ミニノートパソコン SOTEC C101紹介 No2

2009.01.27

 ミニノートパソコン、C101(C101W4)紹介の第2回目です。

C101 プリインストールソフトの確認と整理

 C101は、国内メーカー製PCらしく、聴き馴染みのあるソフトが幾つかプリインストールされている。
年賀状や挨拶状作成に役立つ筆まめ,特に複雑な都心での最短・最安値運賃検索などに役立つ乗換案内,無料お試しで見れる名作コミックが多数ある電子書籍,子供が安心してネット利用できる有害サイトブロックi・フィルター5.0など、特にソフトを、まだ1本も持って無いような初心者ならば、どれも有り難いと思うものばかりだろうと思う。
以下、Windowsデフォルト関連以外のプリンストールソフト一覧を載せておく。

・はがき・住所録作成ソフト:筆まめVer.18ベーシック
・交通情報検索ソフト:乗換案内 VER.5
・Webカメラ操作ソフト:YouCam 2
・インターネット検索:JWord
・電子図書閲覧ソフト:ebi.BookReader 3.6
・PDF閲覧ソフト:AdobeR Reader9
・フィルタリングソフト:i-フィルター 5.0
・Webサイト診断ソフト:マカフィー・サイトアドバイザプラス
・セキュリティ対策ソフト:Windows Live OneCare

当方は、OneCare以外は、通常通り[プログラムの追加と削除]などで殆ど削除した。目的達成の為に上記ソフトを使う機会が少ないか、それらの用途で使う事が無いかのいずれかであって、HDD内の使用しないソフトを削除する事でC101の操作性の軽量化を図り、機動性を高める事に比重を置いたからだ。

他にも、(Ofiice非搭載モデルなので)Office2007アップデートファイルや、パソコンの基礎がわかるSOTEC電子マニュアルなど、比較的容量の大きく不要と思われる物は削除した。

C101で最も重要ではないかなと思われたのは、スタートメニュー”本製品をご購入の皆様へ”辺りだろうか。HDDのリカバリー方法について記載されてある”リカバリについて”、BIOSの操作方法が記載された、BIOSマニュアル(PDFファイル) がある。

致命的なトラブルが発生した場合の、C101の再インストール(出荷状態へのリカバリ)は、再起動後に[F8]キーを押し続ける事で右のような”ハードディスクの復元について”のメニュー画面が出るので、あとは指示に従えばいい。このリカバリソフトは、Windowsアプリケーションソフトでは無いが、或る意味、最も重要なC101プリインストールソフトになるかも知れない。

C101ベンチマーク結果

 C101の速さについては、搭載CPUがAtomN270(1.6GHz)と言う時点で大よその想像はつくと思うけれども、とりあえず簡単に掲載しておきます。お使いのパソコンの結果と比較して、イメージを摑んで貰えればと思う。尚、計測は通常の利用環境での1回計測。ベンチマーク対策などは一切していない。

スーパーπ 参考

104万桁で1分34秒,419万桁で7分46秒の結果となった。Core2Duoなどを搭載したノートパソコンの1/3〜1/4程度の速さと言う感じだろうか。

 

HDBENCH 参考

 ★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
Resolution 1024x600 (32Bit color)
Memory 1038,764 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 3

Intel(R) 82801GBM/GHM (ICH7-M Family) Serial ATA Storage Controller - 27C4
プライマリ IDE チャネル
WDC WD1200BEVS-22UST0

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
33190 93063 64373 47665 48140 84855 29

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write CopyDrive
10724 8183 642 49253 35803 2814 C:\100MB

HDBECNHがPCの比較でベンチマークソフトとして使われる機会もめっきり減ってると思うが、C101クラスのモデルでの比較なら有用だろうと思う。結果では、BitBltが意外と速く感じた。DirectDrawもこの程度あれば、4〜6年程前の頃の一般的なゲームも難なく動作するであろう事が推測できる。

FFベンチ 参考

  ResolutionはHighでは流石に重く、Lowで実行。

結果は、右のように1325となった。予想以上に重かったので、オンボードVGAである事と(メインメモリ共有による)メモリー周りの遅さが影響しているのではないだろうか。

 

 

3DMark2001SE 参考

 基本的に発表時の標準スペックPCでは重い仕様の3Dmarkの中では、この辺りが妥当かなと思ったので、3DMark2001SEでベンチマーク結果を図ってみた。

懐かしいモノの1つになってしまったが、当時、重くてまともに見れなかった、森のシーンが気持ち悪い位に自然に再現できている。木々の木の葉の揺れ、小川のせせらぎ、ひらひらと優雅に舞う蝶々の群れ。当時、重いとされたゲームソフトでも難なく動作しそうだ。

尚、ベンチマーク結果は右の通りで、2772となった。当時の、高速なVGAを搭載したPCの水準であろうと思うが、前述のように、体感的にはそれ以上の物があった。

 

 

以上、簡単にベンチマーク結果を紹介したが、画面の狭さを考慮に入れると、この程度の速さでも、さほどストレスを感じる事は無い。WindowsXPが登場した頃に出たPCにIE7(Internet Explorer7)をインストールすると、重くて使い物にならないモデルもあるかも知れないが、C101ではIE7もさほどストレス無く使える。軽量且つ汎用性の高い無料ソフトならば、同様にサクサクと動く。

ゲームの速度などが気になる方は、同じくAtomN270,945GSEを搭載した、Aspire Oneの紹介記事中の動画の参照をお勧めする。Quake3などのゲームプレイ画面がある。

他にも、CrystalMark辺りの結果も載せておくべきかも知れない。個人的には、最近はスタンダードと言えるベンチマークソフトが無いように思うので、前述のようにC101の速さがイメージできる物に絞って紹介した。

C101消費電力確認

ソーテックのC101公表スペックでは、最大80W,標準時13W,省電力時1W未満となっている。とりあえず、ワットチェッカーがあるので計測してみた。

左上が、MP3ファイルを再生しながら、無線LAN接続でインターネットをしている状態の通常操作時で約14W〜15W程度。

右上が無操作で液晶画面をオフにした状態 13Wとなった。但し、常駐ソフトなどは動作してる。液晶の消費電力は1W程度と言う事なのだろう。

左下が、スーパーπを実行させた画面。一般的なPCでは比較的高負荷状態になっている筈だが、19Wとなった。この時はCPUファンも回っている。

以上から、仮に1日中24時間つけっぱなしにしても、電気代は7円ほど。1ヶ月でも200円ちょい程度になる。高速なブロードバンド環境があり、自宅サーバーを立ち上げられるならば、一般的なトラフィック量のホームページやブログ、オンラインストレージ用などに使っても、激安のレンタルサーバーを借りるよりも安く上がり、しかも遥かに大容量で高スペックになるだろう。もちろん、標準搭載のHDD容量に不満が無いならば、LAN内ファイルサーバーにも使えるだろう。

無料サイト集 Kooss (run)記

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