エレファントカシマシのキレた動画が人気のようですが

2009.04.20

 某YouTubeでエレファントカシマシの宮本浩次氏が、女性DJに対してキレているとされる(音声のみの)動画がダントツの再生回数になっている。(追記:2009/04/21 先ほど確認したところ、該当の音声のみの動画は削除されている模様 勘違い。残ってます。)

 風貌やアクションほどクレージーでも無いエレファントカシマシの曲は、好みでも無くさして聞いていた記憶は無いので、個人的には動画としては興味は無いのだけれども、要点だけ言えば、彼は別にキレてない。彼のこれまでのキャラクターとしても、ごく普通の一般の大人としても、同じ大人の視点から見れば、憤慨している程度で、キレている範疇には程遠いと言うところだろうか。

(映像付きのほうの) 動画を見る限り、エレファントカシマシの宮本浩次氏が、そもそも、メモに目配せしてる所からして、これは”企画物”の可能性も考えたが、ニュース配信ではされてないので、目下の所、このケースは巧妙な形のネット宣伝では無いようだ。ただ、暗黙の同意に基づいた”演出”ではあったかも知れない。彼らはプロなのだから、その程度のパフォーマンスはできるだろう。(それが番組と言うものだ。一部では無く、番組の最初から最後まで聞けばわかるんじゃないかな。ただ、あの場面で中途半端にあそこで止めてしまって、そこばかりが切り取られて見られるもんだから、「いい年の男が女をいじめてる」的な見方をされる可能性がある訳で…)

まぁ、でも「喧嘩売ってます?」という、あまりにもつまらないセリフを吐かれたら、普通は怒るなり、説教するなり、或いはこいつとは話が出来ないとなっても当然でしょう。もし相手が、小田和正や吉田拓郎とかなら、どこまでエライ事になってたかと…(小田和正なんかのほうが怖いよ(^^;イヤホント)

まぁ、そんな下世話めいた事はどうでも良くって、このネタを取り上げたのは、あの程度で本当にキレてると思うような人が多い時代になったのかと逆に感心した事。(要は動画よりもコメントのほうに興味を持った次第)

と言うか、コメント欄を見て、エレファントカシマシやミュージシャンを生業にしているものへの認識の低さ、或いはDJと言う仕事のあり方、それらを認識せず、ただ学校教育から抜ききれていない尺度でしか判断が出来ない者が多数コメントしているように見えた。
その背景には、多分、若者のラジオ離れも大きいのでしょうが、つまり、YouTubeが、未成年者を伴った2ちゃん化してるかのような印象を持ったと言う事。もちろん、どこまでが釣りで煽りなのかもわからないが。(逆に最近の2chは、一部若年層離れがあるように感じますね)

ここ2〜3年の人気の動画を見ても、小学生〜高校生辺りに人気のありそうな1本物のアニメが上位の常連にある事から、YouTubeの常駐ユーザーが極端に低年齢化している事の現れなのだろう。以前に見た番組などで、子供の面倒が見れない共働き夫婦が、不健全な動画が少ないYouTubeを子供に見せていればおとなしくしていて心配要らないかのようだったが、そう言う家庭も増えているのだろう。(YouTubeはセーフティーツールの対象外?でしょうから、もし、2ch化が進めば、某ネオ麦などの件もあるので、心当たりのある親御さんは、キー入力はできないようにしておいたほうが良いかも知れませんね。でも、確か携帯でも書き込めるんですよね…。因みに諸外国のYouTubeのランキングをざっと見ると、推定される視聴者年齢層がこんなに低年齢化しているのは、日本位じゃないだろうか?)

テレビなどの公共の放送で大人が怒る場面をあまり見なくなった。このご時世ですので、何らかの規制があるのかも知れないが、ここ何年か、本気で大人が怒っている映像を見た記憶が無い。

では、大人が怒らなくなったのかと言うとそんな事は無く、ガラスや物が割れる音だとか、喧嘩腰で大声あげて怒鳴りちらしてる人だとか、ご近所でも結構いるし、昨晩も、近所のコンビニに行く途中で、「ぶっ殺す」だの延々とわめきながら歩いている迷彩色の服を着た男性と並んで歩いていた。流石に目はあわさなかったけど、こんなご時世なので色々あるんだろう程度にしか思わない。
(補足すると、ここいらは、そう言う人も少しいるお陰で、案外治安が良かったりするんです。もちろん、真面目な警察官の警邏も目にしますが、一番強いのは、実はお年寄りの皆様っぽいですね。高齢者に対する敬意が失われていないのが最大の強みなのでしょう。因みに、最近全国的にドロボーが増加傾向にあるのは、実は忍び込み易くて無防備なオートロックマンションの最上階だそうですよ。)

思うに、 ひとつには、ゆとり教育の弊害もあるのでしょう。この不景気が最大の理由でしょうが、ゆとり教育を受けた学生を面接で全員落としたと言う企業もあるそうです。企業が求める人材が育つような、現実に則した教育がなされて無い事の表れでもあるのでしょう。
ゆとり教育に関しては、既に見直しが始まってますが、”ヤンキー”達がいつの間にか向学心の高い人種に化けたように、米国方式の厳しい躾教育などを手本にしながら、教育も再構築されて行くのではないかなと推察しています。

ただ、若者にとって重要な事は、単なる、いい子でい続ける事よりも、”思い上がり”と言う若者の特権を行使する事なんですけどね。
そう言う意味でも、エレファントカシマシの宮本浩次氏には、これからの時代を生き抜ける、良い大人の手本として、もう少し思い上がった気概のあるロッカーの姿を見せて欲しかったかなぁと。

  話題の動画のコメント欄では、批判的な意見を散見できましたが、怒る大人を見る機会の少ない若年層には、良い機会だったのかも知れませんね。
私には、教師に反発する生徒達の”絵”が見えたので、彼らが受継いでいる遺伝子が、それを求めている事での反応だったとも思います。(実は、そんな教師のほうが人気があったりしましたよね)

 父性の欠如が言われて久しくなりましたが、 時代はサラリーマン教師では無く、腹の底から怒る教師を求めているのではないかな… などと思った次第です。

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