無料サーバー減少傾向は続くかも知れませんね。

2007.09.28

 相変わらず、他所では、情報商材関連が賑わっている。中身は、どこにでもあるようなアフィリエイト情報も少なくは無いらしく、アフィリエイトで儲からなかったから、自分の知ってる身近な知識(=アフィリエイトに関する知識)を売って儲けてしまおうと言う事なのだろうかと推測する。値段も決して安くは無いが、高すぎて買えないと言うほどでも無い相応な金額なので、免疫の無い人の中には、まだまだ買う人もいるらしい。(ハッキリ言って、昔、一時期流行ったらしい、某所の収入源の1つと噂で聞いた、○△情報なんかのほうが、まだ値打ちがありますヨ。あぁ、もちろん”読み物”としての話ですが、実際、驚く事に、今は本にもなってて、普通の書店でもあるようですので、ナンデモアリな時代になってますね。世も末ですな。でも、情報商材に万単位の金を浪費して悔いるくらいなら、本屋で立ち読みするとか、図書館で予約するとかして、免疫を作るのもいいかも知れませんね。決して買わないで読むのが免疫の為のミソです。)

商用サイトや非商用サイトの区別も薄れてきた。確かに、商用サイトでも社会貢献に繋がるビジネスは幾らでもあって、特に既存の流通産業の多くは何らかの形で社会貢献に繋がっており、それらがネット進出して来る分にはおおいに歓迎するが、最近の傾向は、非商用サイトや弱い商用サイトを踏み台にするケースがあまりにも多く、なんとかならんもんかと目つきが厳しくなるのが自分でもわかる。ブログにしても、コミュニティの更新サイト一覧に、キャッシングや情報商材関連の記事がずらずらと並んでたりして、Gaiaxの末期の頃を彷彿とさせるような気がするが、現在のネット参加者はそれでも我関せずと他山の石状態なので、Gaiaxのように雪崩的な崩壊は起きず、ただ、まったり感が漂った状態が続くのだろう。また、ウチで紹介している、無料サーバーでも、一企業の営利目的の有料サーバーの紹介サイトへも、平気でリンクを貼っているケースも目立ってきている。管理者自身も公共のネット資源であると言う意識の低さやボーダーレス化が進んでいるのだろうけど、数年前の米国と同じ状況になりつつあるんだろうと思う。この状態が進めば、(最も集客が期待できるのは、検索サイトよりも、コンテンツサイトである無料サーバーなのだから)ドメイン販売目的などの偽装ばかり の無料サーバーばかりになって、いずれは、本当に無料のサーバーも殆ど無くなってしまうだろう。(今でも、レンタルサーバーが無料であると言うと、詐欺だと思う者も少なからずいるようですし) 既に、無料レンタルサービスは、大手への集束ベクトルが明瞭になっているので、直接的には誰も困る事は無い。ただ、将来のウェブエンジニアの減少が伴うのは必至なので、国益を損ね、最悪の想定をすれば、IT関連でもアジアの”並みの国家”になる事は容易に推測できる。

現状を、今年の4月に書いた事に付け加えるならば、要は『レンタルサーバーが儲かって無い』と言う事なのだろう。以前に書きましたが、よく言われるのは、Web2.0になって敷居が高くなって、(作る側は)より一層学ばねばウェブサイトの構築ができなくなり、面倒で維持コストがかかる割りには、競争が激しく物が売れない故に、レンタルサーバーの利用者数が減っていると言う事で、レンタルサーバー・ウェブサービス関連業者も、価格競争の激化と、より一層弱いサイトを踏み台にするなどの、"負のスパイラル"に拍車がかかってると言う事なのだと考えます。(黎明期のように、利用者がいないなら、ネットの発展の為に、無料で開放しようと言う、高い志を持った、業者も増える事を願ってはいますが、情報商材に代表されるような、利己主義が蔓延した昨今では、私は期待できないように思います。 以前の牽引役であったポータルは、個人よりも動画コンテンツ優先ですしね。)

個人サイトに関しても、インターネットでのコミュニケーションの主体が、個人のウェブサイト中心から、手軽な無料ブログや、SNS、動画が主体となった巨大コミュニティへとシフトして久しい感はありますが、個人の無料ホームページ利用の減少傾向もまだまだ続くのだろうと思う。最近では、大手のgooなどが撤退(本年9月末で無料ホームページサービス終了)するのも、利用者が減少している証の1つでしょう。

さて、 日本人には”ビルマの竪琴”で馴染みのある、ミャンマーが大変な事になっている。事の発端の1つは、10年で10倍程度となったバスなどの運賃の高騰、即ちインフレですが、果たして日本ではそれほど急激なインフレの想定は現実的では無いけれども、食料品、インスタント食品、事務用品、プロバイダ料金、タクシー代、高速道路料金、ガソリン代、携帯代(本体)などなど、色々な物がじわりじわりと値上げしているようです。しかし、あまり大きなニュースにもならず、さして話題にもなりませんね。もちろん、負債を抱えるプライマリーバランスの悪い状態から脱せない日本にとって、(負債が目減りする)インフレ化は必至ですし、消費税の値上げも目前ですので、(消費税値上げ分を国民が受け入れられる状況へと推移する為にも)自然な流れだろうとは思いますが、”おたかさん”の頃のような、消費税反対運動も日本ではもう起きないように思いますね。 デフレ下の不況を経験したんですから、インフレによる好景気期待もあるのではないでしょうか。(ただ、物価は上がっても、給与賃金も上がるようには思えないんですが… そんな訳で先日のATH-W1000にしてももそうですが、自己防衛も兼ねて、長く使えそうないい物が安いなら買う事にしています。)

日本は、実質的に高齢者の多い社会にシフトしていますが、国家・国民の体質も、高齢者化していると見れるんじゃないでしょうか。”自力”では無く、”他力”であり、ただ状況に任せるままとして。

公園などでのゴミのポイ捨てマナー禁止や、地球温暖化など関連した一般の資源の無駄遣いなどと違ってわかり辛く、周知されているけれども、公益性のある無料サービスも資源であって、公共心を持って利用せねばならず、扱いを誤れば容易に枯渇や崩壊する脆いもんだと思いますが、残念ですが、これも時代と言う事なのでしょうね。

そんな訳で、ウチも狙われないように、やむをえませんが、アドセンスを増やしておくとしましょうか。(”ハサミの例”などと同じですが、広告を貼ると言うのは、”防衛”にも繋がるのですよ。)

無料サイト集 Kooss (run)記

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