ウェブサイトの廃鶏化が進んでる?

2007.10.31

 先日来からのニュース報道、廃鶏(はいけい)を地鶏と偽り販売していたって奴。一羽数十円の廃鶏を、2000円の地鶏と偽り販売し、荒稼ぎをしていたと言う事で話題になっている。ネットでは、情報商材を売っている情報企業家のようなもんだろうなぁと思ったが、それよりもインパクトがあったのが、廃鶏のほう。廃鶏と言うのは存在程度はうっすらと頭のどこかにはあったが、映像を見たのは、先日のテレビが初めて。確かに、毛はボロボロで、艶も無く、やや情けないような雰囲気さえあり、柔らかい肉でも無く、商品価値は無いのかも知れないが、その表情には、まだひよこの面影さえ残ってるような、妙な愛着が感じられ、これが産業廃棄物などとしてゴミ同様に捨てられているのかと思うと、非常に寂しくなった。

 人間の為に、懸命に卵を産み続けてきたのだから、余生はどこかでのんびりと暮らせるような形が理想だろうとは思うが、せめて、その命が、肉体が何かの役に立ってまっとうさせられる事も無く、産業廃棄物として処分されるそうだ。もちろん、そのような人間との関係性の中で、種が保存されている事は承知で、犠牲となるものが出てくるのもまた、自然界の法則である事もわかる大人のつもりだ。だがしかし、人間の都合だけで、不要になった生き物をゴミと同列に扱う状況が進めば、それは人間社会へも回帰すると思う。わかり易く言えば、聞き慣れなくなって久しいセリフ、『罰が当たる』と言う事だ。

他方、昨今の ウェブサイトも同様だ。人が寄り付く魅力が失せ、放置状態のサイトならいざ知らず、健全な一般社会人からの需要が、まだ十分にあるにも関わらず、ポータルなどの運営方針が変わり、利益に合致しなくなれば、そっぽを向かれるのが最近のインターネット事情になっていると思われる。ポータルとの連携を重視してきたサイトの中には、そのような形で消えて行くサイトも少なくは無いのではないだろうか。心辺りのウェブオーナーもいらっしゃるでしょう。先日の有料リンク販売でのPRが下がっただの、ニュースサイト系での話しがあるが、実はどうでもいい話で、もう何年も前に、PRとはその程度のものだと言う事は(確か)この編集室でも紹介済みだ。もちろん、PR9〜10の上位サイトのランクが下がると影響は大きく問題だと思うが、一般サイトには意味が無い話。(最近は、SEO業者でも、この程度の事は理解している者も少なくは無いんじゃないでしょうか)

っと、話が逸れましたが、では、何故にこう言う、健全なサイトの閉鎖・撤退が起きているかと言えば、ブログなどのWeb2.0の技術的な進歩云々の話は以前にもしたので、それとは別に、要は、利己的で身勝手なネット参加者の増加が、こう言うところにまで影響を及ぼしてきているのだろうと言う事です。メディアに関しては、CDが売れずにヒット曲が減り、最近は動画共有サイトでアニメDVDが売れない事で、多分、優れたアニメ作品が減って行く状況にあると思われますが、同様に、都合よく利用する事しか考えていないネット参加者が更に増長、増加すれば、役に立つ優れた情報が蓄積されたウェブサイトもどんどん減って行くように思われます。もちろん、そのように、”繋がり”や”応援”がし辛く、”利用しかできない環境”が出来上がってるネットのほうが問題ですが、そこまでにしたのも、都合よく考えていたスパムなどに代表されるような業者の巻いた種の結果ですからね。 掲示板やメール、フォームなど、全てが宣伝の為の道具なんですから、繋がりの手段は残されて無いんですよね。

もちろん、悪化状態ばかりが進む事は無いでしょうが、今が、健全な再構築へ向けての、ちょっとした過渡的な状態であるとも思えないのは、気の性でしょうか。結局は、『(資本の無いような)個人や零細企業はブログだけやってりゃいいんだよ』状態へ進み、サイトは公的機関か、大手企業系のみが残れるのかも知れませんが、そうならないようになんとかせにゃならんなぁと、何かできないかとボンクラ頭を悩ましてる次第です。

慈しみの無い時代なんでしょうね。

無料サイト集 Kooss (run)記

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