日本のガソリンは、まだまだ安い。だから、まだまだ値上がりする?

2008.05.29

 昨夜の夜食は、近場のスーパーマルハチで買った、さぬきうどんの焼きうどん。2食パックで100円だったか、ともかく向かう所敵無しの旨さと安さに、インスタント並みの簡単さで、暫くはコレかなと。

しかし、安い物は限られていて、特価品も安さを感じず、値上げムード一色ですが、来月からガソリンも170円/リッターになるそうな。でも、このガソリン価格、世界的に見ると、まだまだ十分安かったなと思って、徘徊すると、タイムリーな事に、中央日報の5月28日の記事に、最新の世界22カ国のガソリン価格比較があった。

それによると、日本は1.54ドル/リッターであるのに対し、日本より高いのは、韓国1.79ドル/リッター,香港2.09ドル/リッター,英国2.21ドル/リッター,イタリア2.32ドル/リッターなどとなっている。逆に、日本より安いのは、主に産油国で、米国・ロシア1.04ドル/リッター,中国0.85ドル/リッター,サウジアラビア0.12ドル/リッター.ベネズエラ0.03ドル/リッターとなっている。

非産油国であり原油の輸入大国の日本のガソリン価格が、それほど高く無く、むしろ安い理由の1つは、思うに、日本の物価水準が国際的に見て、まだまだ安いからなのでしょう。厚生労働省統計による国際物価指数を見ても、2000年から2006年の間で、先進主要国は10%以上の物価上昇をしているのに対し、日本はややマイナスとなっています。バブル崩壊以降のデフレで諸外国よりも物価水準が安いままなのです。(因みに、韓国などは1990年比で、倍以上に物価が上がっているそうな。)

しかし、これは、日本のグローバル化を進める上でも”物価が上がってもいい理由”として、政治的に許容されると見受けられる”ムード”が出来ていると思います。ですので、ガソリン代も、まだまだ値上がりするのでしょう。そもそも、バブル崩壊以降、各地で撤退・廃業するガソリンスタンド(=SS)がまだある事から推察できるように、現状のガソリン価格は、元売もSSも極めて薄利であり、原油価格高騰以前の問題として、ガソリン値上げの要素は十分にあると思われます。

儲からないから値上げする、インフレムードへシフトしているのですから。

もっとも、使い方次第では、ガソリン代が大幅に安くなるクレジットカード(NTTカード出光カードエネオスカードなど)もありますので、知恵を使えばガソリン代は節約する事もできますし、多くの方は主に休日のマイカー利用者でしょうから、利用回数や走行距離を減らせば済む話なのですが、ガソリン価格が上がると言う事は、物流コストが上がると言う事で、原油価格が上がると言う事は、電気代・水道代や、石油製品の値上がりを示唆するものであって、それは即ち物価上昇を加速させ、私達の生活が厳しくなると言う事には変わり有りません。とは言え、オイルショックの時ほどの物価高騰が起きるとは思えませんが。

さて、今夜の夜食は、同じくスーパーマルハチで買った、しゅうまい赤箱48円×2パック。

割安感のある物は少なくなりましたが、 特価品のあるスーパーが近くにあるのは、本当に助かります。

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