おたわごと:ニート(3) ニートを無理に働かせる必要があるか

2004.12.03

 ニート(NEET) 働かない若者 続・ニート に続いて、このニートのお題。

基本的に、ニート=悪と言った点に基づいた意見が多いと思うのだけれども、では、ニートを無理やりにでも働かす事は、良い事なのかと言うと、さて、どうなのだろうか。

ニートになる過程で多く見られると言われるのが、自分探し、自分が本当にしたい事を探す、と言った辺り。そう言う事は、仕事をしながらでも探す事はできるし、何度も書いてるように、何度でも失敗、やり直しができる若者の特権を行使しないのは、本当に勿体無い事で、何にでもトライして見る事は重要だ。

仕事と言うのは、見るのと実際にやってみるのは大きく違うし、仕事や待遇面の内容よりも、居心地の良い職場環境、人間関係などの要素のほうが大きい。将来性に関しても、大手上場企業なら安心と言う神話はとうの昔に崩壊している。専門的な事を学んで来ても、職場では全く使い物にならない事も多く、逆に使う側からすれば邪魔になる事すらある。ましてや、イメージが刷り込まれているブランド企業などは、外から見るのと中で働くのは全く違うものだ。なので、実際にその職場に就職してみない事には何もわからない。小馬鹿にしていたような労働であっても案外面白い物も色々とある。手先を使って1日中同じ事を繰り返すような内職的な作業でも、案外頭も使うし、出来上がった製品などを見ると、充実した達成感もあり、働き甲斐も十分にあるものだ。

上記については、”ニート”や”ひきこもり”なる新語?が出てくる、随分前にも同様な事をここの日記で書いた。でも、今はちょっと違う。やはり、続・ニートで書いたように、"Synchronicity"として、期待をしていると言う面が大きいのだけれども、そもそも、自分が本当にしたい事、と言うか、20歳そこそこで自分と言うものを確立している者など、そうは、いる訳が無く、就職する前に自分に最適な仕事かどうかなどわかる事も無いだろうと考えている。自分が求めている仕事を探すよりは、自分が求めれられている職場を探したほうがいい。自分が役に立てるなら、自分の力が生かせるのなら、と言う気持ちがあれば、持続して積極的に働く事もできるだろうけれども、ともかく、ニートが社会悪でいけないとして強制的にでも無理やり働くと言う事で溜まったストレスのはけ口が、良からぬ方向へ現れて来ないかと言う事のほうが、私は心配だ。

また、ニートが増加傾向と言っても、これは一時のムーブメントだと思うし、数年後、インフレで更に不景気が深刻化し、定年退職してしまったかじれる親のスネが全く無くなれば、働く能力があるのに遊んでいるニートなどは、働かざるをえなくなるだろう。(更に突っ込んだ事を言えば、団塊の世代ジュニアをターゲットにした、呼び名を変えた、新戦略的な要素もあるような気すらする。物の使い捨てに続いて、人の使い捨てになると言われて久しいが、ニートを煽る事で安い労働力の国内調達を可能にしているのではなかろうかと。それが良い事か悪い事かは別問題として…) 労働力不足と赤字の国家財政を補うのならば、ニート対策よりも、所得税を下げて、間接税(消費税)を上げればいいだけの事だろう。働く者に約束される豊かな生活のほうが重要な気がするのだけれども。

ともかく、世間で言うほど、私は今は、ニートの存在を深刻には考えてはいない。

人生という物は、やり直しがきかない物も多々あるが、案外やり直しがきく物のほうが多いものだと。

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