広告費80億円をかけても、年賀状離れが進んだ理由を少し考える。

2008.01.29

 いつもは話し相手のいない夜間に、ここに何やら書くのですが、流石にここのところの冷え込みで、夜間は室内でも4度となり、指が動かない(^^;)状態なので、やや滞り気味です。そんな訳で、今日は、少しは和らぐ早朝に書いてます(それでも室内は8度。屋外は0度以下?)

 さて、先日27日に年賀状の当選番号が公表され、当サイトでも、別館の年賀状無料素材のトップで紹介していますが、我が家はほぼ昨年と同数でしたが、4等が3枚当たってしまって、年初頭からこんなところで、運を使ってしまって良いのか?などと、ちょっと不安になってたりまします。

その今年の年賀状ですが、少し前の報道で、2008年の子年の年賀状は、昨年よりも発行枚数が少なく、年賀状離れが進んだなどと言うニュースを目にした。昨年(2007年)の亥年の場合は、”いのしし”と言うあまり親近感の沸かない強面のキャラもあってか、確かに人気が無かったのですが、今年のネズミのキャラクターに関しては、老若男女から人気の高いディズニーアニメのミッキーマウスなどに代表されるような、親近感の高いキャラクターである事もあって、2007年よりは年賀状が盛り上がるだろうと思っていたのですが、昨年以下と言うニュースには少し驚きました。

更に、あの”年賀状は贈り物だと思う”と言う頻繁に流れたテレビCMに、80億円もかかっていたのも驚きです。

では、なぜ年賀状離れが進んだかを勝手な解釈で幾つかあげてみる事にします。

1:CMの失敗

”年賀状は贈り物だと思う” 確かに、そんな風にも取れますが、私は年賀状は、新年のご挨拶状であって、ご訪問できない方が代わりに送る文字の挨拶として認識しています。確かに社交辞令的な面も否めませんが、年始挨拶は貴重な日本の文化ですが、それを守らねばならないと思う日本人の心が、せめてもの年賀状を維持させている面が少なからずあると思います。もし、あのCMが、”年賀状は日本人の文化”などとして、そう言う日本人の気持ちを評価し、日本人の文化を守ろうとするような内容であったならば違ったのではないかと思います。

2:個人情報保護法の影響

たとえば、学校の友人や会社の同僚の連絡先一覧や、取引先の担当者の名刺なども、2005年からの個人情報保護の対象となり、住所がわからず年賀状が送れない状況になっています。住所がわかっている場合に年賀状を送る事は違法行為ではありませんが、違反しているかのようなムードが一部にあると思われるので、真面目な方ほど相手に失礼になると言う不安もあり、送らない方も増えているのも一因ではないでしょうか。これらが年々拡大している事が大きな要因になっていると思われます。(規制が強化される事で健全なサイトが衰退し、悪質なスパム系サイトが繁栄するネットと類似している現象です。)

3:スパムサイトの増加

2007年の年末に、ネットで年賀状のテンプレートなどの無料素材を探された方も多いと思いますが、一昨年以上に、わかり辛い状況で困った方、憤慨された方も多かったのではないでしょうか。1つは全く中身の無いブログによるスパム、もう1つはランキングスパムです(更に言えば、企業サイトのSEM目的のブログなどによる宣伝もあったと思われます)。”ブログとはそのような物”、”素材サイトとはそのような物”と言う開き直った認識の元で、日ごろネットを利用しない方が多い多忙な時期の年の暮れに、時間を浪費させられるのですから、萎えてしまう方も多かったのではないでしょうか。ただ、デザインを生業としている有名イラストレーターでは無い、個人によるデザインの年賀状素材の存在は、同じ個人が年賀状を書こうと思う、大きな牽引役になっている筈(ホームページが普及した理由には個人の無料の素材サイトの存在があった事と類似)ですので、上手く機能していなかったのだろうと推測します。(2007年に撤退した年賀状の素材サイトの影響も少なからずあったと思われます。尚、大手企業による年賀状関連のサイトを含めたAlexaなどの統計を参照しても、全体的には昨年よりも低調であったと思われます。)

4:お年玉くじ賞品の魅力の薄れ

近代になって年賀状が飛躍的に普及したのは、国民の文化や伝統などによるものでは無く、お年玉くじ付になってからですが、それ以降、ジャンボ宝くじなど大型賞金くじや、企業の大型懸賞、ギャンブル性のある娯楽などが増えた事や、物質に豊かさを求めなくなってきた結果、年賀状のお年玉懸賞は魅力の無い物になってしまった事も大きな要因の1つだと思われます。(広告費に80億円も使うのならば、賞品をもっと良い物にしても良かったのではないでしょうか。お金をかけずとも、4等の切手シートをレア的な特製の物にしたり、日ごろ利用しない特殊な切手にして郵便離れも抑える事にも役立てるとか、幾らでもできそうですが。)

その他、電子メールやグリーティングカードなどによる、年賀状の代用などの影響もあるかも知れませんが、当サイトの無料グリーティングカードのページの昨年末のアクセス数などを考慮しても、それほど利用者が多いようには思われませんので、影響を与えるほどでは無かったと考えています。

 地方を中心として、社会は不景気ですが、日本人の生活形態は、昔の大家族のような暮らしには戻らず、核家族化が進んでいます。故に、年始の挨拶回りが出来ないご家庭が増え、手軽にできる代理の挨拶状ととしての年賀状の需要は本来増加している筈です。そう言った、一般庶民の事情を上手く反映できる、機能する年賀状であるならば、来年の年賀状の需要は増加するのではないでしょうか。

時間も無いのでこの辺りで。

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