パソコンが日本を救う時代が到来するでしょうか。

2009.02.23

 まず、現在起きている日本の不況についての大雑把なおさらいごとですが、欧米の金融危機に端を発した物で震源地が異なりながら、日本が最も影響を大きく受けている最大の理由は、金融危機で円が強かった事と外需依存であった事で、輸出企業の売り上げと利幅が大幅に下がった事と認識しています。
また株価の大幅な下落には日本の将来の価値も含んでいると思われます。即ち、少子高齢化による労働力不足と、中小零細企業の廃業・倒産及び理数系離れによる技術力低下などによって、小資源国日本の将来は暗いと、海外の投資家は見ていると推察しています。

既に昨年、工業立国としての象徴的存在であったトヨタの米国撤退、韓国進出と言う異常事態に驚いて以降、今の国内景気の状況は個人的に想像するに容易かったのですが、今後日本は、より一層のどん底を見る方向で推移し、政治も経済も混沌を深めて行くのだろうと思われます。政治家やエコノミストなども公的な場で述べるようになったように、一過性の不況では無いのです。
気持ちの悪いシナリオは幾つも書けますが、ここでは楽観的な未来像を述べてみようと思います。何かと言うとパソコンです。

不況で家計が悪化する中、若年層への小遣いや学費も大きく削られる一方で、パソコンの低価格化と高性能化は今後も顕著に進み続ける事で、彼らが求める事をパソコンを通じて実現する機会が増えてきます。現時点でも強い円のお陰で、液晶テレビ+HDD・DVDレコーダーを購入する費用以下で、同等の機能以上が実現できる、HD液晶モニター+地デジチューナー+パソコンが購入できますが、一辺倒の決められた使い方しか出来ない家電機器とは異なる、使い方が決められていない永遠に過渡期のパソコンでは、一部の目的達成の為には、工夫や創造性を必要とし、一度その領域に踏み込めば、無限ループに陥るほどの物です。

出来合いのメーカー物のパソコンを買うよりも、分解し興味を持ち、そして組み立てて自信を持ち、安く高性能化する楽しみに気づくでしょう。
ソフトはメーカー製の物を使うよりも、自分で作る事のほうが遥かに楽しい事に気づくでしょう。

その気になれば、プログラムなんてのは日常的な言語がわかり始める3歳程度からできるもんじゃないでしょうか。皆が貧乏で、釘でも石っころでも何でも玩具にしていた時代のように、遊ぶ玩具がもしパソコンだったならば、自然とパソコンの使い方やプログラム言語等を覚える可能性もあるでしょう。
定義の出来ない、底なしの興味を与えるパソコンは、知育教育にも最適のアイテムなのです。
もちろん、昔のように悪役にされたテレビ、更に遡れば悪書と批判された小説などと同じで、パソコンも有害では無い環境の物を与えれば、それで済む事です。何にでも言えますが、重要な事は、感受性の強い子供に対しては、親があまり神経質にならない事でしょう。子供の可能性の芽を摘まない環境作りのほうが遥かに重要ではないでしょうか。(時には、子供達の感性を信じる事も必要です。)

2000年前後以降のパソコンは、何でもできる事で何も出来ない、つまらない物へとシフトしていましたが、それは、わざわざパソコンを使って実現せずとも、別の家電製品や家庭用ゲーム機器なりを利用すれば簡単で楽だったからではないかと思われます。しかし、利用を継続するのに、サービスやソフトウェアなどのコンテンツ購入を継続して必要とする物、或いは購入せずとも生活が困るほどでは無い物ならば、今後は生活から除外されて行く事が増えるでしょう。
子供に与えられる玩具・知育的教材なども、これからの時代を生き残れる人間に育つように、親がよく考えて与えるようになるでしょう。或いは、貧困化で一切与えられなり、既に家にある物だけで我慢を強いるようになるでしょう。

もし、子供がパソコンに純真に強く興味を持っているようならば、それは理数系・技術系の素質があると言う事であって、将来の日本を支える有能なエンジニアの1人になるかも知れないと言う事です。

私は、大勢的な物事は、シンプルに考えます。
当分の間は、国民が持つ金融資産を食い潰す形で、外需依存から内需転換する事で、日本経済の維持が保たれると思われます。
しかし、この内需依存型経済は、資産を所有する高齢者が天寿を全うし減少して行く迄の期間程度でしかありません。長くても20〜30年程度ではないでしょうか。結果として、輸出できる資源が皆無に等しい、小資源国日本を支えるのは、国際競争力のある工業製品へと、徐々に帰結して行くのだろうと思います。
原料を輸入し付加価値のある工業製品にし輸出して外貨を稼ぐと言う形態以外に、日本が諸外国から、生活に必要な物資を得る方法が考え付かないからです。果たして、日本は米国のように諸外国に多額の借金ができるほど、軍事力なりが強い国家になっているとは私は思えません。
故に、例えば、世界のホンダの本田宗一郎や、松下電器(現パナソニック)の松下幸之助に代表されるような、世界的にも有能なエンジニアの誕生が、再び日本に必要とされる時代がやって来るのではないかと思うのです。

経営の神様と崇められる故・松下幸之助氏も、最初はちょっとしたアイデアであそこまで登りつめたのです。ご存知のように、三つ又ソケットです。もちろん、そこまで稀有な存在にはならなくとも、数十年後、現在の半導体を使ったコンピューターでは無い、次世代の光コンピューターや量子コンピューターが当たり前になった時代に、求められる有能な人材を多く持つ国家が、経済的にも優位になるでしょう。

これからの日本、子供にエンジニアの適正があると言うのは、その子の将来性が高いと言う事ではないかと考えます。
そして、子供達が、パソコンに触れる機会が増える事などで、そのきっかけが起きる率が、これからの日本は高くなるように思う次第です。

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