1月20日 阪神大震災関連の無料上映会が神戸長田区で実施されます。

2008.01.17

 今日は、1月17日。現在午前4時40分。あと1時間少しで、阪神大震災の時刻になる。昨年も同様に、毎年この日は朝まで眠れない。都合がつけば、商店街まで歩いていこうかと思う。確か、新長田の駅前のピフレの広場と、六間道近辺(追記:午前5時30分頃、行って来ましたが、この2箇所では早朝は実施されてない模様。テレビ局が撮影準備中でした。もう1箇所の野田北部の路地では住民達の手製と思われるキャンドルで準備をしていた。5時45分頃帰宅すると、隣の駐車場でしゃがみこんで手をあわせている婦人がいた。震災前は文化住宅があり、亡くなられた方がいたそうだ。)で午前5時30分頃から、震災関連の集会などがあったと思うけど、数日前に検索できた、震災イベント関連の行事内容と地図がpdfで掲載されてあったサイトが出てこないのですぐにはわからない。リンク紹介したいところだけれども、残念だ(あぁ、TMOとかじゃないです)。この日が近づくと、ポータル系のサイトなどが上位に上がってきて、本当に有益なサイトが埋もれてしまう。まぁ、震災に関わらずなのですが。

 震災(阪神大震災)も、ネットでも風化が顕著になってきている。「いつまで、震災と言っているんだ」と言う意見も見かける機会が増えたように思う。確かに、震災からは脱却せねばならないし、過去の事とすべき点も多々あるだろう。私個人に関しては、最初から震災についてとやかく言っていた訳でも無い。震災から10年の節目で、初めてネットでは被災者としてカミングアウトした次第だ。微小ながらも”声”をあげた最大の理由は、震災が、震災関連ビジネスなどに、都合良く利用されはじめているなと感じたからだ。

そして、忘れてならないのは、あの震災は、6400名以上の死者と、40万戸以上の全半壊の家屋が生じた、現在も苦境に立たされている者が少なからずいる、未曾有の大災害であった事は日本国民の大多数が知る事実で、それを”早く忘れろ”と言わんがばかりの意見は、そのような境遇すら理解できない者か、あるいは、震災が話題になると困るような、何らかの利害が伴う立場の者か、それに扇動されてしまっている者だろう。少なくとも、行政支援も無い、小学生などが街頭募金で集めた小額の善意の寄付のみで運営されるような、住民主体の鎮魂・復興のイベントを維持させ続けたところで、国益に何の損失ももたらす事は無く、とやかく言われる筋合いのものでは無い筈だ。ましてや、もはや、当時の行政のあまりにもお粗末であった、危機管理意識の低さなどを責める被災者も殆どいない筈だ。(ところで、震災への鎮魂などとされる、お祭りのような”ルミナリエ”には、どうして同様な批判が出ないのだろうかね、まったくもって、不思議なもんだ。)

 さて、1月20日に『私たちの震災の記録』と題したビデオ上映会が実施される。主な内容は、震災体験者の撮影したビデオ映像の上映会となる模様。 マスコミのフィルターを通していない映像を見る事ができる、貴重な機会になるかも知れない。ただ、当時、甚大な被害を蒙った被災者で、正常に動作するビデオカメラを所有し、冷静に撮影できた方がどの程度いたかを考えると、過去の阪神大震災関連の報道を通じて見る事ができた映像ほどのものは無いかも知れないが、個々の被災者同士の同じ視線で震災をあらためて見つめられる貴重な機会には違いない。我が家からも徒歩10分程度なので、時間が許せばぜひ、参加させて頂きたいと思っている。

・日時:1月20日 午後2時より上映
・場所:アスタくにづか2番館1階
・料金:無料
・地図
神戸市長田区腕塚町6丁目
アスタくにづか2番館106スペース
JR新長田駅から徒歩約5分
神戸市営地下鉄海岸線 駒ケ林駅から徒歩1〜2分。

追記:
震災関連の事を書く機会も少ないので、気になった事を、もう少し書いておきます。少し前に見たNHKの報道関連の番組によれば、横浜市では、災害時に、地元の地理に詳しい中学生を活用すると言う画期的な取り組みをされているようですが、阪神大震災時には、中学生でも、幼児退行や暴力性が顕著になるなどのPTSDが起きたのを見ていましたので、もし、同規模の災害が起きた場合には、日ごろの訓練どうりになるかどうかは、やや懐疑的に思っています。

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