ワイヤレスマウスを自作単4電池スペーサーで簡単軽量化。

2011.08.16

ワイヤレスマウス 当方は、もっぱらマウスはLogicoolの軽くて反応が良くて疲れないノートPC用の物を使ってきたのですが、有線マウスの最近のモデルでは、デザインや操作性が個人的には好ましく無くなっている印象が強くなっています。

他方、無線のワイヤスレマウスではUSBに差すだけの邪魔にならず手間いらずの超小型レシーバーになって以降は、以前に有線マウスで人気があったモデル同様のデザインと操作性の物が増えているように思われます。(これは無線マウス移行を促す暗黙の圧力の類なのでしょうか?)。

しかしながら、有線マウスならではメリットがあります。それは重量。僅かに電池1本だけの重さの違いとは言え、物質は移動させる時に力が要り、慣性力が働くのでそれを止める為にも力が必要になります。1回の移動で2回の力がかかる訳です。そしてその力はマウス全体の質量に比例します。1分間に平均20回動作させれば1時間で1200回。6時間使い続ければ7200回になり、力はその倍の14400回必要になります。

これが無線マウスの場合だと、単3電池の重量(約23.5g)分余計にかかるのです。あくまで単純計算ですが、そう言った負担が手首などにかかる状態が365日x年数続けば、手首などに痛みを発してきます。毎日使わくなくとも、手首などへの痛みを感じる方のマウス症候群などに影響を与える要素になると思われます。(大袈裟な話では無く、本当に、ちょっとした負荷の増加で痛みを感じるんですよね。)

長時間マウスを操作する者にとっては、マウスは軽さこそが正義なのです。しかし前述のように最近の有線マウスは操作性が退化し使い難い状況になっているように思います。

そこで、無線マウスを少しでも軽くできないかと、単3電池では無く、その半分以下の重量(約11.4g)の単4電池を使う方法を検討したところ、アマゾンなどで、単4専用のプラスチック性のスペーサーが販売されている事を確認しました。
しかし、スペーサーの分だけ重くなる点、スペーサーに入れなおす手間がいる点、近場のショップでは販売してないので手に取って確認出来なかったと言う点、スペーサー次第では多少加工も必要なのではないか(?)と考えた点などで、では、自宅にある物で簡単にマウス専用のスペーサーを自作できないかと検討してみたところ、あっさりできてしまいましたので、簡単にご紹介します。

使用したワイヤレスマウス Logicool M215

・名称:ロジクール ワイヤレスマウス Logicool M215(型番M215RD)
・マウス重量(含む電池):80g ※標準仕様
・使用電池:単三形乾電池x1本 ※標準仕様

自作単4電池スペーサー加工手順

用意した物

用意した物。
マジックペン,マウス本体,単3電池,単4電池,ゼムクリップ,ラジオペンチ,スケール
※スケールと単3電池は無くても構いません。(と言うか要りません)
※手先が器用な人はラジオペンチも不要です。マウスと電池とゼムクリップ1本だけでも構いません。

ゼムクリップを加工する

1:用意したゼムクリップをまず伸ばす。加工し易いようにある程度真っすぐに伸ばします。長い場合は切って下さい。私は半分程度に切りました。
2:渦巻き状に巻く。
3:残りの部分をU字型にする。この時幅を6mm+αにする。 安定させる為に先っぽを折り返してます。
※規格から50.5mm(単3),44.5mm(単4)なのでその差は6mmで、更に奥に差し込むので+αの幅です。

自作スペーサーをマウスに装着

自作したスペーサーをマウスに装着。左が装着前,右が装着後

単4電池を入れて、蓋を閉める。完了

単4電池を入れる。固定されているか、マウスを大きく振ってみる。
電池が外れたり、動くようならばゼムクリップを調整する。

マウスの電源を入れて確認。

最後にマウスの電源を入れ確認。LEDが点滅しているのがわかります。

因みに(デジカメ撮影に要した時間を省いた)実質的な作業時間は5分〜10分程度と思われます。(撮影などのほうが時間がかかってます)

最後に

現在、この自作スペーサーを使ったマウスで、今本文を書いているPCを操作しています。
(最近のマウスは皆そうですが)元々解像度の高いマウスなので、大きく動かす事も無いので、電池が外れると言う事も中々無いと思います。もし外れてもメンテもゼムクリップを強めにする程度と簡単です。

感覚的には許容範囲の重量になった感じなので、以前ほど躊躇せずワイヤレスマウスを購入できるようになると思われます。しかし、これでも多少慣性力が働くのが手に感じますので、より軽い単4や単3サイズの電池がメーカーから出てくれる事を期待したいところです。

ワイヤレスマウスが重くて困ると言う方などの参考になれば幸いです。

オマケ

最後にオマケでマウスだこの写真を掲載しておきます。グラフィックとかはしませんし、マウスパッドにも手首の所にパッドがあるタイプを使ってたり、或る程度のケアはしてますが、やはり出来ちゃうんですね。 押したりすると、これも多少(微妙に)痛いですね。

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