Google Chrome登場に思う。Web2.0は、まだまだ儲からないかも知れない。

2008.09.02

 本日、Google Chromeのダウンロードが世界で開始される。長年噂されていた、Googleのブラウザがとうとう公開されると言う事だ。
ストリートビュー対抗のような、MicrosoftのPhotoSynthが登場し、話題になり、とうとうガチンコ勝負に出てきたかと言ったところでしょうか。Microsoftは2009年に再びYahoo買収に乗り出すと言う見方もあり、2009年末には噂のWindows7が登場するなどで、今後、凄まじい勢いで、WebやPCを取り巻く環境が変化していくように推測されます。この動きの根本は、Web2.0と関連して考察するべき事だろう。

例えば、最近では、経済評論家の勝間和代氏が、Web2.0が何故儲からないのかと言うタイトルで、Web2.0の代表的コンテンツとして動画コンテンツの収益が上がらない理由を考察している。
Web2.0が儲からない事については、私も以前にも書いた通りで、経済面について簡単に言えば、”難しくなったWeb2.0は、主に中高年者達の消費活動を阻害し、中小零細企業のチャンスを奪っている”と言う事だ。Web2.0コンテンツを普及させているユーザーの主体が、消費活動に縁の無い者なので、ネットにお金が落ち難くなっているのは、ごく当たり前の事だろう。

Web2.0を煽動或いは煽動されてきたネットの住民などでは無い、経済評論家視点故に、概ねまとまな意見だと思うが、しかし、彼女の考察は2つの点で間違っていると思われる。

1つは、ストリーミングコンテンツがPPCである事だろう。Web2.0コンテンツは、Web1.0と比較にならないほどに、圧倒的な物量での浪費的な情報が占める。
”ダラ見”や”聞き流し”なのだから、TVやラジオ,或いは雑誌などのように、広告がコンテンツと一体となったPPVである必要があるにも関わらず、未だにPPCが主流である事で収益に繋がっていない。

もう1つは、政治的な面を考慮に入れて無い。詳細については省くが、Microsoft vs Googleなどもその代表的な構図の1つだ。故に広告からの利益を上げる事が必ずしも最大限に優先されるものではない。企業価値を上げる事のほうが優先されているとも言えるだろう。

原点に立ち帰ればわかるように、Web2.0は、(当時の)既存のWebをWeb1.0とした事に始まる。
その言葉の普及は、Google vs Microsoft(或いはYahoo)の構図があって成り立ったものであると考えるべきだ。 即ち、政治的要素が大きいと言う事だ。

Google Chromeの登場が、その点をあらためて示してくるのではないだろうか。
もしかしたら、何年か後、Googleのほうがわかり易くてWeb1.0的になっているかも知れない。

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