石川 震度6強 危機管理体制の甘さを感じた。

2007.03.25

  地域における、危機管理体制の甘さを感じた、今朝の石川県の地震です。本州全体が揺れ、注目された地震であるのに、震源地の報道が目の前の現実のみに固執し過ぎ、救援の体制を遅らせる可能性があったように感じた。「こちらは大丈夫」「たいして、大きく感じられなかった」など。全体の把握が出来無い事は仕方ないけれども、しかし、これは防災対策費を増やし行政サービスを充実すべきなどと言う話にすりかえられないようにすべきで、これは意識の問題だ。特に報道に携わる者は、その内容が人命に影響しかねないと言う強い責任感を持つべきだろう。阪神大震災の時も、「大きな揺れだったけど大阪は大丈夫」とした報道が大勢であった故に、全国からの救助・支援が遅れた面もあったのではないだろうか。(残念ながら、当時は、電気も何もきていないし、余裕も無かったので、こちらではどのように報道されたのか、伝え聞く内容でしか理解はできていませんが… もちろん、当時はインターネットなどと言うものは無く、パソコン通信のみでした。)

地震発生から、2時間程度が経過し、漸く全壊に近い倒壊家屋の映像も流れるようになった。震度6強なので、当然、そのような被害があっておかしくは無いのだが、ここでも、阪神大震災の時と同様に、近隣の救援体制があるかどうかが重要な事がよくわかる。まだ自衛隊などは出動していないし、地元の消防隊などの映像も見ていない。しかし、その間に埋まっている人がいたならば、窒息死する可能性がある。阪神大震災の時の死者の大半も、圧死か窒息死だったのだ。

救いだったのは、マグニチュード7.1の強いエネルギーでありながら、深さ50Kmの地震だった故に、被害が少なかった点だろう。阪神大震災は、浅い16Kmの直下型だった故に被害が甚大なものとなった。

震災への備えでも書いたように、震度6強、震度7クラスの地震が発生した場合、行政支援サービスなどや、地震に(多少)強い家に住む事などは、本当に意味が無い可能性が極めて高い。声をかけてくれる誰かが、近所にいるかどうかのほうが遥かに重要なのだ。日ごろからの、近隣家屋、地域コミュニティーとの繋がりを重要視しているかが、生死にも繋がる。

また、地震発生時の映像は、NHK石川のビル内で蛍光灯などが揺れた映像のみしか流れていないようだけれども、倒壊家屋のあった近辺では酷いもんだったろう。これは、何度も繰り返しTV映像などで流れた、阪神大震災の時の震度7の地震発生時のコンビニ映像に関しても同じ事が言える事が、理解頂けたかも知れない。

重要な事は、これを他山の石などとしない事。「石川は大変だね」で終わらせるのでは無く、もし、これが、私の町で起きていたらどうなるかを、ひとりひとりが想像できる事。もちろん、活断層の位置(深さ)や、立地場所、自宅や近隣住居の強度なども考慮して、倒壊する事を前提としたシミュレーションをしておく事が大事なのだろうと、改めて思う次第です。

 報道のインタビューでは、「立ってられない」と言う内容が幾つかありました。当時の私の体験で言えば、「体が浮いていたので死んだのかと思った」と言うところです。

追記:e-piscoの神奈川・厚木測定点のイオン濃度の、測定限界(最大値)を超える異常値を示すグラフは、どうやら、少なくとも、地震発生、数時間前に示されていた物のようですね。24日夜の測定結果のようです。短期ではありますが、地震予知に成功している例と言えそうです。

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