小日本が目につくのは気のせいか?

2006.02.06

 中国のサイトを徘徊すると、以前の暴動の時期よりも、落ち着いた状況の今のほうが、”小日本”の文字を見る機会が増えたような気がする。当時は、抗日的な利用のされ方だったと思うが、今は、”小国日本”、”大日本(主義)では無い日本”、或いは何も考えずに小日本と書く事に抵抗が無い、などの人が増えたのかなと推測する。日本を”小国”として誹謗する事では無く、アジア侵略(進出)をした旧帝国日本に対するアンチ大国的な発想から出ている部分もあって、必ずしも、(現在の)日本嫌い故の物では無いと思っています。

しかしながら、最近の小日本は、もはや大国では無いと言うよりも、”対象となる物と比較して小さい”故の小日本として利用されているケースも多いのではないかと言う気がします。例えば、昨年末、中国公開され大ヒット記録を塗り替えたとする、最新の中国映画、無極(因みに、真田広之も主演クラスで出演しているが、この映画は、韓国,中国,アメリカの合作で日本は参加していない)にしても、台湾で上映された人の感想では、『昔の中国映画の良さが殆ど感じられず、湯水の如く大金を使ってて、中国はお金持ちと言わんがばかりが鼻についた』と言うようなコメントを見た事がある。或いは、最近の北京の日本の建築家が手がけた先進的なデザインのSOHO向けマンションなどでは、30坪程度の広さで日本円で2000万円以上もするらしい。極一部の富裕層のみでしょうが、明らかに日本との格差は縮まっている事が伺える。

中国の債務額や主たる支援国家はどこであるかは別として、もはや、日本は目指す対象でもなんでも無いかのような国民の感覚があっても何も不思議では無いでしょう。アンチ日本では無い人であっても、”小日本”と使う事に、もはや、何も抵抗が無い状況がある事はうなづけると思われます。

ですので、別に気にするほどの事でも無いんだろうと思いますが、実際、どのような気持ちで”小日本”と、日本の事を書いているのか、一人一人にメールなどで尋ねてみたいのですが、全く中国語がわからない、無学な私ではどうしようもありません(^^;)

さて、その中国から見て、小国と見られている場面が増えたであろう日本は、物や金では無い、数字などには現れて見えない、人生の達成感、充実感、幸福感と言う物を、今は模索しているんだろうと思います。多分、完全無料お徳サイト集のようなサイトが、ネットでも多数出て来るのではないでしょうか。多分、企業や行政では実現できません。ネットの物品販売サイトがこれほど急激な成長を遂げたのは、個人サイトあってですが、同じ事が言えると考えています。

無料サイト集 Kooss (run)記

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