DVD感想 若い広場 オフコースの世界

2004.09.17

 "若い広場"と言えば、懐かしく感じる諸兄も多いでしょう。そんな人気番組でも無かったのですが、当時、オフコースが出演していた時の放送を見た記憶があります。その番組が、そのままDVDで発売されていたのを、最近になって知りました。

 DVDの中身は、1981年のオフコースの武道館コンサート、アルバム"Over"のレコーディングが主体ではありますが、そこは(以前の真面目な)NHKの教育番組、インタビューや構成などは、今(当時)の若者群像を描くかの如く手法で、(視聴者である)健全な青少年に良い影響があるような、ドキュメンタリー番組として成立させています。

撮影もビデオでは無く、フィルムなので、”新日本紀行”を思い起こさせるような、ドキュメンタリー風の印象です。アルバム制作現場の地味な作業。理系の人間が頭で考え妥協を許さず最高の物にすべく葛藤しメンバーと衝突しつつも、わざとアバウトに崩したり、消してみたりと、苦悩する様子も伺う事ができます。”TV”と言う物にも写りなれて無い若者達ですから、わかり易い表情ですね。それに反した、いかにも楽しそうなコンサートの楽屋裏のメンバー。凝り性の歌作りのプロ達は、演奏では武道館でも学園祭のノリがあったのかのような印象を受けました。

当時は、ミュージシャンは一部を除いて殆どテレビなんぞには出ませんでした。テレビなんぞに出るミュージシャンをバカにしている風潮すらあったように記憶しています。そんな中、オフコースは勇気があったなと。故に、当時のフォークから、ニューミジックへと音楽シーンが変わって行った時代の、貴重な映像であるとも言えるんじゃないでしょうか。

 オフコースは、その後、幾つかの変遷を辿り、小田和正はソロとなった。若い頃と比較すると、やはりどうしても声質にも老いは感じるものの、今なお、ヒットメーカーのボーカリストとして、ランキング上位を賑わすほどに、そのラブソングは老若男女を問わず人気が高い。小田和正は、あと3日で、57回目の誕生日を迎える。大人にしかわからないようなラブソングでは無い、若者にもわかり易いストレートなラブソングを作り続け、大人にも受け入れられる歌の匠としての変わらぬ小田節で歌い続けると言うのは、相当なエネルギーがいる筈だろう。しかも、出せば必ずヒットする。

その小田和正がヒットを続けられる理由が、このDVDからも垣間見る事ができるような気がした。

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