台風2号、温帯低気圧に変っても風は強いままか。

2011.05.29

 台風2号が温帯低気圧に変ったと言う報道などで、「強い風は来ない安全だ」と安心してられる方もいると思うが、ここで台風の定義を思い出して戴きたい。

”台風とは、熱帯低気圧が最大風速17.2m/s以上の物を言う” これが一般的であろうと思う。

では、現在台風2号は、温帯低気圧に変ったと言うのは、熱帯低気圧では無くなったと言う意味合いのもので、最大風速が17.2m/s未満になったと言う意味では無いようだ。
ここでは、熱帯低気圧と温帯低気圧の違いの詳しい説明はしないが、大雑把な事を言えば、本州の大部分ではまだ寒さを感じるこの季節、どう見ても”熱帯”では無いだろう。
なので、どんなに勢力が強かろうと台風では無く、名称が温帯低気圧になるのかも知れない。
専門家では無いので言及は避けておく。

さて、温帯低気圧に変った台風2号の肝心のその勢力ですが、29日15時現在気象庁の台風情報(要はメインの進路予想図)によれば、その強さを示す数値は、速度 55km/h(30kt),中心気圧 982hPa の2つがわかるのみで、その他は本日午後から掲載されなくなった。
しかし、29日今朝の気象庁の台風進路予測では、30日〜31日にかけての伊豆南方での温帯低気圧に変った台風の勢力は、風速23m/s,最大瞬間風速35m/sと強い事が示されている。

また、本日12時50分の気象庁による”台風第2号に関する情報 第56号”によれば、温帯低気圧に変わった後の強さとして
30日0時に志摩市の南西約30Km地点で最大風速23m/s,最大瞬間風速35m/s
30日12時に伊豆諸島近海で最大風速20m/s,最大瞬間風速30m/s
以上のように予想されている。

実際、29日19時現在の神戸は、台風(温帯低気圧)最接近まで5〜6時間程度はあると思うが、かなりの強風が唸るように吹き荒れ、路上の物が飛び、風で時折家が揺れている状態となった。
感覚的にも普通の台風の前と全く変らない。

福島原発の事もあってか、あまり注意喚起がなされていない台風2号だが、台風慣れしている沖縄の人も半数の家屋が停電しけが人も多数出たなどで恐怖を感じた今回の台風2号、温帯低気圧に変っても過ぎ去るまで注意を怠らないようにと考えています。

東日本大震災以降、報道の状況が信用に欠ける面もあり、特に福島原発が台風対策をしていない事で、騒動が起きないようになどの配慮が働いているのかも知れませんので、目の前の雲や風の動き、或いはネット上にアップされた動画や記事などを見て、マスコミに左右されずに、安全かどうかを自分で判断してはいかがでしょうか。

追記:

16時39分の気象庁予報部発表による、台風第2号に関する情報 第61号では、

30日にかけて予想される最大風速は以下の通り(※最大瞬間風速では無い)
四国地方,近畿地方 25m/s
中国地方,東海地方,東北太平洋側 20m/s
関東甲信地方,北海道地方 18m/s
伊豆諸島 17m/s

となり、温帯低気圧に変わったため、強い風の範囲が広がることにも注意が必要としている。

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