Google検索結果のアダルトサイト対策にGoogleセーフサーチフィルタリング。

2008.04.12

 先日から、Googleの検索結果が変化しつつある模様で、色々なキーワードで検索していますが、大躍進しているのが、アダルト系サイトです。例えば、”DVD販売”で検索すると、本日現在、上位20サイト中、一般のDVD販売関連のサイトは1サイトのみ(しかも、11〜13位辺り)で、他は、○DVD,無○正DVDなどの、非合法なタイトルのアダルトDVDのサイトが並びます。中には、バックリンク数は1万を超える物もあるようですが、多くは巧妙な検索エンジンスパムでしょう。(馬鹿馬鹿しいので、1つ1つリンクを辿って確認してませんので)

 そこで、MSNサーチ(WindowsLiveサーチ)や、Yahooサーチなどでも同様に”DVD販売”でのアダルト系の出現を調べると、MSNでは半数程度、Yahooでは皆無と言った状況です。因みに、これらは、”セーフサーチ”を有効にしないデフォルト状態の検索結果です。その他の、頻繁に利用されるであろう、検索ワードにおいても、Googleではアダルトが上位に進出しています。

 ”著作権の乱れ”が顕著になってきた辺りから、ネットの自発的な監視や対策を行うネット参加者数が減少し、逆に公共心の低下や、公共性・公益性が尊重されなくなっている事や、ブログを使ったスパムによる手法など、理由は色々とあるでしょうが、原因を究明したところで何の解決にもならないでしょうから、ともあれ、免疫の無い方、年頃のお子さんをお持ちのご父兄の方々は、今月初頭に追加された、”Googleのセーフサーチ”を設定しておく事をお勧めします。

Googleのトップページ(http://www.google.co.jp/)よりアクセスし、”表示設定”をクリックします。

開いたページに、以下の”セーフサーチフィルタリング”の項目があるので、”フィルタリング(強)”にマークをします。

右下の[保存]を押して完了です。

試しに、Googleで”DVD販売”で検索すると、上位20件には、(明らかな)アダルト系サイトは1件もヒットしなくなります。

尚、Google系の検索エンジンでも、セーフサーチフィルタが用意されているので、類似する手法で設定できる。但し、検索結果をマスクするだけのgooなどでは、使いずらい場合もあるかも知れない。(この”DVD販売”の例で言えば、上位20件中19件の検索結果が、「このページは表示できません」となってしまう。)

海の向こうでは、Yahoo vs Microsoft に NewsCorp,AOLにGoogleも巻き込んでのタイヘンな状況になっているようですが、実のところ、ここのところのGoogleの理解し難い変動も、これが原因しているように思うのですが…

たわいも無い話ですが、今は、こう言う事も書いておかないといけない時代なんだろうと思うので…

(と言うか、アダルトの躍進を許容させエスカレートさせると言う事は、行き着く先は、”グロ”、”バイオレンス”、”マーダー”の流行なんですが、こう言う状況にさせている最大の原因は、一般のネット参加者、或いは携帯利用者の無知と無関心なんですよね。無視や容認すると言う事は、加害者なのだと言う意識を持つべきです。)

追記1:

現段階では、Googleのセーフサーチフィルタリングは、性的コンテンツを含まないと思われるようなページも、除外する場合がある模様で、特に低年齢層を含めた多くの人が汎用的に利用するようなサイトも対象となっており、やや行き過ぎていて実用性はどうかなと言う面もあると思われます。

他方、”アダルト”などで検索すると、アダルトコンテンツがトップでヒットしたり、アダルト系情報満載のコミュニティーがヒット(これらは元々がアダルトなので、どこまで行っても収入源はアダルト系ですから。中にはアクセスして4クリック程度で、国内では非合法となっている、明らかな性的サイトへ誘導される物もあり、若年層のモラルの低下にも、多分に影響を与えていると思われます。)するような、甘さもまだ残っているようです。

因みに、この編集室の記事の一部もフィルタリングされていて、ここ3ヶ月以内に書いた記事の中では

巨乳無罪の報道を見て思う。
ブログは健全化するのか? それとも終焉を迎えるのか?
日本の「かわいい」のブームはいつまで続くのか、少しだけ考えてみた。
早くも動き出した? 児童ポルノ規制の影響による、ネットのアニメ規制

以上が検索結果に反映されない模様です。もちろん、18歳未満のお子様では理解できない内容も多々あると思われますが、いわゆる、”18禁”などのような、一般的な解釈に基づく性的コンテンツを含む記事では無い筈なのですが…(アンチアダルト系サイトをフィルタリングするのだから、Googleも滑稽な事をしますな)

同様な現象は、一般のブログでも多分に起きていると思います。

追記2:

その後、たまにフィルターをONにして、Googleの判断(?)を確認する事にこの機能を使っていますが、某18禁ゲームサイトのドメインで見ても、半数程度は表示され、その何割かは18歳未満購入禁止とされているゲームソフト紹介のページになっています。もちろん、昨今の18禁ソフトは、エロに見えませんし、また、それらしき文言も入って無いので、フィルタをすり抜けているのかも知れません。(もし、内部キーワードや外部リンク文字列などで判断しているのならば、いずれこれを悪用するスパマーに乱用され、あまり機能しなくなるでしょうね。) 他にも、複数キーワードやAV女優名などなどの検索では、フィルタをすり抜けている物が幾つもある模様ですので、現段階でも、安全面はアバウトに見ておいたほうが良いでしょうね。

因みに、このページも、フィルタONでは検索されません(^^;) まぁ、セーフサーチをちゃんと理解してるならば、このようなページは見なくてもいいんでしょうけど。

無料サイト集 Kooss (run)記

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