適婚(サラコン)のススメ

2008.09.17

 今朝方、夢である興味深いストーリーを見た。主人公は雑誌ライターのようで、再婚をする先輩が残した記事の続きをするのだが、編集長に「彼は、再婚では無く、適婚(サラコン)である」旨を言われ困惑していると、その先輩が”適婚”に関して記事を書いていた事を教えられた。と言うのが冒頭の流れ。

話は長くってしまうので省略するが、これはいい話だなぁと思ったので、適婚についての要点だけ紹介しておきたい。(起床後数時間も経てば、殆ど忘れてしまうような夢の事なので、どれだけ覚えているかは定かでは無いですが…)夢の事を書いている日記なので、ツッコミはご勘弁願いたい。

適婚”とは、結を通して、より自分又は相手の人生にした自分になる
と言う考え方。

その過程には、離婚を含む場合もあるが、全員がプラスになると言う前提条件が課せられるので、一般のケースとは異なり、平和的で積極的な離婚と共に、初婚時よりも、より積極的な再婚になる可能性がある。
再婚に見られる、妥協的な面は無く、気持ち的には新婚に近いので、新(サラ)と言う意味と、”更に”と言う意味、及び新婚も含むので、”サラコン”と読むと思われる。

ストーリーも中々良かった(少なくとも昨今の日本映画やドラマなどよりは感動できた)のですが、夢なので、殆ど忘れてしまってます。適婚(サラコン)と言う見慣れない言葉にインパクトがあったのでこの部分のみ、強く記憶し、忘れずにいました。早速ネットで検索すると、そんな日本語は無いようです(^^;)ヤハリユメデシタカ

さて、ここから現実的に、適婚に関して考察してみます。
適婚には以下のメリットが考えられる。

まずは悩まずに、自分と相手の気持ちや愛情、或いは運命などを信じて、結婚してから考えてみる。
⇒独身者が減り、少子化も改善されるだろう。
離婚率も高まるかも知れないが、再婚率も高まるだろう。
⇒結婚生活をマイナスとみないので、母子家庭も減るだろう。
人生を謳歌できるだろう。
⇒苦痛を感じながら同居し続ける、古い考え方に基づく結婚に縛られる事が無くなるだろう。
経済効果もあるだろう。
⇒挙式等や新生活にかかる費用や、勤労意欲の増加が期待できる。

じゃあ、同棲でもいいじゃないかと言う考えもあるでしょう。私は同棲経験が無いのであまりハッキリとした事は言えませんが、同棲は恋愛ごっこの延長上であって、お互いが責任を持つ、結婚生活とは違うように思います。

勘違いして欲しくは無いのは、これは結婚のススメではありますが、離婚のススメではありません。但し、離婚が悪い事と言う考え方は必ずしも良い物では無いと言う事になります。
例えば、人生の中で、一人の結婚相手で満足できない人、より多くの結婚相手が欲しい人、それだけの多くのエネルギーや甲斐性を持っている人は、離婚後のフォローもできるので、より積極的な離婚が実現し易いでしょう。米国では離婚が多く、その理由は、多民族国家故に主体性が強く夫婦間の協調性が無いからなどと言われますが、他方で幸せの充実感が無くなったら離婚するとも考えられているようです。一人で何度も離婚・再婚を繰り返している人は、それが幸せを持続させる方法だからと言う面もあるようです。適婚で考える離婚は、この後者に該当します。

”結婚は人生の墓場”などと申します。
この言葉の意味するところは、”結婚に縛られ、結婚生活の為に自分を犠牲にして汗水垂らして働き、自分のしたい事ができなくなる…”などが一般的だと思いますが、そもそもは、プレイボーイが女遊びできなくなる事から出てきた言葉なのではないかと推察します。
とすれば、異性にあまり縁の無いような、ごく一般的な結婚適齢期の現代の男女にとっては、あまり意味の無い言葉であろうと思われます。
この適婚(サラコン)を元に考えるのならば、”結婚こそが人生である”などと解釈する事もできるように思います。

人は、何かの縁に触れて成長します。
親、兄弟、友人、教育、学問、芸術、或いは真理的・普遍的な物など、それらに教えを受ける、触れる機会を経て人間的な成長を繰り返します。しかし、人生の中の最も大きなイベントが結婚であり、結婚を経て、自分の成長を促す大きな機会になるのだろうと思います。生命の誕生に次ぐ位置にあるほど、大きく影響を及ぼすものではないでしょうか。
適婚には、より積極的に自分が成長したいと思う、本能的な衝動が内在しているように思います。

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