パソコンを買う時にサポート力は重要ですか?

2007.12.26

 パソコンを買う場合の要素として、サポート力を重視する人がいます。特に右も左もわからないような不安だらけの初心者や、いざと言う時に迅速且つ適切な対応を必要とする法人企業などの場合、特に重要なファクターである事は間違いはありませんが、或る程度の経験があって、人に教える事もできるほどの知識を身につけた程度の能力のあるパソコンユーザー、例えば、ウチのメインのサイト程度ならば普通に使え、この編集室に書いてあるような事は概ねわかるような、どこにでもいらっしゃるような、一般個人のインターネットユーザーにとっては、果たしてパソコン購入時にメーカーサポート力がどの程度重要なのかと言うと大きく疑問符を持たざるを得ません。

で、上記2者、初心者と法人企業を除く、誰かに聞くなり、ネットで調べるなりを含めて、大抵の事なら自己メンテナンスもできてしまうレベルのユーザーの場合でも、メーカーのサポート力が重要な場合は、メーカーのサポートが無いとメンテナンスができないようなパソコンや、メーカーのメンテナンスサポートを頻繁に利用してしまうパソコンではないかと言う事です。即ち、壊れ易いパソコンだから、サポート力も必要になってくると。(以下略)

(わざと飛ばし飛ばしで話を続けますが)

で、『安かろう悪かろう?』 では無い事については、今も内容は間違ってはいないが、明らかに書き直しが必要なほど随分前にも書いてますが、もう少しツッコンだ事を書くと、今は激安パソコンと称する事に相応しさすらあるほどになったメーカーパソコンにデルがあります。今更仕様などを詳しく紹介する必要も無く、高性能で魅力的なノートパソコンが5万円台からですから、文句なしで激安です。理由は簡単。米国水準(グローバル水準)価格なだけです。他の米国系企業のパソコンの中でも群を抜いていますが、では、米国のオンラインショップではデルが一番安いかと言えばそうでは無く、例えば、某社のノートパソコンは、日本では約10万円ですが、米国では同スペックの物が約7万円です。エントリークラスでは500ドルを切ります。もちろんこれは通常のダイレクト価格で 、米国では更に安く買う方法もあります。日本のメーカーにこだわる人に言うならば、例えば、世界的にも人気の某国内有名メーカーのノートパソコンは、米国では国内価格の半額で普通に買えると言う話も聞いた事があります。(あぁ、もちろん、WindowsXPかVistaが標準搭載です。)

話の段取りとして、ここで反論を掲載しておく訳です。

『じゃぁ、アメリカ人は壊れ易いパソコンを使ってるの?』

クレーマーが多く、タイプライター文化の米国だからこそ、価格も安く性能も良いパソコンが買えるって事でしょう。また、私は行った事はありませんが、伝え聞くところや書籍などに見る、米国のパソコンショップは、日本のスーパーやDIYショップと大差無いと言う話は2000年以前から変わり有りません。”普通に老夫婦がDIYショップで家の補修部品を買うようにパソコン用パーツを買う”と言う話を2000年以前に聞いていますが、今も似たような状況のようです。店員に聞く人も少ないようですし、店員も教えてくれる人も少ないそうです。(相性不良などで)使えなかったら、交換してくれるそうですので、わざわざ聞く必要も無いのでしょう。

日本のパソコン事情が米国並みになったらいいのかどうなのか、関連企業に与える経済的な影響も大きいでしょうからよくはわかりませんが、現在、日本でパソコンが売れない理由や、日本のインターネットに閉塞感がある理由の1つは、パソコンは面倒な手間やお金がかかるものだと多くの消費者や企業が思い込まされているからじゃないかと、私は思うんですが。(疑心暗鬼な方へ一言添えるならば、たとえデスクトップのクライアントマシンとは言え、大手有名企業が、信用のおけないような激安パソコンを社員に使わせるでしょうか。或いはショールームなどに設置しているでしょうか。安いからこそ基本性能も良いと言う企業努力を理解している国際競争力のある日本企業だから導入しているんじゃないでしょうか。)

ここでも何度か書いてますが、来年は、質素倹約の年になって行く模様ですので、更に、高価で付加価値の高い商品は売れなくなるんでしょうね。パソコンも更に売れなくなるのだとしたら、企業が生き残るには、全く違う魅力的な価値観を提示できる独自スタイルのパソコンか、人件費を大幅に削り、価格をより低く抑えた市場競争力の高い、サポートの不要なパソコンを売る事になるんじゃないでしょうか。もし、保護主義的な色合いが強くなり、市場を閉鎖的にすれば、日本のIT産業は一層遅れてしまい、日本の将来に大きな影を落とす事になるように思いますが。

昭和の3種の神器の時代から、新たな家電製品の購入は人に幸福感をもたらすものでしたが、果たして、今もそうなのでしょうか。日本の消費者は、まだ、家電メーカーには優しいのですか?

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