ある日どこかでDVDが882円 もちろん新品

2005.10.06

 アマゾンを眺めていたら、なんと、882円。(因みに普通にGoogleなどで検索しても見つかるのは、多分、2000円のタイプで中身は同じ物と思います。これに限らず、ちゃんとアマゾンのTOPの検索窓から検索しないとわかんないんですよね) クリストファーリーブ主演、ラスマニノフのメロディーが美しい、純愛映画。製作年月日を見ると、1980年ですから、もう20年以上も前の作品なんですね。

 小田和正にしてもそうですけど、自己ベスト辺りが出る以前に、やんやとここでも書いてましたけど、10年経っても聞きたくなる曲は、多分、20年経っても聞きたくなりますので、買う価値は十分ありますね。消耗品と言うか、一定期間聞いたら、手入れもせず、埃が積んだ状態のCDの山を見ると、益々そう思ってきます。あれほど好きだった物を、まるで僅かでも、ゴミのように思う瞬間は誰だって嫌でしょうからね。

映画にしてもそうで、売り上げ上位だった映画作品などのDVDも多数購入していますが、来客者と一緒に見る機会があるなど以外で、もう1度見たいと思うようなDVDは実は殆ど無いんですよね。まだ”ある日どこかで”のDVDは購入していませんが、そう言う意味では、数少ない、また何度でも見たくなるかも知れない数少ない映画作品の1つだろうと思います。

しかし、なぜ、この作品をもう1度見たくなるのかを考えた時、普通に自分は案外(と言うか、やっぱり?)ロマンチストなんだろうなと言う気もしないでは無いのですが、では、これ以上の純愛映画を知らないほど映画を観て無かった訳でも無く、決してクリスファーリーブ等の出演俳優の大ファンと言う訳でも無いし、この映画を誰か大切な人と観たなどの思い出がある訳でも無いのです。この映画をまた見たくなる理由は、先日の日記に書いたように、この作品が、どこかしら非達成感を感じさせるからなのでしょう。

恋愛が成就したと言っても主役のふたりが死んだ後と言う事や、これほどの素晴らしい映画が当時はたいしたヒットもしなかった事… それ自身が若い頃の淡い恋心と言うか、恋愛の非達成感と言うか、それに繋がってくる事で、ふとした時に、また観たくなる作品になっているような気がします。(逆に、この作品を見て何も感動できなかった人は、異性からもてて仕方の無い人か、異性や恋愛に興味の無い人か、或いは他人の恋愛には興味の無い人か…)

この類の恋愛ドラマや映画は、滅多に観る時間が無いのですが、最近(でも無いのか?)見た中で良かったのは、”冬のソナタ”などですが、”ある日どこかで”は、これよりもいい作品だと思います。

大ヒット映画でも無いにもかかわらず、公式サイトが未だ存在すると言うだけでも、どれだけ世界中にファンが多いか、ご理解できるのではないでしょうか。

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