オンラインストレージは、今はまだ黎明期なのでしょうか

2007.05.27

 ここ1週間、本格的にWikipediaが信用できなくなってきた感じのする今日この頃。或る意味ネット黎明期の掲示板にも似たアグレシッブな感じはいいけど、自作自演し放題なコミュニティーサイトでも無いし、一応、概要をまとめた百科事典なんだし、”いろいろなところ”のバイアスかかり過ぎ。場末の弱小サイトの管理者が言えるのはココまで。鼻毛の先程度で弾き飛ばされて消えちゃいますからね(^^;)イヤマジナトコソンナモンデス

 さて、無料オンラインストレージですが、当サイトの中では、たいしてアクセスも無いし、一時の流行(はやり)かと思ってましたが、サービス提供サイトのほうは、予想に反して(?)益々増加していきそうな雰囲気です。簡素化や、大容量化も進んでますが、ブログに貼り付けて、公開やシェアできる物もありますね。Alexa統計でも、代表格のサイトのグラフを見ると世界ランキングでベスト10近辺に突入した模様ですから凄まじい勢いです。(この勢いを受けてか? Gmailも添付ファイルの最大容量を20MBへ倍増させています)

もっとも、その利用のされ方の中には、著作権上問題のある物も多分に含むとは思いますので、法的な整備がなされたら、嘘のように人気が落ちるかも知れませんが、他方、現在はまだ黎明期で、予測される到達点の1つとして、自分や身の回りの物全てに関する情報は自分のストレージに蓄積され、世界中のどこでも閲覧できるようになるのではないかと言うような話もあります。自分専用のGoogleやYahoo、或いはYouTubeみたいなもんですかね。もちろん、それだけ高機能なサービスが標準となれば、今のような個人のパソコン(ファイルサーバー)では実現できないでしょうから、ISPなどが提供し、著作権料等を含む課金も自然徴収されるようになったりするんでしょう。(お金は、銀行に預けるのが当たり前なんですから、時代が変われば、情報は自宅に置かないほうが安全と言う事になるんじゃないでしょうかね。)

で、そのオンラインストレージ絡みの最近の裁判で、ネットで話題になっているものがありまして、自分のCDを自分の携帯で聞く為にオンラインストレージを使うと、オンラインストレージサービスの運営元サイトは、著作権法上違反であると言う判決が出たというものです。不特定多数の者に配信せず自分しか聴かないのに駄目だと言う事なので、これでは、究極的には、メールやホームページ、ブログなども含めて、殆どのインターネットサービス提供プロバイダが違法となる可能性がある云々と言う事で、かなり話題になっています。

が、この判決の概要のみを見ると、確かに理解に苦しみますが、敗訴した某サイト(現在は、Googleなどのキャッシュが残ってるのみ)を見ると、これは、オンラインストレージと言うよりも、携帯電話向けの音楽ダウンロード専用サービスである事がわかり、言わば、着うたフルコーラスバージョンを(自分のCDを使えば)無料で実現できちゃうサービスと解釈できますので、既存の汎用的な使われ方をする、オンラインストレージサービスを含む、ネットサービス全般に対する物では無いと思われます。

赤ちゃんポスト(もとい、こうのとりのゆりかご)にしてもそうですが、生まれてきたかけがえの無い赤ん坊の命は大切にすべきと言う事で、素晴らしい事であると、私は今も思いますが、「捨て子を慫慂(しょうよう)する」として、多方面から厳しい眼があった事も事実です。今のご時世は、それによるメリットよりも、悪心を起こさせるように、慫慂(≒勧誘)するといけないと言う事なのかと思います。

ネットも黎明期は、ホームページにしろ、掲示板にしろ、(かなり)酷いもんでしたが、オンラインストレージも今が黎明期なのかも知れませんね。

無料サイト集 Kooss (run)記

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