秋葉原事件の犯人に女性のメル友。異性交遊も積極的だったのか?

2008.06.20

 先ほど、産経ニュースのウェブサイト(msn産経ニュース)に、”【秋葉原通り魔事件】加藤容疑者のメル友女性告白「悩んでいるようには見えなかった」”との記事がアップされた。

男女関係に疎いような、記事を素直に読むような未成年者ならば、「少しは仲の良い女性のメル友さんがいたんだなぁ」と言う解釈になりそうだけども、私達夫婦が見たところ、手際の良さからして、『この女性が最初では無いのでは?』『もしかしたら、(女性が)複数いたかも?』と言う考えになった。

オフ会などでは、男性宅で酔っぱらって何も無いような事はあっても、独身男性の自宅で、男性がかなりの量の酒を飲むほどの間柄で、合鍵まで渡されて、「オレと一緒になればいい」とまで言われるような関係で、全く何も無いと言う事は考え難い。しかも、出会い系サイトで知り合った(バイトでは無い)女性なのだから、何らかの異性関係があっての事だろう。

奥様曰く、『(男女)関係があって、情があったから、取材に応じたのでは?』と言っている。(もし、彼女の立場で、全く関係が無く、しつこく取材されたならば、『2〜3回お茶を飲んだ程度ですよ』などと適当な事を言って、ごまかすとも申しております。)

ここで重要になるのは、犯行当時、犯人に彼女はいなかったかも知れないが、AERAに掲載された”犯人には彼女がいた”と言う記事は、正しかった事が推測される。また、この産経ニュースの記事から受ける男性像は、そこそこ女遊びなれしているかのようなイメージだった。

また、そのように親しい間柄であった彼女にすら、(病んでいたり、悩みがあるように見えなかった)犯人が事件を起こした理由が、全くわからないようだ。

この事実を知った上でもまだ、「もし、犯人に彼女がいたら、こんな事件は起きなかったのでは…」などと思う人はいるのだろうか? それとも、今度はこの彼女(女性)が悪いとでも言うのだろうか?

「彼女がいない、この一点で人生崩壊」
果たして、この一言は、もはや、世の独身男性に共感する余地は、皆無と言って良いだろう。

これで、思う事の方向性が、或る程度定まってきた感がありますが、本日、午後10時から、NHKで秋葉原事件の特集がある模様なので、それを見てから、また続きを書こうかと思います。

NHKスペシャル”追跡・秋葉原通り魔事件” 事件の真相を探るとした番組だったが、何度も報道されたような事の中から、特に差し障りの無い事を重点的に取材した、既出事項のおさらい的な番組で、期待はずれだった。

唯一、”黒の子”と言うハンドネームで、別の携帯掲示板サイトへ、”シンガポール初のメイド喫茶がオープン”などの、アキバ情報を投稿し、人気があった事は初見だった。この掲示板でも、否定的で後ろ向きな発言が増加したが、(リアルでも)中の良いネット仲間でも、暗い内容なので、周りはどうしようも無く、自虐的な内容ばかりになり、そして、反社会的な発言になったと述べている。

真相を探ると題した50分の特番だったが、 番組の最後、結局は、真相は警察の捜査待ちなどとしている。また、社会の問題として、考えなくてはならず、もし、一人でも犯人と繋がりがあったら… とも述べていた。

が、この編集室でも再三述べているように、犯人は、ネットオフや同僚などとの付き合いもアクティブで、社交性の高いキャラクターだった事は明かであり、本文前半で述べているように、出会い系サイトで知り合った女性と積極的な行動に出るような、陽気さと活発さを持った男性で、これを周りで見ていて、果たして誰が、犯人を深刻な孤独を抱えた男性と思えるのかと。(まともに考えるのもバカバカしいが、ならば、孤独な引きこもりや無職の青年は、全員凶悪犯罪者予備軍とでも言うのだろうか?。まぁ、このNHKの番組ディレクターが”犯人の深刻な闇”が必ず存在すると思って、取材をはじめたが、それらしき物が見つからなかった事で、こんなありふれた結論でまとめるような番組になってしまったんでしょうね。この番組からわかる事は、私達の常識で判断できうる”深い闇”なんて、存在しないって事が、ハッキリしたとも取れるでしょう。)

なんだか疲れたので、ひとまずこの辺りにしておこうと思いますが、とりあえず、私が言いたいのは、『そろそろ(普通の国に戻って)犯罪者を、性善説で考えるのやめませんか?』って事です。

宮崎勤で懲りないんでしょうかね。この国のマスコミは。

追記:

常連さんならご存知だと思いますが、簡単に説明しておきます。私達夫婦は、いわゆるパソコン通信時代に出会って結婚した間柄で、それ以降、インターネットの時代になっても、オフ会などにも参加したり、ネットで知り合った人を家に呼んだりなどの事もしています。他方、サイト運営の健全性を保つなどの為、管理者サイドとして知っておくべき事の1つとして、出会い系サイト関連の実態についても、一般のネットユーザーと比較すれば、知りえている部分が多いと思われます。

追記:2008/06/28

読み返して見て、補足が必要かも知れないと思ったので、考察を交え、若年齢層へもわかり易いように説明をしておきます。

産経新聞によれば、犯人が、同系統の携帯サイトへ、”がんばっても彼女が出来ない件”と言うスレッドを立ち上げ、出会い系サイトで女性との出会いを試み1000通以上のメールを送っているが、全く女性と会うことすらも出来なかったとし、同様に、退廃的、自虐的と見れる投稿を行ったのが、昨年8月上旬になる。

本文で紹介した”【秋葉原通り魔事件】加藤容疑者のメル友女性告白「悩んでいるようには見えなかった」”に登場する女性の告白によれば、犯人と付き合っていたのは、昨年7月末から、8月下旬の約1ヶ月の間になり、犯人が上記携帯サイトへ投稿していた期間に相当する。犯人は出会い系サイトを通じて、女性と会っていたのだ。

いい大人である当方及びスタッフの視点では、前述のように、(幾ら匿名での取材とは言え、若い女性が際どい事で本当の事を言う訳も無く、暗黙の了解事項として)男女関係のある深い間柄にもなっていたと見ているが、もし、それが無かったと仮定しても、「女性と会う事すらできない」とした犯人の携帯サイトへの掲示板投稿はウソであった事は、理解できるだろう。(では、何故、犯人は、わざわざ、こんなウソを延々と書き連ねたのか?と言う疑問をお持ちの方もいるかも知れないが、これについての考察は現在は自粛している。能わざるべき者が、述べるべき事では無い。ただ、マスコミ発の携帯サイトの、一部を切り取られたような投稿記事のみしか見て無いのならば、5月GW以降の該当スレッドの全文は、一切の先入観を排除した上で、一度は目を通したほうがいいだろう。また、それらも投稿も、投稿後に書き換えた可能性もある事を考慮した上で、読むべきだろう。)

犯人の本性は、検察の厳しい追及や公判で、わかって来ると思われるので、必要以上に言及はしない。過去の重大犯罪者達がそうであったように、犯人も同様に、私達の既存の物差しで推し量れるような、そんな単純な人間では無いと言う事は確かであろうと考える。

もし、現在も、「私(達)と同じ気持ちを持った、誰からも相手にされないような寂しい人、もてない人」などと言う同情や哀れみの気持ちを持ってるならば、こちらも参照願いたい。

私は、犯人はこのような犯罪を起こせる資質を持っていたが故に、起こせた事件だと考えている。

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