やっぱり、プリンスとマドンナはカッコイイ

2007.07.01

 LiveEarth(地球温暖化防止世界コンサート)のプレイベントの1つとしての、マドンナの無料MP3ダウンロードは、あっと言う間に制限数を超えましたが、そのLive Earthの為に作られた"HEY YOU"は、現在、マドンナの公式サイト(madonna.com)でアクセスするだけで高音質でフル試聴できます。"BUY"をクリックしても、CD販売のページでは無く、Live Earthへ飛びます。また、音楽以上に出来が良い印象のある、(安倍首相をはじめ、各国の首脳なども登場する)フルプロモーション動画も見れます。

何度かご紹介してますが、マドンナは積極的にインターネットを利用し、今までも、無料MP3も配布したり、(今のように、動画共有サイトも無く、インターネットで動画が見れる事も、まだ珍しかった頃から)動画などを配信するファンサイトも容認(?)していた事が、今の女性アーティストNo1の不動の地位をもたらせた理由の1つだと思います。もちろん、それらは優れた歌唱力や音楽性がある上に、さらに無料だから、世界中の人を動かす感動を与えたが故ではないかと思います。(因みに、日本では、あれだけ大量に(多分)無断で利用されたにも関わらず、文句を言った話を一度も聞いた事が無い、今年還暦を迎える、元オフコースのメンバー ”言葉に出来ない”の作者、小田和正氏もそうだと思いますが。あぁ、またオフコース時代のベスト買いました。レコード並みに高音質化されていてオススメです ⇒ ai 武道館ライブが見れるDVDのオマケもイイですよ。でもって、また、シングル出しますね。これの、どこが60歳なんだみたいな若々しいラブソングですが、今度もオリコン1位でしょう。)

プリンスにしても、CM動画で紹介している、Verizon社の携帯CM(と言うかプリンスのプロモ動画のような、カナリ、カッコイイCM)の最新曲GUITERの無料着歌,無料MP3配信などが話題になりましたが、今度、CDを無料配布する模様ですね。やっぱり、この人は凄いわ… と感嘆した次第ですが、それが、CDショップの店頭に並ぶ前に、無料配布されると言う事で、Reuters(ロイター)の記事によれば、「レコード店に対しての侮辱」などとして、レコードの価値を下げる行為と非難されているようですが、果たして本当にそうなるでしょうかね。

マドンナの成功に無料がある例を引き合いに出しましたが、現実問題、米国ではiTunesがAmazonを抜いた事に代表されるように、若年層は音楽はダウンロードじゃないですか。それを、CDに戻すには、CDの良さを再確認して貰うしか無いんじゃないでしょうか。聞き逃していた音がある点や、音の空間の規模や豊かさ、滑らかさが違う点に気づかせる事、それに浪費する商品では無く、”カタチ”として残るのは大きいですよね。CDから離れた客層に、あたかも無料お試しのように配布し、音楽(CD)の良さを再認識して貰う事で、購買層も増えるのではないかと思うのですが。もっとも、それよりも、『あのプリンスが、店頭で並ぶ前に、無料で最新CDを配布した』と言う、まさに彼の音楽同様な、センセーショナルな広告効果のほうが高いんでしょうけど。

プリンスは今年に入って、ソニーミュージックへ再移籍、マイケル・ジャクソンとのツアーを拒否するなど、無料の音楽関連以外でも、話題性を欠かない注目のアーティストになっていますが、単なる商業音楽やゴシップネタなどで飯を食う音楽家や芸能人では無い、自由な表現者としてのアーティストの姿をさらけ出している事は、聴く者のハートを大きく揺さぶるのではないでしょうか。

やはり、マドンナやプリンスは、文句無しでカッコイイと思いますね。

無料サイト集 Kooss (run)記

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