本日

2003.10.14

 結局、眠れたのが、今朝の8時を過ぎていて、体調が思わしく無かったので、私は留守番と言う事になりました。更に良くなってきていたようで、今朝も立ち上がるそぶりすら見せていたようです。トラックにそのまま小屋を乗せ、車2台で、病院到着間もなく、診察前に急変し、心停止だったようです。午前10時40分頃です。持病の悪化、老衰、合併症… と言う事みたいです。

 土葬は約1.5m程度掘らねばならないと言う事で、雨の中、ツルハシを振り下ろしていたのですが、日頃の運動不足と風邪薬を飲んだ直後の急の運動と言う事もあり、胸に痛みが走り倒れました。結局、火葬をして、骨を埋めた所に金木犀と言う方向で話がまとまりそうです。好きな花の1つでしたから。

 暫く、ネットばかりでしたので、年寄りとは言え、夫扱い?されていた身分ですので、もう少し面倒をみてやりたかったと言うのが本音の所です。我が家の女性達は、これでもかと言うほどに、何度か泣き腫らしてますが、私のほうは、人の場合と同じで、数ヵ月後から数年後、折に触れて、その存在が自分の中から消えうせて行く時に、苦しみのような悲しみに大きく襲われるんだろうと思います。実際、死んだ後も、泣き声、吠えるような声を聞いてますので(幻聴と言うのでは無く、存在を肯定しようとする日常を維持する為の本能的な補間なのでしょう。何かの音をそんな風に聞き取ってしまっているだけなんでしょうね。なので、自分の中では、まだ明らかに死んだと言える状態にはなってません) ただ、今は寂しいです。

13歳。大往生で、穏やかに、微かに笑うような死に顔で、奥様と母で綺麗に洗ってトリートメントをしてから連れていきました。火葬場でも純白の骨に驚いていたようです。若かりし頃、人間では20歳前後の頃は、雑種の癖に、美人犬として、遠方の人でも知ってる程でした。少し鬣(たてがみ)もあってまさに純白に輝く毛並みでしたが、なにより目が綺麗でした。それにいつも笑顔でした。我が家に来る前までは不遇の身の上で、人を恐れ、差し出したミルクも飲まず、噛まれた事も、噛ませた事もありましたが、我が家の家族になり、人間の言葉すらも理解して、なんだか良くわからない日本語も一所懸命喋ってました。頭もかなり良いほうだったと思います。遊びではかくれんぼが好きでした。なにかにつけ臆病者の癖に、犬どうしの喧嘩となると、絶対負けないほどに圧倒的に強いので、相手が大型犬でも、歯向かわないように厳しくしつけていました。家族の誰かが帰宅すると、ちぎれそうなほど尻尾を振って、声を出して体全身で喜んでいました。ともかく、家族が一緒にいる事が、みんなが一緒にいる事が、彼女(犬)にとって、一番の喜びだったように思います。

そんな訳で、ネットのほうは本日は完全に開店休業です。

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