今の物価は、高いのか安いのか、ホントにわからない。

2009.01.15

 寒い日が続きますね。どこが地球温暖化なんだと。
 左手はコタツの中でも、右手はマウスを操作せねばならず、冬場は冷え切って指がまともに動かないほどな状態が何年も続いてますが、西日本を襲っている寒波故か、毎朝室内温度は2度。日中でも8度など。流石に、この冷え込みに耐えかねて、寒さ対策にパソコン用手袋を購入しました。

指先が空いている手袋で、指先4本が完全に自由に使える、フリース手袋で、露天の八百屋さんなどが使ってるのを目にするタイプです。なので、指先は冷たいですが、マウスと接触する手のひらがヒヤッと感じる事は、殆ど無くなりました。温熱マウスや温熱カバー付きマウスパッドのような寒さ対策の製品も最近はあるようですが、この手袋を買った理由は安かったからです。

100円均一で見つけて、「試しに使ってみよう」と即購入です。ついでに言えば、バスタオルやフリースマフラーや土鍋(17cm)も100円。因みに、その100円均一から歩いて100m程の某有名大手百貨店なら、似たような商品が、全部1000円近い値段で売っていたと思う。なので、買わずとも見てるだけでも面白い。因みに、最近買ったのは、デスクトップのSKype用のマイク付きイヤホン 同じく100円。

 別に100円均一だけでは無く、スーパーも似たようなもんで、先日夕飯の買い物で、その日は疲れていたので、近くの某全国展開の大手スーパーでいいかと思ったら、チキンカツが500円。えらい高い。数百m離れた別のスーパーだと常時198円。しかも国産地鶏。コロッケ1個は約100円。神戸では子供の頃は”コロッケはオヤツ”で育った環境なので、今の相場では50円〜60円のコロッケが普通においしいと言う感覚。特価品なら30円辺りか。100円では買えない。それでも、普通に買い物カゴに入れていく客も少なく無い。私はその日はとっとと某スーパーへ向かった次第。

 昨日、ミニノートパソコンをアマゾンでオーダーした。ONKYOブランドになった、ソーテックのC101。色はホワイトパールモデル。バッテリーの持ちがいまひとつと言う話もあるが、個人的には屋外では2時間も使えれば十分。ミニノート(ネットブック)でもこの程度(10型液晶Wsvga)の文字の見易さとキーの打ち易さ(狭く無いキーピッチ)があれば、さして不満は無い。HDDも容量120GBでGigabitLan対応なので、ミニノートPCの標準スタイルがより小型化して持ち歩かなくなっても、Skype兼用の家庭内ファイルサーバーなどの据え置き型などの潰しも利く。これで税込39800円なら文句無し激安。

でも同じC101でも、7万円台で売ってるショップもある。7万円台のC101も3万円台のC101も全く同一だ。しかし、以前のノートパソコンが10万円以上が当たり前であった頃の相場感覚しか持たない人ならば、7万円でも激安と思って買う場合もあるだろう。特にモバイルノートパソコンとして見れば、主要スペックのみで比較すると、2〜3年前の感覚では20万円以上の値打ちを感じる人もいるだろう。10〜20万円の一般モバイルPCと並べて販売されていると、思わず買ってしまうであろう客の購入心理が理解できる。その値段でも十分に安く、需要はあるのだろう。C101はメーカー希望小売価格が約6万円なので、これも知価革命の1種と言う事か。
因みに、発送は月末から来月初旬辺りになる模様。気が向いたらレビューを書く予定。

(ついでなので書いておくと、先日大手量販店でお客が店員に質問してたのが耳に入ったのですが、ミニノートパソコンに「CDドライブが無い事が最大の欠点」である事を説明された客が、「ラジカセやミニコンポのCDを繋いでは駄目なのか」を尋ねていた。ミニノート≒ネットブックは、邪魔にならない液晶一体型で数万円と言う手ごろさ故に、今までパソコンにあまり縁の無かった層へも強くアプローチをしているのだと思うが、超パソコン音痴の裾野を広げている側面もあるのかも知れない。先日、Windows7ベータ版の無料ダウンロードが始まったが、Windows7がMircrosoftのミニノート対策用OSならば、もっと超シンプルで簡単なOSが求められるのかも知れない。膨張するミニノート市場を無視出来ずに投入した側面を持つが、ハードウェア要件は満たしているものの、Vista同様に又してもユーザーを見ていない製品になるのだろうか。)

(ついでなので、もう1つ書いておくと、最近最も驚いた激安モノは、SanDiskのSansa slotRadio。過去のビルボードチャート上位1000曲のMP3ファイル入りSDカードが付属した、FMラジオ付きMP3プレイヤー。米国のレビュー記事によると本体やメモリーを除いた場合の1曲辺りの価格は4セント程度との事だから、日本円だと3円50銭ほどになるか。実売価格はそれ以下だろうから、更に安くなるのだろう。気になる収録曲と音質次第では、洋楽ファンにはたまらない必須アイテムかも知れない。果たして日本国内発売もされるのかはかなり期待薄なあちゃらの話だけど、ともかく激安だ。が、本国米国ではそんなに話題になってるようでも無い。この程度の激安はありきたりなモノだって言う事なのか、既にローコストで音楽を聴ける環境がある事が大きいのか…)

低消費電力の5万円以下の激安のミニノートパソコンの爆発的な広がりが、コンシューマー市場向けパソコン販売の大手企業の収益を圧迫し、淘汰を加速させているかのように見えます。

これは始まりに過ぎないのかも知れません。本当の価格破壊は、日本の外貨の稼ぎ頭(即ち今の日本の繁栄をもたらした大手輸出産業の最たる製造品)の車で起きるのではないでしょうか。十数年前迄は、数十万円したパソコン(ノートパソコン)が今は数万円で買えるように、数百万円した自動車(マイカー)がEV(電気自動車)として数十万円になっても、何も不思議じゃぁありません。

電卓にしてもまさかカードになったり、100円均一でも売られるなんて誰も想像しなかったでしょう。大雑把な事を言えば、電池とモーターで動く、人が乗って操作する、言わば大型ラジコンカーみたいなもんですから。そんなもんじゃないでしょうかね。(TAMIYAとかも自動車産業に参入したりしてね。タカラが世界最小の量産型家庭用ロボットを作る時代なんですし、玩具メーカーはあなどれません。)

”エコ”を実現する技術が特殊でも無く、標準的に当たり前の製品仕様になり、企業メリットが無くなれば、エコだの地球温暖化だのが自然と叫ばれなくなってくるんだろうと思いますが、どうでしょうか。
(そもそも、地球寒冷化説と温暖化説とどっちが正しいのか、それとも、どちらも誤りなのか。諸々の統計や諸説,情報、或いは明らかなウソやデマ・でっち上げ等を見ればみるほど、私は判断出来なくなってしまいますが、ともかく、今年の冬は寒いので、風邪を引かないように皆が注意する事のほうが、遥かに重要な事なのは確かでしょう。)

冬場は、長文の記事は少なめになりがちなのですが、たとえ100円でも、手袋の効果はあるようですね。

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