ちょっと本気で、関東の大きな地震に留意したほうが良いのかも

2009.07.03

 毎回何らかの断わりを入れてますが、特に危機感を煽るつもりも無いし、何も無いのが一番良い事なのですが、転ばぬ先の杖にもしかしたらなるのだとしたら、それは告知しておくべき事なのではないかと思いましたので、記載しておきます。

詳細は、e-Piscoの”2009/06/30 18時までの首都圏3測定点の大気イオン濃度変化について 首都圏 深刻 国家総動員で態勢強化を”を参照下さい。出ているイオン濃度の数値やそれについての解釈に関して、門外漢が何かとコメントを挟むのは好ましく無いので、詳細は一次情報を、各自で検証し判断下さい。ただ、極めて異常な数値が1週間程度関東地域(計測地点3箇所全て)で出ているのは、どなたでもわかるかと思われます。

当方のできる事は、阪神大震災経験者として、大地震への備えを記載していますので、そちらに何か役立つ情報があるかも知れませんので、参考にして下さい。

環境問題、エネルギー危機、食料問題等々、色々とありますが、日本人が最も注意すべきなのは地震であるのは、日本が地震大国であるその歴史から見てもおわかりかと思います。

そんな訳で、我が家も、関東での大きな地震発生による、国内流通がストップする可能性を考慮し、いつもの生活に必要な物を、きちんと揃えておけるように、これから買出しに出かけます。帰宅したら、サーバー等を寝かせたりしておこうかと…(京都等の関西圏の断層などにも影響が出ないとも限りませんしね…)

 

追記:2009/07/05

その後も計測地は極めて異常な値を示している模様です。地震の規模が大きくなるほど、一般的に地震の兆候現象が出てから、実際の発生は遅延が出る傾向があると言う話もあります。e-Piscoでも9月末までの期間と示しているように、長丁場になるのではないでしょうか。

冒頭で書いているように、危機感を煽るつもりは毛頭無いですが、些細な心がけ、ちょっとした地震の準備などならば、どなたにでも出来ると思われます。

天災は忘れた頃に何とやらなどと申します。ネットの情報が信用出来ない方は、TVの関東大震災関連の特番の録画映像などでも見直してみるのもいいかも知れません。

 

追記:2009/07/07

千葉県の房総観測所に関しては、計測機器の異常の影響の可能性がある模様。e-Pisco公式には本件は現在未掲載

 

追記:2009/07/08

兵庫・川西測定点での7月7日の測定値でも、計測不能なレベルの異常な値になっています。これが機器の障害などで無いとしたら、何が原因なのか、関東の影響を受けた結果なのか、非常に気がかりです。

 

追記:2009/07/09

東大ハーベスト 関東・甲信越地域 最近24時間 2009/07/09e-Piscoに FAX情報サービス 第176号(2009年7月3日発行)が掲載され、”関東南部大地震 発生は来月以降の可能性”と題し詳細が記載されている。先日の、兵庫・川西測定点での異常値に関しては言及は無い。関東の宏観異常情報が増加している模様。

門外漢故に関連性は不明だが、東大ハーベスト震源マップ上の関東・甲信越地域の群発小規模地震(M3.0〜M4.0 2009/07/06 02:38 から 2009/07/09 02:38; 3.0 <= M < 9.9; -10.0 <= H < 700.0 の震源情報)が150件も大量発生しているのを確認した。

また、これも地震と関連性は不明だが、千葉で全面コンクリートの重さ2千トンの貯水池が最大で1.5メートル浮き上がったとの報道がある。原因は不明との事。(詳細はニュース番組・新聞記事等を参照願いたい)

e-Piscoのイオン濃度以外にも、巨大地震発生の予兆に関連していると思われる情報が増加しているように思われる。尚、暗黙の了解事項だが、イオン濃度の異常上昇は必ずしも巨大地震に繋がるものでは無い事を我々は経験的に知っている。しかし、それ以外の情報が符合してきた場合、確度は高まっていると考えたほうが良いだろう。

何度も言うように危機感を煽る気は毛頭無いが、ちょっとした事でできる些細な心がけや対処は幾らでもあるので、注意しておくに越した事は無いかも知れない。 やはり、本気で留意しておいたほうが良いのではないだろうか。

本日より、フジTVノイタミナでアニメ 東京マグニチュード8.0の放送が開始される。シャレにならん番組にならなければ良いのだが…

 

追記:2009/07/10

昨日から再びe-Piscoのグラフが極めて異常な値を示している。兵庫・川西測定点でも注意レベルを遥かに突破したトリガー的なグラフになっている。また、昨日、中国雲南省で、数百人以上の死者負傷者を伴うマグニチュード6クラスの地震が発生した模様。今回の一連の異常値との関連性はあるのだろうか。

 

追記:2009/07/11

昨日から千葉の行徳(行徳地震前兆観測プロジェクト)のグラフも異常になっている。これは、(大雑把に言えば)地盤の圧力変化によって発生した静電気が上空の電離層に影響を与えFM波の受信状態が変化をすると言う論理に基づく物。

同様な手法を(地震予知サイトとして極めて知名度が高かった)EPIOが使い、巨大地震の危機をHPに掲載したところ、大騒動になり批判が続出し、EPIOはサイト閉鎖に追い込まれた。(参考

今のネットは一意的なベクトルで情報とその解釈が伝播される事は殆ど無くなった。また、ネットの観測者達も多くは極めて冷静で、EPIOの二の舞のような恐れは無い。ただ、やはり、もしも本当に大地震が起きれば、事前の心の準備すら全く無かった人は、極めて不幸だろう。(今年の夏も)”それっぽい噂みたいなものがある”程度でも知っておく位はいいのではないだろうか。もちろん、デマであるかのような穏やかなアンチテーゼ的な動きもあってしかるべきだろう。

大地震がいつ来るかなんてのは、神のみぞ知る所だろうが、ほんの少しの心がけならば、誰にでもできる所だろう。

 

追記:2009/07/14

e-Pisco は幾分かは落ち着いてきている物の、12日の兵庫・川西測定点注意レベル以上の値、13日神奈川・厚木測定点は最大値50k近いトリガー的な値を示している。まだ公式には機器や計測の異常などに関する事は記載されていない。
行徳,東大ハーベストも相変わらず注視すべき結果を示している。地震予知関連の一般個人サイトの中で評価の高い物では、大地震の発生を示唆する物は無いようだが、7月中の(関東では無い)地震発生の可能性について述べている物もある。
また何か気が付いた事があれば、追記しておく。
そうそう、東京マグニチュード8.0が高視聴率だったからか、フジテレビ系列全国で放送が確定していた模様。関西では、関西テレビ 2009年7月14日火曜 25時35分より放送の模様。しっかり、予約を入れておきます。

 

追記:2009/07/15

昨日7/14の結果
行徳 グラフ突出。 e-Pisco 神奈川・厚木測定点 尋常では無いほど最大級に振り切れ。 東大ハーベスト 関東・甲信越地域 異常頻発維持 などとなっている。
他方、際立った宏観異常情報や、ネット上の著名な個人による地震予知関連サイト(常時危機感を煽っている物等は除く)には、際立った注意・警戒情報は無いように思われる。全ての要素が揃ってくれば、間違いなく、本格的に関東の方は注意しておいたほうがいいだろう。(それでも、確実に大地震が来るとは限らない。EPIOの時も震度5クラスだった。)

因みに昨日は、インドネシアで マグニチュード5.9,沖縄与那国島でマグニチュード6.4の地震発生の模様。

余談ですが、2005年に福知山線の事故を当てた九州発は、占い師も数年前に変わり、今年からは占いの内容も易学から四柱推命に変わっている。他にもあてにできそうな占いも無い。(霊だの前世だのを全面に出した胡散臭い占いは明らか期胡散臭くて信じる者が馬鹿を見るだけですが、占い全てが胡散臭い訳では無いのは、最近のTV番組で図らずも実証されています。無闇に占いが当たると信じるのも非科学的ですが、検証能力が無い故に占いが非科学的であるなどの意見がまかり通るのも、おかしな話です。些細な宏観異常情報でも注視するように、たとえ占いであったとしても、信頼できうる予知情報の選択肢から省く物では無いと言う意味です。)

本日午後6時40分頃ニュジーランドでマグニチュード7.8の地震発生の速報がTVで流れる。午後7時のニュース、詳細はまだ報道されていない。NZのニュースサイトでは、地震の震源は本島では無く、南の島で、地震の揺れは30秒続き、洪水なども起きている。ぐるぐ回っているように見える凄まじい揺れだったとの事。津波警報が出ている。震源の深さは35Kmと浅い。

他山の石とせず、情報を注視しておいたほうが良いだろう。

 

追記:2009/07/22

1週間ぶりの追記。

e-Pisco 神奈川・厚木測定点 再び振り切れているMAXの異常値
行徳 一部、激しく変化しているように見える。
東大ハーベスト M3.0〜M6.9 頻発状態継続

本日、日本各地で部分日食が見れる。昨日、皆既日食ライブカメラのページを設けた。鹿児島のトカラ諸島では皆既日食が見れるが、日食と地震は関連性があると言う説がある。
以下、実例。
1963年7月21日 日本(北海道)皆既日食 同年10月13日 エトロフ島沖地震 M8.1
1999年8月11日 トルコ皆既日食 同年8月17日 トルコ大地震 M7.4〜7.8

他の皆既日食も調べたが、必ず大きな地震が起きると言うと言う物では無いようだが、関連性を否定するだけの根拠も無く、門外漢故に判断は下せず、考察の域は出ない。

関西・中国地方は大雨が降り続いた。地盤の緩みは地震発生に繋がる可能性がある事は言えるだろう。

 

追記:2009/07/23

e-Pisco 神奈川・厚木測定点 振り切れMAXの異常値継続。宏観異常情報も幾分増加
行徳 激しく変化。
東大ハーベスト 関東・甲信越地域 頻発状態継続

昨日の地震
2009年7月22日23:51:2.0 33゜1.9'N 134゜19.2'E 29km M:4.6 四国沖 最大深度4
2009年7月22日03:56:41.4 36゜30.5'N 140゜26.8'E 89km M:4.2 茨城県北部 最大震度3
気象庁 震度データベース検索より参照

但し、震度3〜4程度の地震は、比較的よく起きている事であり、これを以って何か要注意と言うような意味合いでは無いが、地震が発生し易い状態であって、実際に地震が発生している事は注視すべきだろう。

東京マグニチュード8.0 第2話 録画を見た。地震部分の描写は、或る程度評価できる。但し、地震時における人間の行動、発言、コミュニケーションなどは、やや非現実的に見えるのが残念。被災者達が、バーチャル空間での出来事かのように見ているように思えた。このアニメ、メインキャラクター達による震災RPGになりはしまいか。連ドラ録画設定はしているが、次回以降、見るかどうかは微妙になってきた。

一応感想アップしておきました。

 

追記:2009/07/25

e-Pisco 神奈川・厚木測定点 振り切れMAXの異常値更に継続。
行徳 更に激しく変化。
東大ハーベスト 関東・甲信越地域 頻発状態継続

今日は日本各地で花火があって盛り上がっている。実は、3日程前から、妙な胸騒ぎがしている。普段から、大した事では動揺するような事は無くなって久しい年齢ですので、少し気になっています。別に、心配事があるとか、睡眠不足だとか、食生活が偏っているとか、そう言う事は無いとは思うが、理由がよくはわからない。唯一、夏バテっぽいと言う程度だろうか。

あと、夏休みと言う事もあるのか、近所でも深夜で口論や喧嘩をしている事が増えたが、イライラしている人が増えているのだろうか。昨年はあまり騒動が無かったように記憶している。

もちろん、この事を、地震と短絡的に関連付けるつもりは無いが、個人的に神経質になり、より色々な事を注意せねばと思うようになる。

 

追記:2009/08/09

スーパーから帰宅し,食後、ネットに繋ぐと関東で震度4クラスの地震が起きていた情報を確認した。報道によれば、最大震度4クラスの模様なので騒ぐ必要も無さそうだが、マグニチュード6.9と大きめ。幸いな事に震源地が海中深さ340Kmだった事で、広範囲で揺れた物の、大きな揺れでは無かった(*1)のだろう。

気になるのは、東大ハーベストの関東・甲信越地域 頻発状態継続地点と、今回の震源地が近いと思われる点だろう。現在も、直近3日間で104回と頻発している。

門外漢故に、関連性からの考察は出来ないが、現在も東大ハーベストの関東・甲信越地域の異常値は継続しているので、注目しておいたほうが良いのではないだろうか。

尚、e-PICSOは神奈川・厚木測定点が、8/7の異常値以降掲載されていない(*2)。行徳も相変わらず、一部激しく変動しているように見える。 また、心当たりのサイトを巡回したが、この地震の前に、関東地方での際立った宏観異常情報は無かったように思われる。

ここの所、全国的に激しい降雨があり、地盤に何らかの影響を与えてる可能性も有ります。地震と雨・台風の因果関係ははっきりとはしない模様ですが、統計的にも関係があると考える学者もいるようです。(*3)

*1:震度4以下の地震は、比較的多く頻発しており、大きな地震とは言えません。震度5以上が大きな地震と言えると思われます。

*2:8/7より前は、7月からの異常値が落ち着き、暫く平常値に戻っていた。イオン濃度は、平常値に戻った時が、注意すべき状態であると言われている。8/7深夜から8/9分の記録が掲載されていないのが気になる所ではあるが。

*3:一般的に、因果関係があると考えるのは、科学的にはナンセンスとされる模様ですが、統計的には、大型の台風の通過後、中小規模を含めた地震の発生率が高くなる傾向がある模様です。 (地震雲に代表されるように、仮に、地震が電気的な作用によって誘発されるのならば、エネルギーが充満している断層付近に、水分が流入すると言うのは、電気的な変化をもたらす可能性があると解釈できると思われます。もちろん、門外漢故に、非科学的な”オハナシ”の域を出るものではありません)

 

追記:2009/08/11

今朝方、5時7分頃、駿河湾を震源としたM6.6,最大震度6弱の地震が発生。神戸でも船に乗っているかのように、ゆったりと揺れた。気象庁も公式に、今回の地震が、長年に渡って注意されてきた、駿河トラフによるプレート型の東海地震では無いと述べているので、本ページで述べてきた、一般地震予知関連サイトによる、関東での大きな地震予知に属する物ではないかと考えます。(追記:気象庁の地震関連の担当者によれば、今回の地震は、東海地震の前兆滑りでは無いと明言した模様です。もちろん、関連性は無いのですから、東海地震の危機が去ったと言う意味ではありません。)

e-Pisco等は、伊豆半島の東近辺を震源地と予測していたが、今回の地震は、伊豆半島の西となった。予測していた時期的には、e-Piscoが8月中旬から9月と予想。別の一般地震予知サイト(もちろん、頻繁に地震が起きると言っているようなサイトでは無い)は、指定した数日の期間内に起きているので、ほぼ的中していると言って良いだろう。(非常にシンプルな理論に基づく地震予知法なので、今回も、偶然当たった可能性は否定できないが、以前から信頼性が高いと言う評価のあるところの1つでもある)

仮に、これが、本ページでも紹介(及び当方が参照・参考)してきた、一般地震予知サイトなどが予測していた物であれば、更に大きな地震が発生する可能性は減り、当初予想していたほどの大地震は起きないのではないかと言う推測が出来るように思われる。

8/9のM6.9の地震,本日のM6.6の地震、いずれもエネルギー規模は大きかったが、沖合いの海中が震源地であった事が、被害を少ない物にしているのであって、仮に、大都市圏の浅い地盤での直下型、或いは都市圏下の活断層を揺るがす地震であったならば、M7.2の阪神大震災に近い被害をもたらしていた可能性は、十分にあるのではないだろうか。

ひとまず、今回もM6.6ほどの巨大なエネルギーが、都市の破壊に繋がらずに済んだ事は、非常に幸いであったと言えるのではないでしょうか。

尚、今回の地震で「これは前震で本震が来る」「もっと大きな地震が来る」と言う意見が、ネット上の掲示板等で散見できますが、地震は、基本的に気象庁ですら、予測できないと断言しています。そもそも、地震発生のメカニズムは未解明の部分が多々あり、本当のところは、神のみぞ知る領域であろうと思います。(*1)

当方が(本ページで名称を掲載していない物を含めた)参考にしている複数の地震予知関連サイトも、各々の手法が科学的に公式に認められている物でもありません。但し、根拠はどうあれ、実証として過去に当てている実績がある事で、それぞれに一定の評価を考慮し、場所や時期など、類似した地震を予知しているサイトが増えれば、それは、その場所で地震が発生する可能性が高いのではないか、と考察して無理は無いと言う考えに基づくものです。

全く異なる方法でも予測結果が同じならば、確率は高くなるのではないかと考える訳です。

備えあれば憂い無しですので、今回の地震をきっかけにして、地震への備えをはじめるのは良い事ですが、デマ的な情報に煽られ、無闇に不安になれば、あまり良い結果は生まないように思われます。

比較的信頼性の高いとされる、地震予知関連の複数のサイトを比較しながら参照し、各自で検証し、各自で判断される事をお勧めします。(*2)

*1:文中で紹介している、本日の地震(日時及び場所)をほぼ当てたと思われる個人の一般地震予知サイトにしても、淡々と記録を残しているもので、全く大袈裟に騒ぎ立てているようなサイトではありません。それどころか、当たったと言う事にもさほど言及をしていないほどです。大きな地震が起きれば死者が出ます。必要以上に危機感を煽る事は、人道的見地からも好ましい事ではありません。

*2:震災経験者と言う事もありますが、ネット上の地震予知関連のサイトは、5年以上時折参照しています。機械も故障する事があれば、人間ですので判断や考察を誤るケースも多々見てきています。多くを見れば見るほど、どこが信頼性が高く、どこがお勧めできるかと言うのは、難しく感じます。

 

追記:2009/08/13

気象庁発表によれば、本日13日07時49分頃 M6.5の地震が発生。震源地は八丈島東方沖。最大震度震度5弱の模様。

8/9からの5日間で、M6.9,M6.6(M6.5修正),M6.5と、相当量のエネルギーは放出されていると思われるので、もし、予想されている関東での大きな地震が起きても、当初の予想よりは、被害の規模は、かなり少ない物になるのではと考えている。

ただ、何度も紹介している、e-Pisco、 行徳、 東大ハーベスト は、相変わらず平常値であるとは言えない状況が慢性的に継続されている。言及はしないので各自で確認して頂きたい。(因みに、e-Piscoは現在一時休止中だが、東京・千葉・神奈川のイオン濃度の状況は、某所で確認できる)

e-Piscoも11日付けで、M7〜M8の首都圏大地震の危機は去って無いと明言している。その他の地震予知関連のサイトも継続して、注視しておく必要はあるだろう。

 

追記:2009/08/14

気象庁発表によれば、9日M6.9の地震がフィリピン海プレートによる物で、11日のM6.6,13日のM5.5は太平洋プレートによる物。又、場所も違うので関連性は無いとの見解。

連鎖的に影響を受けたと言う事では無く、たまたま重なったと言う事らしい。と言う事は、連鎖的に何かしらの大きな地震が起きる可能性は低いと解釈していい、と言う風に考える事ができると思う。

過剰なデマなどを抑止する為の政治的なリップサービスと言う気もしないでは無いが、気象庁の言う事なので、あからさまな嘘では無いと思う。

本日は、e-Pisco系(関東),行徳,東大ハーベスト、全て、やや落ち着いてきつつあるように思う。個人的に信頼度が高いと思われる地震予知関連サイトも警告を発しているサイトは無いようだ。

3件の地震以降、宏観異常情報は多く見受けられるようになっているが、中身はあまり地震とは関係無さそうな物も増えているように思う。因みに、セミは気温が高いと夜でも鳴く。気温が低ければ鳴かないので、地震とは関連性は無いと思われます。

時間があったので、録画していた、東京マグニチュード8.0 第5話を見た(関西は1週遅れ)。ようやく、以前よりはちゃんとした震災アニメになってきたかなと言う感想。痴呆(認知症)状態になった老人を描いたのは、評価できる。特別な話じゃない。年寄りならば、地震のショックだけで痴呆状態になった人も知っている。ただ、そのご主人の同じく老人の男性が、ボランティア活動を精力的にしているのは、やや疑問。あの状態ならば、痴呆状態の妻とずっと一緒にいてやるなり、死んだ孫のそばにいてやるなりが精一杯。そもそも、震災発生時に、最も必要とする情報が得られず、もっとも支援の手が来ずに見捨てられがちなのが老人世帯で、ましてや大事な家族が死に、連れ添いが精神的におかしい状態で、ボランティアをするなどの屈強な精神力を持つ者は皆無だろう(死なずに済んだ自分ができる事を精一杯したいと言う気持ちはわかるが、その気持ちだけで果たして行動できる状態では無いだろうと)。そもそも、そんな年寄りにボランティアをさせずに、特別な呼びかけなどせずとも、周りの若い世代が自発的にケアをするようになる。このアニメではそう言った一般のボランティアの描き方がどうも希薄に思える。

視聴者の対象を子供と想定しているようで、心優しいおじいちゃんの絵図は受け入れられ易いと言う事なのだろうが、やはり、その点ではリアリティに欠けているように感じた。ただ、全体的にトーンが落ち着いてきているのは評価できる。特に夜のシーンなどは、本当に静かな印象でリアリティがある。震災の夜、明るいのは、月か星、或いは、遠くで燃えている建物が照らす空のオレンジ色の雲だけで、本当に何も音の無い世界だったのを覚えている。

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