YoutubeにテレビのCMを合法的に第3者がアップロードする方法。

2014.07.24

 先日当サイト、CM動画へ、「○○○が出演した△△△と言うCMがもう1度ぜひ見てみたいので、アップロードして下さい」と言う依頼の投稿があった。特にこれが初めてと言う訳では無いので驚きなどは無いのだけれども、ネットをしていると、時折、日本が法治国家である事を忘れているかのような方がいるなと感じる時がある。そこで今回は、違法行為の注意喚起だけでは無く、それでもYoutubeにCMをアップロードしたいと言う方への合法的な方法を、簡単にご紹介したいと思う。

 ご存じのようにCMはドラマや映画よりも複雑に権利が絡む著作物で、無断でYoutubeのような動画共有サイトにアップロードすると、著作権侵害となり、削除されます。
手順としては、著作権者並びに著作権を行使する権利を所有した者(第3者は不可。逆に罰せられる恐れがあります)によって、Youtubeに正式な削除依頼申請で、該当の動画ファイルの削除が行われ、数が多い場合は、違法アップロードした者のアカウントの停止や削除などが行われます。もし、アップロードした結果、企業に多大な損失を与えてしまえば、係争への発展も危惧されます。(*1)

ネット上では些細なトラブルでも係争を臭わす企業が少なくありませんが、著作権侵害と言う悪質なケースならば、事件にさえ発展しかねない立派な(?)権利侵害の被害を被れば、まともに権利を主張する企業が出てきてもおかしくはありません。先日、ニコサウンドの運営者に懲役3年,罰金500万円の有罪判決が出ましたが、(著作権侵害のCM動画にも表示される)インストリーム広告表示(*2)などで被害を受ける企業も増えてくるでしょうから、今後は(警告や係争へと発展する)その敷居もどんどん低くなってくるように考えます。

前置きが少し長くなりましたが、以上の理由で、もし、当方が該当の△△△と言うCM動画を所有していても、Youtubeにアップロードする事は基本的にありません。(*3)

但し、もし仮に私が、私に使用する権利が無い、企業のCM動画を、どうしてもYoutubeにアップロードしたいと言う場合があるとしたならば、以下の方法を使えば、アップロードが可能になるかも知れません。

第3者がCMを使用(Youtubeにアップロードして公開)するには、全ての権利者全員に許可を得る事が(もしも)出来れば可能。

アップロードを希望する対象のCMの、広告主,広告会社,CM制作会社及び、出演者,CM曲,使用音楽などの関係者全てに連絡を取り、許可を頂けた場合に限って、Youtubeの自分のアカウントにアップロードする事が可能になります。

ただ、現実問題として、こう言った手間と時間のかかる作業をクリアするのは、業界関係者以外では中々難しく、一般人では実質的に不可能に近いと思われますが、JAC(日本アド・コンテンツ制作社連盟)のCM情報センターでは、CM使用申込書に書類を作成し署名捺印し郵送すれば、そう言った作業等を代行してくれます。もちろん業務として請け負われますので、無料では無く有料で、CM1本辺り数万円程度はかかりそうな気配です。(詳細はACC・CM情報センターへお問い合わせ下さい)。

CMはテレビで無料で見れる物ではありますが、物によっては数千万円などの高額な費用をかけた作品もあり、それを自分で使うとなれば(Youtubeに合法的にアップロードする事がもし可能だとしても)、それなりに手間やお金がかかるのも当たり前の事だと考えておいたほうが良いのでしょう。

見たいテレビCMがあるならば、権利者が配信できる権利を持ち、配信している期間に見て、何度も繰り返してみたいならば、公式サイトやYoutube公式チャンネルの動画を見るか、テレビCMを録画可能なメディアに録画しておいて個人で楽しむのが良いと言う、一般的な選択肢がベストと言う事なのでしょう。

*1:Youtubeには大量に違法アップロードのCMがあるので、違法アップロードを企業も放置や歓迎していると誤った考えをお持ちの方もいるかもしれません。中にはフェアユース認定或いは黙認,放置されるケースもあるような感触も稀にありますが、検索すればわかるように大量にアップロードされた莫大な量の違法動画の殆どは数週間,数カ月,1年のスパンで見れば大半が削除されているようです。特にカメラ,家電など映像などの著作権に厳しいと思われる企業の対応は比較的早く、対応に当たる担当者の方は、特に厳しい目で見ているような印象を受けます(実際に、複数の企業のWebのCM配信関連の担当者の方からの率直なご意見を頂いております)。 権利者及び許可を得た者以外での特別なアカウントというものは存在せず、企業,出演者,権利者がダメと判断したらその時点で確実にアウトです。

*2:近年はSNS上で著作権侵害のYoutube動画直リンクが増えてるように見えますが、あれらはインストリーム広告による広告費目当ての物が多く含まれているのではないかと推測しています。多分に自演を含むと思われます。特にCM出演者のファンの方は、出演者や企業に迷惑がかかる恐れもあるので、確認不能な場合は、公式サイトのCM紹介ページや、原則、公式確認済みの当方のCM動画の各ページへへリンクしたほうが無難です。

*3:CMの無断アップロードについては、ネット上には広告なんだから的に主観で述べてる方も散見できますが、基本的にアウトです。ACC(日本シーエム放送連盟)などで注意が警告されていますので、ご確認下さい。 大量に無断でCM動画が違法動画としてアップロードされている事ばかりに目を奪われている方は、大量の違法動画及びYoutubeアカウントが日々停止,削除に追い込まれている事も注視すべきです。

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