あれから頭痛が治らなくて困ってます

2004.09.17

  親知らずでは無いと思うんですが、風邪とかでは無く、歯からきてるような感じです。とりあえず、頭痛薬は服用していますが… 頭痛を癒す為にボケーっとしてTVなんぞを観てました。

 ムーア監督のボーリングフォーコロンバイン、TVでやってて。アメリカの銃社会を批判した映画。高校生の学校での銃乱射。6歳の子供が6歳の女の子を銃で射殺。必要以上に危機を煽る事で経済が回っている、既得権益が守られている。アメリカがアメリカであり続ける為に必要な事。でも本当にまだ必要な事なのだろうか? 華氏911はこの続編のような物だったんですね。

必要以上に危機感を煽ると言えば、まだまだ話題の個人情報。ぶっちゃけた話と言うか、TV番組でやっていたけれども、ネットからの個人情報流出の大半は、プロバイダーかららしい。まとまった手堅い情報ならビジネスになる。登録された住所、氏名、電話番号などの個人情報に、まず嘘が無いからだ。いい小遣い稼ぎになると何人かを誘えば、その内1人程度は、リストのコピーを気軽に持って来るらしい。

その点、無料サービスにおいてはどうだろう。PTSなどを除いて、私は本当の個人情報など、殆ど登録した事は無い。万が一にも、もし個人の確認を行うようなサービスなら最初から登録はしない。また、これは、今も極めて少数派でも無いと推測する。としたら、もしそのようなリストが仮に流出したとして、業者が利用するだろうか? 業者の面々は楽して稼ぐが基本なのだから、面倒でリスクが伴って年齢すらわからない、せいぜいメールアドレスしか本当では無いような匿名のリストなぞ、誰が欲しがるだろうかと思う。メールアドレスにしても低廉な収集ソフトを利用すれば、簡単に何万件ものデータを取得できるのだから、わざわざ、そんないい加減なリストを購入する者もいないだろう。そもそも、捨てアド同然に使ってるような匿名登録の無料メールアドレスを利用すれば、個人情報の漏洩などの心配は全く心配が無い。

ボーリングフォーコロンバインでは、米国とカナダの対比が面白かった。銃の保持数はカナダのほうが遥かに多く、ドアに3つも鍵をかける米国と比較し、玄関のドアも開けっ放しでセキュリティも甘く、決して経済的にも米国よりも良い訳では無い。にも関わらず、銃による死者が米国と比較にならないほどに圧倒的に少ない。

ネットも同じだ。(特許申請するほどの)本物の優秀なハッカーの中には、自らの本名、住所、電話番号、生年月日や勤務先、家族構成どころか、学歴、職歴など、まるで履歴書のように平然と掲載している者もいる。ライブカメラで24時間、作業風景を流している者もいる。当然、顔も見れるし声も聞ける。怖い物知らずなのでは無く、何が本当に危険なのかをよく知っているからだろう。それに、そこまでオープンにされると、情報の利用価値が無いとも言え、業者も利用しないのかも知れない。

自分の身は自分で守る。そう、当たり前の話だ。しかし、必要以上に自分自身を雁字搦めに羽交い絞めにし、それが個人の許容範囲を超えた人が増えた時、ボーリングフォーコロンバインと同じ事が言えるのかも知れない。

最近、やたらと駅周辺の自転車の数が増えているらしい。夜道を歩いて帰るのが怖いと思う人が増えているんだろうと思う。潜在的に周りの通行人、全てを犯罪者ではないかと勘ぐり過ぎていると、本当に犯罪者を生んでしまうのではないだろうか。

つきなみなのですが、個人的に最も怖いのは病気、ついで交通事故。新聞に載っていた情報では、今年は、7/29で交通事故死者数4000人を超えていたらしい。しかし、この手の注意を促す報道は、記憶には残っていない。

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