おたわごと:Synchronicity II police / 続・NEET(ニート)
で、暇は全く無い筈なんだけれども、インターネットに思う事 に続いて、”おたわごと”を書いてしまっているのだが。まさしく、おたわごとっぽく戯言を書いてみようかと。
ニート(NEET)では、結論は日本のヒッピームーブメントと言った片付け方をしたけれども、どうも米国にしか目をやらない日本人の悪い癖と言うか、今の若者文化が、ヒッピースタイルとは、やはりどこかしら違うと言うような… で、そこで ふと浮かんだのが、PoliceのSynchonicity II 早速、無料音楽で歌詞を探し、無料翻訳で、日本語にしてみた。曲を 全く知らない人に説明すると、例えば、鋼の錬金術師で、Asian Kung-Fu Generationが歌っていたOPと、雰囲気が少し似た、1980年代の英国ロックと思っていただければどうだろうか。CDはインポート物がアマゾンやHMVで 安く購入できる。(レビュー記事も参考にするとわかり易い。試聴もできる) 無料MP3では多分、無い。ただ、この曲はVC(ビデオクリップ)で見たほうが、圧倒的にいい(どこかに、昔 、ビデオに録画したのがある筈なので是非もう1度観たいのだけど… もはやビデオなんぞは面倒なんで 。因みに、当時、この曲はそれほどのヒットはしなかったが、今もこの曲のファンは多く、Policeの中で一番好きな曲と言う者も少なく無いようだ。私もStingのPolice時代の中では一番好きな曲だったりする。1年位前に、ネット上でこの曲のストリーミング動画を配信していたサイトがあったと記憶していたのだけれども、今は無いような…)
で、何故 SyncronicityIIかと言うと、今の日本のロックと似ている面を感じたと言うのもあるけれども、当時のSting(スティング)のインタビューで言っていた“暗い英国”の印象が、どこかしら、今の日本に似ていないかと。 言う辺りから。
1980年代の英国は、鉄の女”サッチャー”による、大胆な行政改革が行われた。大きな政府から小さな政府への脱却、国営企業の民営化、公務員の大幅削減… それに伴う、企業の倒産、失業者の増加、福祉の切捨てなどにより、英国は暗い影で覆われていた。(その頃の日本は、バブル経済への道を進み初めていた訳でして 、その内に、”ジャパン アズ ナンバーワン”などと、おたけんだりするご時世だったんですよね…) 背景には、社会の高齢化(高齢者の増加)があった訳で、今の日本との類似点を多く見出す事ができる。
戻って、Syncronicty = ”同時性” 詳しく訳すると、”必然的な偶然”など。と言うと、混沌(Chaos)をイメージし、連鎖的に、”無秩序の中の秩序”を勝手に愚人としては思う訳で。
さて、今、みんなは、何が一番怖いかははっきりしている。
北朝鮮からの攻撃でも無ければ、失業して職を失う事でも無い。
誰にも防ぎようも無く、一切の交渉の余地も無く、ある日突然、
何もかも破壊し尽しかねない、大震災などの自然災害の脅威だろう。
Synchonicity 一見すると偶然の一致に思えていた数々の事象も、あとから考えて見ればそれは必然であるとしたならば、今起きている偶然には、必然につながる物が必ずある。
もし、ニートが、やや特殊な能力を持った世代だと解釈したらどうだろうか? 動物のように、本能的に人よりも危機感を強く感じる事で、慎重に様子を伺っている性質を身につけるようになっただけなのだとしたら。先の新潟地震でも、マスコミにはあまりその存在は知られていないが、ボランティアなどの救援活動で身軽なニートが活躍したのではなかろうか。(確認はしていない。しかし、らしき活動報告などはネット上には散見できる。)これから起きるであろうと予測される大都市圏での大震災の被害を救うには、行政の力などは微力に過ぎない。より多くの国民の有志ある者の積極的な救援活動が必要になる事は明らかだろう。一人前の大人としての見識や能力を備え持ち、本人に人を救いたい意思さえあれば、無職でフリーな活動が存分にできる、ニートの存在意義は極めて大きくなる。
英国では、サッチャー女史による、福祉の大幅な切捨て、福祉国家の崩壊によって、高齢化社会を支える非営利団体のボランティアによる支援が活発化した。果たして、その英国のボランティア参加メンバーが、今の日本のニートと類似性があるかどうかまでは調べてはいないけれども。
今回の新潟中越地震では、ニートが多く集まり易いであろうと思われる、ネットのサイトでは、救援・支援・義捐金・活動報告関連のページやblogが異常なほどにできた事は確認している。もし、大震災が起きないとしても、日本の年金制度や、社会保障制度も、決して破綻しないと誰が保証できるだろうか。英国のようにボランティアが福祉を支える社会にならないと誰が言い切れるだろうか。
ニートは、日本社会を脅かす存在などとして言われているが、これが"Syncronicity"として言えるのならば、今後起こりうるであろう日本の社会にとって、彼らには成すべき事がある、そう言う運命を担っている存在なのだろう。などと言うと、笑われるだろうか。
お約束だけれども、あくまで、愚人のおたわごとのページです。
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本来は、同時性で、ひき合いに出すのならば、Synchonicity I のほうが、歌詞としては相応しいのでしょうけれども、Synchonicity IIで最後に何度も繰り返される印象的なフレーズ。
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Many miles away
Something crawls from the slime
At the bottom of a dark Scottish lake
何マイルも遠くで
何かが(汚い)粘液から這出でてくる。
暗いスコットランド湖の底で
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この前の歌詞との間に、”それでも”とか”だが、しかし”などを入れるとわかり易いのかも知れないが、”何か”は、英国を変えるべく動いた暗い世界に引きこもっていた英国人を指していたのではなかったのかなと。
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