ちょっと異常値が気になります。兵庫・川西測定点@e-PISCO。

2009.04.17

 カラスの原因不明の大量死の話を最近知った。ご存知の方も多いと思うが、気になる方は、適当なキーワードで適当な検索エンジンで検索すると結構な数の記事が見つかると思う。原因は専門家でも全く不明と言うところらしい。

一説にはカラスの自殺説と言うのもあって、私もそんな風に感じた。もちろん門外漢なので、論理的に解釈不能な事例なので、ここは直感に頼った程度でしか無い。論理的な考察に行き詰った場合は、直感が勝る事は経験上学んできている。また、カラスが奇妙な行動を取る場合は大きな地震の前触れと言う、やや都市伝説めいた話もあるので、いつものようにお節介ながら調べてみようと思い、e-PISCOを覗いてみた。しかし、カラスの大量死のあった南足柄市の神奈川は、大イオン濃度の変動に何の変異も無く、気の回しすぎだったようだ。
が、続いて、兵庫・川西測定点を見ると、4/15,4/16の大イオン濃度が、トリガー的な異常値を示している。Attention Lineの10Kを遥かに超える、38K(4/15時点),37K(4/16時点)近辺を示している。詳細は、e-PISCOを参照されたい。

果たして、この異常な数値の原因が気象によるものなのか、或いは地震を予知するものか、私のようなドシロートにはわからず、また、過去の事例からしても、数値が異常に高い状態が長期間続いたとしても、地震につながると言うものでも無い事は学習している。また、宏観異常情報も特に目立った物は無いようだ。

ただ、念の為に、多少は注意しておくに越した事は無いだろう。個人的には、地震予知関連はe-PISCO以外は信頼性に乏しいと考えている。(などと書いていたら、某東海アマチュアもカラス大量死の件と、地震予報絡みの事を書いていますね…)

尚、気象庁によれば、大規模な地震予知が可能なのは、十分な監視体制が取れている東海地域のみで、他の地域では予知できない物とされているので、私は(地震予知関連サイトの中でe-PISCOを)信頼していると言っても、その程度の物だと言う認識の下である事をご承知頂きたい。

本当の地震対策は日頃の積み重ねであるので、予知が本当にできたところで、何もしていなければ、対策としてはあまり意味が無いものだと思うが、もしも地震があっても、事前情報があれば、受け止められる精神的な余裕が出来ると言うところだろうか。

何も全く起こらなければそれに越した事は無いが、先日のイタリア地震の事もあって書く事としました。

追記:


桜島 噴火 20090405 20:49 Volcano:Sakurajima,Japan

これは先ごろニュース報道された、噴火し大量の粉塵が降り注いだ4月9日の物では無く、その数日前の4月5日の桜島噴火のスローモーション映像で、国土交通省九州地方整備局大隅河川国道事務所のライブカメラによるものの模様。現在のリアルタイムの状況は、同ライブカメラの爆発監視カメラ 牟礼岡等で誰でも確認する事もできる。

ご覧頂ければわかるように、爆発の映像として迫力があり、地震などと関連した何らかの危機を感じる方も少なくは無いと思うが、基本的に鹿児島では桜島の噴火はさして珍しい物でも無く、特別な映像と言うものでは無い。
但し、今回の噴火の規模が大きい事は、注視しておいて良いのではないだろうか。尚、約1週間後のe-PISCOの異常値が、桜島噴火と関連していたかどうかなど具体的な推察は、門外漢の私には全くわからない。

映像では、噴火と同時に何本もの落雷なども見れる事から、日本に暮らす者として、日頃忘れがちな日本の自然の脅威を、あらためて再認識しておいても良いのではないだろうか。

追記:2009/05/02

あれから、マメにe-PISCOをチェックしていますが、兵庫・川西測定点は異常値は見当たらず。但し、神奈川・厚木測定点では4月28日に測定限界の50Kオーバーの異常値が出ています。会員向けメールが数日遅れでe-PISCOに掲載されていますが、近日中にこの件の見解も掲載されると思いますので、気になる方は参照をお勧めします。

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