的目的を持った、大陸間弾道ミサイルであると既述している。
日本国民の多くも、これは前回のテポドン1号同様に、長距離ミサイルの発射実験であって、平和的な物ではないと認識しているのではないだろうか。そもそも、ロケット開発を含めた宇宙開発自体が、その背景には軍事力増強がある。最近知った話(某番組での青山氏)では、そのように、能天気に平和利用などと思っている国家は、軍隊の無い日本を除き世界には1つも無く、宇宙ロケット≒大陸間弾道ミサイルと言う図式が成り立つものだから、ミサイルへの転用があるのが普通なのだそうな。

で、この時期にロケット発射実験をする理由を、軽く考察してみる。

このロケット(兵器)を売りたい国がある、売れる国があるのでは。
以前にもリビアへのミサイル密輸未遂(?)があったようですが。経済的に極めて厳しい北朝鮮が、手っ取り早く儲ける方法は武器輸出なのだろう。
今の米国は本気で応戦しない。
米国へ着弾するとは考えられず、支持率の高いオバマ政権が、利害関係の低い北朝鮮に応戦する事は無いだろう。
成果を世界中にアピールできる。
日米韓のマスコミがこぞって報道してくれる。武器の輸出国が増える可能性がある。
米国の武器輸出にも効果がある。
これで日本が、北朝鮮のロケット(ミサイル)の迎撃に成功したら、PAC3も売れる事になるだろう。
米国の武器輸出も増えるのではないだろうか。
内需拡大が順調に進まずに輸入品を増やせない日本に、米国が手っ取り早くお金を使わせる方法は、高額な武器輸出になるだろうと言う事は、昨年に考察した通り。因みに、PAC3のミサイル1発の値段は5億円らしいそうですが、PAC3+SM3のフルシステムのお値段は2兆円です。
ヤバイので書かない。
ネットを検索したら似たような考えの人も何人かはいると思いますが、私は(今の段階では)書きません。

中には、これが世界第3次大戦へ発展すると言う意見もあるようだが、大国の参戦は無いだろうから、せいぜい朝鮮と韓日の軍事的衝突程度で終わるのではないか。朝鮮国内の内部事情がおかしな事になっているのなら、以前のような日本本土着弾などの緊張感もあっただろうが、今の北朝鮮はそんな危険な状態であるかのような報道は目にしない。

よって、日本が北朝鮮のロケットを撃墜し、それに対して報復的行動を北朝鮮が取ったとしても、戦争状態にまでは至らないと考えるが、現状わかっている限りの情報では、楽観的過ぎる考察とは思っていない。今の北朝鮮は、外貨獲得の目的が最優先事項なのだろうから、無駄な事はしないだろう。

北朝鮮の金正日の長男、金金正男氏が、マスコミ関係者のインタビューに(今回のミサイル発射の時期が)「今がそのタイミング」と言った内容で答えたそうだが、その真意のほどが知りたいと言ったところだろうか。

とは言え、もしロケット(ミサイル)が発射されたら、仕事の手を止めて、ずっとTV辺りを見いりながら、失敗に終わってくれる事などを祈っているとは思いますが…

※一番怖いのは、北朝鮮のロケット技術で、2006年の時にもちょい書きましたが、以前に特番辺りで聞いた話では、北朝鮮の軍事関係筋辺りの弁によれば、「どこに飛ぶか、どこに落ちるかわからない技術水準」などと言う趣旨だったように思う。あれから技術力も上がってるとは思いますが、やはりちょい怖いんですよね。

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