個人サイト運営者は、そろそろ本格的に有料リンクに注意したほうがいいかも。

2008.03.07

 ホントは、海兵隊の子犬遠投の異様なネットの盛り上がりに反する、世界の紛争地域の実情に殆ど興味が無い今の日本が証明するような、正に自ら、存在しない日本としての”Japan Nothing”へと邁進している事辺りからでも書こうかなと思ったんだけども、かなり長文になりそうなので、やめておくとして。

 さて、本日届いたGmailの中にも、また何通か[迷惑メールを報告]のボタンを押さねばならないような物があって、その中に、いつものように有料リンク販売のメールも含まれていた。

もし、聞きなじみの無い方に説明すると、トップページにリンクを貼れば、リンク個数と期間を乗じた分に応じた対価を支払うので、リンク掲載して欲しい(購入する)と言うもので、既に、中堅どころの個人サイトの中では導入しているものも目立って久しい状況になっている。

「アフィリエイトよりも楽で、連動型広告よりも割りがいい」と言ったところなのだろうけども、これ(リンク購入)を行っている業者の多くはSEO業者で、いわゆるサイトの”PR”を上げる事で、上位掲載される事を目的としている。故に、PRが高い指定されたページへ指定された書式・形式でリンクを貼る事を条件としている。

この行為が常態化すると、資本力のある企業サイトのみが、検索結果の上位ばかりになる可能性がある。故に、利用者が納得しうる適正な検索結果を常に提供し続ける事で、インフラとして存在し、ビジネスにもつながる、大手検索エンジン側は、これらを排除せねばならない。

但し、これまで噂などで聞いていたペナルティーに関しては、少なくとも日本においては、大手を除き、販売側の個人サイトでは実例が無かったと思うのだが、どうも、風向きが変わって来ているのではないかと思われるような記事を、ネットを徘徊中に見つけた。

”トップページが検索されなくなった” そう嘆いている、有料リンク販売サイトの管理者と思われる者のブログがあり、極めて高いPRであるにも関わらず、トップページのみ検索結果からは除外されるようになっている。これは、有料リンク販売のペナルティである可能性がある。(もちろん、Googleの”一時の気まぐれ”や、たまたまそうだっただけで別に理由があるなどである事も否定はしない。トップページのみが検索結果から除外される理由は他にも色々と存在し、ペナルティでは無い場合でもそうなる事も珍しくは無い。)

尚、有料リンク販売などをしていない一般の個人サイトに関しては、必要以上に危機感を持つ必要は無いと思う。PRを与える事に繋がる事の無い(多くの人がよく目にする機会の増えた)ページ連動型広告や、同じく与える事が少ない一般のアフィリエイト広告などが対象になる事は、現実的では無いだろう。それらは検索エンジンを欺く為に意図的に設置されたリンクでは無いからだ。

また、蛇足ながら、”PRが高い=検索結果上位になる”と言う図式は間違いでは無いが、”=”では無く”≒”である事と、見えているPRの値と実際のPRの値は異なるのだから、PR云々は殆ど気にしなくてもいい。 (更に言えば、検索結果で上位である事と、サイトの収益率も、”≒”と考えたほうがいい。)

重要な点は、投票行為とみなされる適切なリンクを、評価されうるサイトから受けると言う事は、公共的に有益なサイトとみなされ上位に掲載される確率が上昇すると言う事。よって、ネットの健全な発展に貢献する、優れたサイト、優れたコンテンツを提供し続けて行く事こそが重要であると言う原則に関しては、当分の間は変わらないだろうと考える。

枝葉末節は省き、ともかく、わかり易く書いてみた。

無料サイト集 Kooss (run)記

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