2008年春 3万円以下、1万円台からの激安パソコン(デスクトップ OS無し)

2008.03.26

 進学・就職などの時期と言う事や、何かを始めるのに都合の良い季節と言う事もあり、日本の春はパソコンを購入する人が自然と増えてきます。

と言う事で、特に、子供向け、超初心者向け、或いは、ともかく数年間、ネットが出来る程度あればいい。などとお考えの方向けの、3万円以下(OSオプション)の激安パソコンの中から、お勧めの物をご紹介します。

※以下、全てBTOオーダーに対応し、スペックアップ可能です。
※OSはオプションとなっており、WindowsXPやVistaなどを選択できます。
※Linuxなどの無料のOSも使える可能性もありますが、初心者にはお勧めしません。(参考:無料ソフト)

ドスパラ Prime Knight GC \29980
・CPU:Celeron-420(1.6GHz)
・MEM:DDR2-667 512MB
・HDD:SATA 80GB
・DRV:DVD-ROM
・その他:350W静音電源,キーボード・マウス付属
オフィスに置いても違和感の無いシンプルなデザインのミニタワーで白・黒が選べます。2万円台でも静音電源を搭載しているのは魅力的でしょう。

フェイス Seed Micro A3200X/DVR \27799
・CPU:Athlon64 3200+ (Socket754)
・VGA:nVIDIA GeForce6100(オンボード)
・MEM:PC3200 DDR 1GB
・HDD:SATA2 80GB
・DRV:DVDスーパーマルチ
・その他:400W電源,キーボード・マウス付属
このスペックで、3万円以下と言うのは、凄いでしょう。ケースも品のあるブラックフェイスのミニタワーで、スペックとデザインだけを見て、2万円台には決して見えません。但し、旧タイプのScket754である事で購入後のスペックアップでのパーツ調達が難しいので、自作での潰しが利き辛いと言うデメリットはあるでしょうが、パソコンを分解していじる事の無いような方は、気にする必要はありません。

ツートップ Xcute SD3001a \22800
・CPU:Sempron 3000+ (Socket754)
・VGA:NVIDIA MCP61Sチップセット内蔵
・MEM:PC3200 DDR 512MB
・HDD:SATA2 80GB
・DRV:DVD-ROM
・その他:350W電源
やはり、このスペックで、2万円台前半で普通に買えてしまうと言うのは凄いでしょう。ツートップでも、”スーパーバリューモデル”としています。ケースデザインも、SeedMicroと同じく、フロントが黒のミニタワーです。

パソコン工房 Scenage SL308 \29980
・CPU:Celeron 420(1.6GHz)
・VGA:VIA P4M900チップセット(オンボード)
・MEM:DDR2-667 512MB
・HDD:SATA2 80GB
・DRV:DVD-ROM
・その他:300W電源
限られたスペースを有効利用できる、スリムタイプです。フロントビューはスイッチとリセットのみで、光学ドライブ類はパネル下に隠れている、シンプルなシルバーカラーのケースデザインです。

ストーム Storm Magic FX \29400
・CPU:Celeron Dual-Core E1200(1.6GHz)
・VGA:Intel GMA 950(オンボード)
・MEM:DDR2-533 1GB
・HDD:SATA2 80GB
・DRV:DVD-ROM
・その他:350W電源,キーボード・マウス付属
2万円台のデュアルコアCPU搭載デスクトップパソコンです。Celeron Dual-Core E1200はオーバークロック性が高く注目されており、このモデルのM/BはECS製のG31T-Mなので、クロックアップには対応していると思われますが、最初からクロックアップ目当てならば、過度な期待はしないほうが良いでしょう。クロックアップしなくても、十分に激安で、文句無しでしょう。ケースカラーもセンスの良い黒/白の2タイプが選べます。

OZZIO MX4280N2N \29900
・CPU:Celeron 420(1.6GHz)
・VGA:Intel 945GC(オンボード)
・MEM:PC2 5300 DDR 512MB
・HDD:SATA 80GB
・DRV:CD-ROM
・その他:250W電源,キーボード・マウス付属
ブラック&シルバーのセンスの良いケースデザインのタワー型タイプです。スペックよりも見た目を重視される方、セカンドマシンなどとして、書斎などのデスクサイドに置いても、違和感の無いデザインを求めている方に、お勧めのモデルです。

hpdirect HP ProLiant ML115 \15750
・CPU:Athlon64 3500+(2.2GHz)
・MEM:PC2-5300 DDR2(ECC) 512MB
・HDD:SATA 80GB
・DRV:CD-ROM
・その他:キーボード・マウス付属,法人限定
法人限定モデルで、基本的にサーバー用途のマシンですが、このスペックで1万円台なのは、文句無し激安でしょう。以前の紹介よりも、更に安くなっています。一般のパソコン同様に、WindowsXPのインストールもできる模様ですが、初心者にはやや敷居が高いでしょう。メーカーサポート外なので自己責任でどうぞ。同様に、デルNEC特選街でも、(クライアント向けデスクトップマシンとしては十分なスペックを持った)1万円台からのサーバー向けマシンが特価で出ている事があります。
 これら一覧の中で、個人的に購入するとしたならば、このProLiant ML115を購入し、メモリーを2GB程度に増設してLinuxマシンとしてホームサーバーとして利用すると思います。 因みに、CPUの処理能力のみで言うならば、このスペックは私の現役のメインマシンと同等クラスで、サブマシンよりも高性能なのです。
尚、HPのProLiantシリーズは、2007年第4四半期のx86国内サーバ市場で出荷台数シェア1位の実績があります。

一時期は、安物買いのなんとやらで、パソコンを買って失敗した人もおり、その理由は安いパソコンだからなどとされている場合も少なからずありましたが、しかし、それらの本当の理由は、使えない理由が安いからとし易いからだと思います。(単に、そのパソコンが自分に適していなかっただけでしょう。的確に比較検討できる程度のスキルが無いと、本当は何が原因なのか自己診断ができないのです。もちろん、安いだけの中古パソコンなどによるトラブルなどは論外ですが…) ただ、確かに、高い金額を払えば、それなりの付加価値は得られます。

特にノートパソコンでは、高性能・高耐久性や高機動性(軽量・コンパクト・長時間使用)でユーザビリティの優れた、アクティブなビジネスシーンでフルに利用できるタイプと言うのは、数十万円はしますが、そんな高額なノートパソコンは、普通の個人や基本機能さえあればいいような一般的な企業では要りません。

さらに、デスクトップに関して言えば、今の数万円のパソコンの性能は、数年前の10万円前後のパソコンです。WindowsXPが発売以降、2002年頃に登場したような10万円〜20万円クラスのパソコンと比較すると、性能は倍前後になっています。もし、OSにWidowsXPを使うならば、十分に高性能な事がわかると思います。

更に言えば、最近流行りの7型液晶などを搭載した手のひらサイズのミニノートパソコン、低価格UMPCでは、国内向け搭載OSはWindowsXPが主流ですが、現在のデスクトップパソコンのスペックからすれば、極めて低性能であるにも関わらず、”重くて使えない”と言う意見よりも”かなり、使える”と言う意見が主流を占めている事からも、これらスペックがあれば、十分使える事がわかると思います。

また、企業で使うパソコンに関しても、数年前のパソコンからすれば、このクラスの多くが、十分に静音・低消費電力を実現しており、経費の削減と作業効率の改善が、低投資で行えます。また、ソフトの互換性や今までの環境の安定した移行を重視されるならば、Vistaよりも安定したWindowsXP系のほうが好ましく、これら激安パソコンも検討の範疇に十分考慮されると思われます。

こちらは、随分前に書いた記事なので、現状とは不一致な事項もありますが、パソコンは、基本的に、”安かろう悪かろう”ではありません。付加価値に対しての対価を払う値打ちのある物が、その個人の価値観を満足させる物が売れるだけの話です。私は、その付加価値の中には、”安さ”もあってしかるべきだろうと思います。

逆に、使うのが面倒になりそうなほどに付加価値の多い、高いだけのパソコンなどを見ると、”高かろう悪かろう”などとすら思います。モデルチェンジも頻繁にし、(あまり売れず)”数”が出ないマイナーな製品になれば長期サポートも望めないでしょうから、踏んだり蹴ったりじゃないでしょうか。

私は、基本的に(デスクトップ)パソコンにお金をかけるならば、キーボード、マウス、液晶モニター、スピーカーなど、人間の五感に直接関わる部分にこだわった物を選んだほうが、快適にパソコンを使えると考えています。もし、資金的に多少余裕のある方は、これら周辺機器やパーツ類も総合的に考慮して、購入の検討をされる事をお勧めします。

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