私達は、必要な情報を得ているのでしょうか?

2009.02.19

もちろん最近でも無いのですが、ここんとこ、ホント、マスコミがいかがなものかなと感じる事が増えてきてるような気がします。果たして、本当に大事な事は報道されているのかと。

先々週辺りに連日報道されていたオーストラリアの山火事。一時は連日40度以上の猛暑だとかで、地球温暖化の影響もあるのではないかなどと報道されていましたが、蓋を開ければ、放火犯2人の犯行。調べてみると、なんでもオーストラリアは山火事の放火が多いらしい。んでもって、先週辺りからオーストラリアは雨の模様で気温はグンと下がってシドニーに住む日本人のブログによれば、日中では20度以下が続いているそうな。
いちお、オーストラリアの天気情報などで確認すると、本日現在、シドニー 最高気温25℃/最低気温18℃,メルボルン 26℃/22℃,キャンベラ 26℃/9℃ となっている。もし、ウソだと思うなら(国内なら)YahooでもMSNでもgooでもどこでもいいのでオーストラリアの天気で最近の気温を見るといい。(因みに、放火の事や、現在のオーストラリアの気温については、目だった報道は殆ど無かったように記憶している)

現在夏真っ盛りのオーストラリアなんですから、この気温は日本の真夏の感覚じゃないですね。猛暑とは言い難く、冷夏っぽいかも。(因みに、地球が寒冷化していると言う説も最近でも色々とあり、最近では2月2日の日経にも、地球は当面寒冷化すると言う記事が載っていたそうで、ネットでも一部話題になっています。興味のある方は適当に検索をば。温暖化によって寒冷化が起きる事をNASAがシュミレートしている事を昨年に書いてますが、その後見たネットにあった同じくNASAの調査資料によれば、地球の気温は現在下がっているとの事でした。)

あぁ、地球温暖化”ビジネス”が、内需拡大を促進し、疲弊する国内経済の下支えの一助になってきつつあるのですから、扇動だとかウソだとかなんて事は書きませんが、太陽電池の発展の歴史を或る程度知っている国民故に、太陽光発電のメリットがいかほどな物かもそれとなく知ってるし、車もハイブリッドよりは現時点では、燃費が良く格安な軽乗用車や安いガソリンスタンド或いは電車を使えばいいと言う感覚が大勢でしょうから、目先の利益に関しては、環境先進各国ほどメリットは無いのは明らかでしょう。

もっとも、小資源国日本のエネルギー危機は金で世界から物が自由に買えなくなる時代が来る前に改善せねばならず、温暖化対策に名を借りた省エネ政策として果たす事には意義があると言う考えは何度も述べている通りですので、政治的な意味合いでは良い事なんだろうなと思ってます。(なので反対する訳じゃないけど、子供だましのイカニモうそ臭い報道は、馬鹿にされてるようで気に入らないんですよね。それと、もし本当に寒冷化しているのならば、温暖化対策と声高に必要以上に叫び続ければ、国益に反する結果になるんじゃないでしょうか。)
じゃぁ、現実的に、なんで日本の夏が暑いかと言われるとボンクラな門外漢なのでわかりませんが、1つはヒートアイランド現象なんじゃないでしょうかってとこでしょうか。東京の地下には、水害対策に巨大トンネルがあるそうですが、ソレが原因の1つなんじゃないでしょうかね。冠水が即地下へ吸い込まれれば、気化熱で地面が減る機会が減ってると言う単純な理屈。
(地球温暖化で個人的に謎と思う1つは、左翼も積極的に運動に参加していると思われる事。反原発だったんじゃないのだろうか? 温暖化対策って詰まるところは原発推進な訳ですから、どうも合点がいきません)

あと、中川昭一氏大臣辞任の件もよくわからない。肝心の、本当に酔ってたからだけなのかが全く報道されてない。
何か余計な事をG7で言ったから(海外のマスコミからも)批判されたのか、G7であんな醜態をさらすほどの何かがあったからかなどが見えるほどの何かしらの報道が殆ど無い。中川昭一氏がG7(ローマ)でした大きな仕事と言えば、最大1000億ドル(約9兆円)の資金支援の調印だが、それが関係する事なのだろうか。不勉強なので、その意味する所に、何か変化があったのかわからない。IMFなので安心と言えない状況にでもなったのか? ともかく、実質世界恐慌状態の世界の金融・経済危機に、日本の9兆円が何に使われるのかについて時間を割くような報道は皆無で、酒飲みの醜態報道を何度も見せ付けられて、果たして笑える訳が無い。何かしら裏があるようで気持ちが悪い。(あと、中川氏が、一転して辞任会見した時の頬に怪我みたいなのがあったけど、アリはどうしたんでしょうかね? つかね、こんな危機的な時に辞任させて誰がするのと。癌だった与謝野氏が本当に激務を兼務できるのかと。結局のところ、重責を担う事になる霞ヶ関が得するだけ? それとも、単純に選挙が近いって事なのか)

追記: その後、事前の食事でワインを飲んだ時に、読売新聞女性記者が同席した件について、読売美人記者とマスコミがこぞって報道したところ、その記者の(読売新聞のサイトの)写真を見た者の率直な感想として、美人と強調するのはいかがなものかと言った趣旨の意見が、ネット上に散見できましたが、その直後、その記者のプロフィールや写真がネットから削除されると言う事が起きています。(今でも、某魚拓で見れますけどね) 何故削除したのか(責任を取らされると言う事なのでしょうか?)と言う疑問もありますが、何故、普通に女性記者とせずに、”美人記者”と報道したのでしょうか。
9兆円もの巨額の資金支援が日本から行われたG7に関しての詳細な報道の少なさから比較すると、極めて些細な事であると言う認識を持っていますが、この”美人記者”報道も、そこに何らかの意図があったかのように思えてしまいます。私は、益々気持ち悪くなってきました。
追記: その後、日頃の不勉強を少しでも挽回すべく、中川昭一氏の大臣辞任については、ネット上の情報を調べ、自分なりに整理してみたところ、やはり霞ヶ関ではないかなと。でも、役人達”だけ”によるものとも思えず…(で、また再び調べてみると)やはり、選挙絡みっぽい感じですね。(こんな風に短く書くと、身も蓋も無い感じですが(^^; ちょいとばかし奥が深い話っぽいです。)
補足: 本件で重要な事は、中川昭一氏が酒を飲んでいたかどうかでは無く、醜態が世界に再三報道され批判された事である。不自然且つ必要以上にカメラのズームイン/アウトを繰り返された撮影が何故容認されたのか。予め(醜態報道を)狙っていたかのような撮影にしか見えない。その時点で、一般視聴者から見て「これはおかしな話だ」と考えるに十分な事ではないだろうか。

クリントン国務長官の日本訪問についてもそう。

某局の、”青山繁晴がズバリ”でも視聴者の率直な意見が紹介されていたが、拉致被害者家族に面談して「国務長官としてよりも妻として、母として…」と述べたのは、米国の確固たる立場の責任者としては意見は出来ない、即ち、拉致問題解決での米国への期待は出来ない事を暗に示唆しただけのパフォーマンスだったと言う事。もちろん、皇后が抱擁までした相手を批判するような報道は確かにしづらいでしょうし、国務長官としての立場だけで物を言えば、冷徹にそっけない返事で返したかも知れませんから、まだ好意的であったとも受け止められる面もあるのでしょうね。

あと、同番組では、金賢姫(キム・ヒョンヒ)と拉致被害者家族との面会は、彼女が知る、韓国機爆破事故の指示は金正日によるものだとする重大な事実を、日本(のマスコミ)経由で知らしめる為で、それが重要な日本側のカードになると述べていたが、余計に緊張感が高まり、米国の軍事的介入等のカードに強みを持たせるだけはないかと思うのですが。まぁ、カードは色々と持っていたほうが強いって解釈もできるでしょうね。
まぁ、危機的な状況の米国を代表して来られたクリントン国務長官は、今回は民主党の小沢代表にも面談してますので、日本に何かしらの釘を刺しに来たのもあるのでしょうし、幾ら(金を)出すのかとか、(アフガニスタン紛争で米国と共に戦う事を表明した)ロシアへ向かう麻生首相に何か指示があったのかとか、1つ1つの行動に何かしらの重みがあったのだろうなぁと想像したりしていますが…(因みに、クリントン国務長官の訪問が、最重要視する中国では無かったのは、中国による米国債の大量購入は無いとの判断だからでしょうね。)

もちろん、国民が知るべき情報には限度があるとは言うものの、蔑ろにされ過ぎているような気がするのは、果たして私のように不勉強な国民がいるだけだと言う事で本当に良いのだろうか。いや、今の時代、多くの国民は余計な事を知らないほうが幸せでいられると言う事なのだろうか。

大仰な見方をすれば、重病患者への余命告知みたいに思ったりするのです。

え〜 先週辺りに掲載した、ゴジラの無料演奏会ですが、残念ながら行けませんでした(^^;)
ここんとこ家族揃って体調を崩してたので、当日は外出は控えた次第。昨年と似た系統な症状が出てたもので…(流石に、今回は死にそうなほどでは無かったのですが、あんな酷い症状はこりごりなので、大事をとって安静にしていた次第です)

その代わりと言っては何ですが、クローバーフィールド、今更ながらかも知れませんが、漸くレンタルで見れました。酔うかと思いましたが全く無く、最後までワクワクしながら集中して見れました。(奥様は15分位で、嗚咽が出てましたが(^^;)

話題になっている映画なら、或る程度は見てますが、劇場でしか見れなかった昭和の怪獣モンスター映画を子供の頃から見て育った人間としては、久々に楽しめる映画でした。視聴者が、知らぬ間にパーティーの参加者の1人として引き込まれた後の、ドシーンと言う地響きと停電を、同時体験してしまったかのように錯覚させるかのような作り手の上手い持って行きかた辺りから、もうワクワクです。これは文句なしでゴジラ完敗。監督に拍手です。特撮は、やはり、この程度のリアリティが無いと面白く無いですよ。

ただ、肝心の怪獣?に関しては残念ながらイマイチで、(宇宙飛行士が怪獣化した)ジャミラ+(ナウシカの)巨神兵みたいなもんですかね。アレが何だったかのかをあれこれ推察するのもこの作品の楽しめるところなのでしょう。

この作品の醍醐味は、日本の怪談物に通じる面で、相手が最後まで正体不明で、画面に一定の暗さがあり、映像がしっかり見えないなどであろうと思います。即ち、本当に知りたい情報は、最後まで明らかにされないのですよね。

何かしら、最近のマスコミ報道にも通じる面があるのかも知れませんが、映画はリアルでは無いから楽しめる訳でして…

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